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第4章 レッスン始まる
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「どんなお仕事をされてるんですか、あちらで」
「えーと、旧市街の再開発だよ。といっても、古い建物を取り壊さずにリノベーションしてるんだ。上海は歴史的に重要な土地だから、かつての雰囲気を壊さないようにするのは大切なことだと思うんだ。景観は残しつつ、訪れる人たちにはより快適に。そういうコンセプトで進めている事業なんだよ」
目をキラキラと輝かせて、芹澤さんは熱弁を奮う。
「あっ、ごめん。こんな話、興味ないよね」
わたしはあわてて手を振った。
「そんなことないです。きっと素敵なところなんだろうなって、ワクワクしながら聞いてました」
彼は嬉しそうに頷いて、話を続けた。
「上海は面白いよ。古さと新しさが混在していて。中国は今、世界で1番勢いのある国だしね。街全体に活気があふれてる」
行ってみたいです、という言葉が口から出かかった。
でも、芹澤さんのことだ。
「じゃあ次の週末にでも行こうか」と軽く言いかねないのでやめておいた。
「えーと、旧市街の再開発だよ。といっても、古い建物を取り壊さずにリノベーションしてるんだ。上海は歴史的に重要な土地だから、かつての雰囲気を壊さないようにするのは大切なことだと思うんだ。景観は残しつつ、訪れる人たちにはより快適に。そういうコンセプトで進めている事業なんだよ」
目をキラキラと輝かせて、芹澤さんは熱弁を奮う。
「あっ、ごめん。こんな話、興味ないよね」
わたしはあわてて手を振った。
「そんなことないです。きっと素敵なところなんだろうなって、ワクワクしながら聞いてました」
彼は嬉しそうに頷いて、話を続けた。
「上海は面白いよ。古さと新しさが混在していて。中国は今、世界で1番勢いのある国だしね。街全体に活気があふれてる」
行ってみたいです、という言葉が口から出かかった。
でも、芹澤さんのことだ。
「じゃあ次の週末にでも行こうか」と軽く言いかねないのでやめておいた。
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