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本編1 『幼少期』

第3話 まだ0歳。ストロベリーと小兎

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神星キュリオス。シュガーズ王国の一貴族家である、シュタイザー侯爵家。
父親は『ヴェルディ・フォン・シュタイザー侯爵』

前々侯爵であるヴェルディの祖父。苺花の曾祖父が、当時の国王に能力を買われ、『外務交官』という肩書きを賜り、伯爵から侯爵へと叙爵した。
本来は宰相の任に就くはずだったが、王弟殿下が臣下し公爵を賜った際、
「王の周りは王族で固めるべきだ」と言うお偉いさん達によって阻まれ、『外務外交官』という地位を得た。

元々、先祖代々、輸入品を扱う商売をしていたので、『外務交官』万歳であった。
嬉々として地位を賜り、シュガーズ王国ため、尊敬する王のために粉骨砕身することを決意した。

そして、有能な曾祖父は次々と商談を成立させ、国内随一の資産家に上り詰めた。

人生薔薇色!侯爵家は今後も安泰!横槍り入れてくる邪魔な貴族は煩わしいが、影を使って排除していった。
だから、あまり危機にも見舞う事なく、息子、そして孫の代まで続く家格と、磐石の地位を築き上げた。

ストロベリーの父、現侯爵も又、国のため王のために忠誠を誓っている。
だけど、ただ一つだけ許せない事があるらしい。仕方がないんだと言われても、アレだけは未だにシュガーズ王を恨んでいると。

長年婚約者として父を支えてきた幼なじみの令嬢が居たのだが、前侯爵であるストロベリーの祖父と一緒に他国へと赴いた際、ビターズ王国の第3姫に見初められ、王命で無理やり結婚させられてしまったらしいのだ。

そして、長年婚約者として連れ添ってくれたシャロンは、ヴェルディと婚約解消した後、王の勧めで王弟殿下に嫁いだのだ。

ヴェルディとシャロンは愛し合っていた。なのにビターズ王国国王と、第3王女殿下によって2人は引き離されてしまった。

そのビターズ王国、第3王女殿下が今世の母親。『ピアーズ・B・シュタイザー』侯爵夫人である。

腹を括って結婚したが、とんだ我儘姫だった。そして厚顔無恥。無になって閨事をし、長男が誕生したのを見届けた後、父の専属侍従と執事、侍女と共に長男を育てようと決意し、極力妻とは関わらないようにしていた。

ピアーズはそれでも良かった。ヴェルディに愛はあったけど、それ以上に愛してるのはお金と贅沢だから。だから、王家主催のパーティで夫婦同伴で出席する時以外は、家庭内別居状態なのだ。

では何故?『ストロベリー』が産まれたのか?

それは、王妃様が王子を産んだからだ。王子の婚約者になり、行く行くは王太子妃になれれば、今まで以上の贅沢が出来る!と考えたピアーズは、父に媚薬を盛り閨事に及んで無事懐妊したのである。
そして不幸にもそんな家庭、状況下で産まれたのが『ストロベリー』だった。

第2子懐妊に愕然とした父は、長男を執事に任せ現実逃避するように仕事に没頭していった。
だから、『ストロベリー』が産まれた事を父は知らないのだ。

まぁ、執事からの報告で後に知る事になるのだが…それは『ストロベリー』が産まれてから半月後なので、今はまだ知らない。

そんなこんなな侯爵家のアレコレを、腹を空かせたまま『ストロベリー』は聞いていた。


淡金髪メイドが出て行ってから少しして、「はりゃへっちゃ……」と呟いたあと、ぶわっと脳内に情報が流れ込んできて、
それに吃驚して「ゔ~ゔ~」と唸ってたら、目の前にピョコンとうさ耳が可愛い、何故かバニーガール姿の小さい男の子……オトコの娘?が現れて、空中でセクシーポーズを決めながら話し始めたのだ。

話しは分かった。理解した。まぁ、母親が強烈だってのは分かった。そして、父が不憫だという事も分かった。
更に、そんな一族に産まれた私も兄も不憫だと思う。

まぁ、私は早々に出奔して冒険者になるから良いけど…兄も父もこの先ずっと金髪ガマガエルの餌食になると思ったらご愁傷さまとしか言えない。

しかも、娘として、妹として一緒に暮らすだろう女の子は、血の繋がりの全く無い赤の他人なのだ。
侯爵家……大変である。
逞しく生きてくれ、父よ兄よ…偽侯爵令嬢よ…。そして、そんな母に目を付けられた未だ見ぬ王子様…南無…。

それよりも気になるのは目の前で未だセクシーポーズで私を見詰めている、うさ耳バニーボーイだ。
個性的すぎてどう突っ込んで良いか分からない。雰囲気的に『妖精』とか『精霊』という部類だろうが、確証は無い。だから、話し掛けてみた。


「あにょ~。あなちゃだりぇぇ?よーせーしゃん?せーりぇーしゃん?」(むっ。精神年齢24歳にバブ語はキツイ)


《あっは!赤ちゃんが喋るの不気味だね!僕は小兎神族のウルだよぉ。キュリオス様に頼まれて『ストロベリー』ちゃんのサポートする事になったんだぁ。よろちくびぃ~》


(ふっる!『よろちくび』なんて使う人未だにいたんだ!しかも異世界で!しかも、不気味とか言われた!酷い!レオタード着た変態兎のくせに!)


「よーちく。こうちんぞくのウリュしゃん。」


喋り辛いが、一応サポート?してくれるみたいだしと、「スンッ」として棒読みで返事をした。


《あはっ!可愛い顔して辛辣ぅ~。レオタードの変態兎ってぇ、誇り高き神族に失礼なんだよぉ。プンプン》


まさか、心の声が聞こえてるとは思わず、言われた言葉に瞠目した。でも、誇り高き神族って言われてもそれは納得出来なかった。
だってバニーボーイ…セクシーポーズ…決して誇り高くない。


(……んで?バニボーは私のサポートをしてくれるんだね?それなら早速……産まれてから未だ何も食べてないから物凄くお腹空いた!!どうにかしてバニボー!!)


「ぎゅうるるるるぅ」

心の中で変態兎に叫んだ瞬間、『シンッ』と静まり返った室内に、盛大な音を響かせて腹の虫が鳴いた。
あまりの音量に、鳴らした本人は勿論のこと、ウルも吃驚して数秒沈黙した後、

「うにゃああ!はじゅかちー!」とストロベリーは羞恥に悶え、ウルは《あはははは!音デカすぎ!!》と空中でローリングしながら爆笑し続けていた。

小さい兎と小さい幼女。一人と一匹のやり取りは、落ち着いた後にも続いた。
息のあったコンビネーション。長年連れ添った相棒のようなそれは、苺花の心を少し軽くした。


《ベリーちゃん不憫だよねぇ。転生して新しい人生始まったばかりなのに直ぐ捨てられてさぁ。
もっとまともな家庭無かったのかなぁ?冒険者になるのが目標なら、平民でも良かったのにねぇ》


一頻り笑ったあと、『空間収納』から瑞々しい桃を取り出し、一カケラ口に入れて貰って歯茎ですり潰し飲み込んだ。
最初はいきなり果物を出されて「え!?モモ!?ミリュクは??」と、「歯がにゃいかりゃ、かみぇにゃいよ」と訴えたのだが、
その桃は『生命の雫』という幻の果実らしく、体力増強と魔力増強が出来る果実らしい。

そして「成長期を迎えるまで食べさせるように」と、女神様から託されたと。状況が状況なので、応急処置だとのこと。
(それは有難い!女神様ありがとうございます!)とお言葉に甘えて頂くことにした。


《さて、ベリーちゃん。お腹は膨れたかな?》


(ん~?うん。凄く美味しかった。ありがとバニボー。)


《あはっ!いいよぉ。さて、キュリオス様からの伝言だよ!この魔石から声が流れるから聞いててね》

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《苺花さん、無事新しい人生スタートしたかな?その世界では、3歳になったら教会で洗礼を受けて、ステータスが見られるようになるんだ。
だけど、自我があるだろう苺花さんは特別に直ぐ見られるようにしてあるから、目覚めたらスキルチェックをしておきなさい。》

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(ほぉ。そりゃ有難い。この状況じゃ洗礼になんて絶対行けないだろうしね)

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《そして、わからない事があったらサポートを頼んだ小兎神族を頼りなさい。色々教えてくれるからね。》

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(ふむ……バニボー先生か。宜しくね)

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《それと…その世界は日本の乙女ゲームを参考にしているから、もしかしたら身近な人が攻略対象だったりヒロインだったりするかもしれない。
でも、世界観が同じであってゲームでは無く現実だからね?そこは間違えないようにね?》

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(成程…名前に聞き覚えがあったけど、『誰が私のヒーロー?~聖女と7人の攻略対象』って乙女ゲームの世界観か。RPGモードもあったからそっちばっかりやってたなぁ)

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《それでは、異世界生活を楽しんでね。もし教会に来る事があれば、また会えるかもしれないので祈ってみてね》

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(え?教会行けばまた会えるとな…ふむ。特に用事は無さそうだから行かないかな。色々ありがとうございました。お元気で神様達!日々楽しく生きて行きます!)


結構辛辣な返事をして締め括った『苺花』。返答を聞いた神様達は天界で苦笑。
人を信用出来ないから仕方ないのかもしれないが、『神』といえば絶対的な存在だ。

そんな存在に対して随分な言い方だとは思うが、今までが今までだし、転生先も最悪だしで、『苺花』の中で『神様』は「無いな」だった。だからこその言葉であった。

そんな神達は、《それでも良いか!我々は見守るだけだ》と、偉大な存在だからこそ器が大きいのであった。

誕生してからなんだかんだとしていたら、いつの間にか外は真っ暗闇。
でも、当たりを淡く照らすように、空には大きな青と赤の2つの月が夫婦のように寄り添い光り輝いていた。

それを見て(ああ。ココは本当に異世界なんだな)と改めて思い知って、感慨深く神聖な光を放つ月を見詰めていた。

そして室内を見回して、いつの間にか居なくなってるバニボー。それを少し寂しく思いながら、硬い布団の中でゆっくり目を閉じ深い眠りに落ちていった。



翌朝、「ギギャー、ギギャー」という何かの叫び声に吃驚して目が覚めた。心臓に悪い。目覚めが悪い。

「うるちゃい……まだねみゅい……」と再び眠ろうとしたら、ペチペチと頬を誰かに叩かれてるのがわかった。
チラッと薄目を開けて確認したら、昨日突然居なくなったバニボー先生が、ニコニコしながらハンドくんで叩いていた。
そう。自分の手じゃなく、指示棒『ハンドポインター』で。


「にゃにしょれぇ…しぇんしぇいだかりゃ?あんちょくぅ~」


《あはっ!ベリーちゃん酷くなぁい?先生といえばコレでしょお?魔法神様も使ってるしぃ。
とりあえず起きてぇ、『雫』食べて勉強だよぉ》


うさ耳をピョコピョコ跳ねさせながら可愛く言うので、渋々…本当に渋々…起きて桃を食べた。今日も美味しい。ありがとう女神様。

食べ終わってから暫くしたら、コツコツと廊下を歩く音が聞こえてきた。(何事!?)とウルと目を合わせてから薄目で人物を確認しようと目を細めた。
そして扉の前で足音が止まり、「ガチャ」と静かに扉が開いた。

入って来たのは白衣を着たお医者さん?で、私を目に止めてから「ふむ…まさか本当に赤ん坊がいるとはのぅ」と呟きながら、近くに寄ってきた。

警戒心MAX。(誰だ!何しに来た!)と思ってたら、
「可哀想にのぅ…奥様にも困ったもんだ。こんなに可愛い子を捨てるなんてのぉ……」
と、悲し気に眉尻を下げながら囁き、優しく抱き上げ、手の平から淡い光を溢れさせ、身体に沿うように、手を頭から爪先までゆっくり動かした。

そして何かを確認したあと、
「うんうん。元気な赤子じゃ、魔力も澄んでて気持ちが良いわい。将来が楽しみじゃ」
と言ったあと、適温に温められたミルクを飲ませてくれた。
嬉しかった。美味しかった…だから、満面の笑みで自然に「きゃはっ」と声を出して笑った。

そのあと、キャスパルさん(お医者さんの名前)は、私を抱っこしながら窓際に立ち、色々な事を教えてくれた。
国の名前、建物の名前、花の名前、鳥の名前。そして神様達の名前と、精霊や妖精の話し。

優しい声音は耳に心地よくて、ポカポカな陽気と相成って、私の意識は夢の中へと落ちていった。

目が覚めたらギシギシの布団の中にいて、キャスパル先生は居なくなっていた。
それがとても寂しくて悲しくて、異世界に来て初めて声を出して泣いた。


「まちゃ、きてくりぇりゅかにゃ…」そう掠れた声で呟いたら、
《うん!また来るって言ってたよ!》と、ニコニコ笑顔でバニボーが教えてくれた。


(久々に泣いたぁ、頭と喉が痛い……。私ってちゃんと泣けるんだなぁ。前世で泣きすぎて枯れたと思ってた)


そう心の中で思ったら、ウルが空間から吸口を出し、常温の水を飲ましてくれた。


《ほら、水分取って。……泣かなかったんじゃなくて、泣けなかったんじゃない?色々とあり過ぎて、「泣くもんか!」って常に気を張ってたんだよ。
良かったねベリーちゃん。世の中には優しい人は沢山いるよ。辛い事ばかり続いてたからネガティブになってたんだよ。
コレからはさ、前向きに、ポジティブに思考を切り替えて生きていこう!ボクと一緒にね!》


小さいうさ耳バニーボーイが人生の先輩みたいに、友達みたいに言うから、嬉しくて、有難かくて、傍に居てくれるのがウルで良かったって、心からそう思えた。



少し落ち着いてから、《じゃあ勉強ねぇ》と言って始まった座学は、魔力を感じること、魔力制御の仕方、魔法の使い方等で、ウルの説明はとても分かりやすく、直ぐに覚えられた。

《じゃあ実践ね!》と少し休憩した後に始まった実施訓練は、体内の魔力を感じることから始まり、それを体内でグルグルと巡らせるところまで行った。


《よしっ!今日はココまでねぇ。明日は今日の復習と、初級魔法の練習だよぉ。》


「ありあとぉ。ちょっちょ、ちゅかりぇちゃねぇ。かりゃだが、ポカポカしてりゅから、ねむねむらよ…zzz」


《あはっ!お疲れ様ベリーちゃん。寝る子は育つ!いい夢見てねぇ。おやすみぃ》


その言葉を聞き終わる前に睡魔に襲われ、ストンッと呆気なく夢の中へと旅立った。




深い眠りに落ちた私は夢を見ていた。それは前世の夢だった。『五十嵐 苺花』が自宅アパートでソファに座り、ゲームをしながら缶チューハイを飲んでるシーンだ。

ゲームのタイトルは『誰が私のヒーロー?~聖女と7人の攻略対象』だ。
神様が世界を造る時に参考にした乙女ゲーム。そして、苺花が転生した先と同じ世界観のゲームだ。

確か主人公の名前が『キャロル・シュタイザー』
ハニーブロンドのふわふわな髪の毛と、ヘーゼルアイの眼、小柄で笑顔が可愛くて、守ってあげたい系の女の子。聖属性持ちで、『聖女』として人々に癒しを与える存在。

7人の攻略対象者が、俺様第一王子と腹黒第二王子、インテリ侯爵家嫡男(宰相子息)、爽やか魔法師団長子息、年下わんこ系伯爵子息、魔国王の息子、隣国の不憫王子。

全キャラルート攻略で、隠しルートがあって、更に攻略対象が増えるんだよね確か。
辺境伯(第一騎士団長)と、エルフ王の放浪息子が、追加キャラだったはず。

んでストーリーは、第一王子が12歳の時に開かれる生誕祭(王立学院の入学が12歳)で、迷子になって泣いてる『キャロル』に誰が声を掛けるかでルートが決まって物語が始まるんだよねぇ。

再会は『キャロル』が12歳で入学する学園で、攻略対象によって遭遇する場所が違う。
で、どのルートでも攻略対象の婚約者が『ストロベリー・ディ・シュタイザー』で、悪役令嬢と呼ばれる存在。
闇魔法の使い手で、呪いとか精神魔法とか掛けちゃう女の子。

怖いよねぇ、呪いとか精神魔法とか……

「て、私じゃん!!ストロベリー・ディ・シュタイザーって私だよ!」

ミルキーピンクのサラツヤヘアーとパープルゴールドの眼、ダイナマイトボディの美女!
見た目ふわふわ系なのに、笑わない喋らないから怖いんだよね……それが私。

「まぁ、ゲーム上の設定だし、実際の私は全然違って、誰の婚約者にもならないし、学院にも通う気も無いから関係ないんだけどね」

そんな悪役令嬢キャラの末路は本当に様々で、処刑、追放、幽閉、修道院、後妻、魔力供給器、娼館……
作者はストロベリーに何か恨みでもあるの!?って思っちゃう。
それくらい悲惨な運命を辿るキャラ。

背景設定がチラッとだけストーリー内に出てくるんだけど、別邸で過ごしてたストロベリーが、5歳の時に父親と初対面して、実娘だと判明→本邸に住まわす→冷遇される→性格捻じ曲がる→婚約者に執着する→最後は愛する人から断罪され終了。
友達もいない、取り巻きもいない、孤独な悪役令嬢。

「……一度だけ、第一王子ルートを攻略したけど、キラキラ王子だったな。他のキャラも見目麗しい美男子で、髪の色と目の色が全員違ってて、カラフルな花畑みたいだと思ったんだよね。聖女設定のキャロルも恋愛脳のお花畑ちゃんだったし。」

(そんな世界観に転生かぁ。)と夢の中で少しだけ憂鬱になったところで夢が終わった。

「ギギャー、ギギャー」

本日の目覚まし時計も可愛い小鳥の囀りでは無く、全く可愛くない怪鳥の鳴き声だった。

「うるしゃいにゃー!!」



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