寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

天音 翔

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1章

神罰への序章(後)

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本当にありがとうございます(❁´꒳`❁)ニコ

 1日にして何があったのかと.....
 朝(いや、昼でしょうか?)に見たとき、凄く増えていて驚きました。
 多くの人が愛読してくださっていることが分かりとても嬉しくて頑張ろうって改めて思いました!!
 
 読者の皆様、これからもよろしくお願いします(*´罒`*)



ーーーーーーーーーー



 「さぁて、なにかいい案はあるかなぁ?」
 アトゥールは、笑みを浮かべながら黒いオーラを纏っていた。

 すると精霊王アルリアが、アトゥールに言った......

 「主神様。まずは、クズ国から全ての加護をとりあげるのはどうでしょうか?
 といっても、あの国に加護を持つ者なんていないでしょうが。」

 「それはいいな!確か王族には代々色々と加護が授けられていた気がするから、それをとりあげるっと。あとは~?フフフフ」


 「主神様、土地や食物などの加護も少しずつとりあげていくのは、どうでしょう?
 そうすればジワジワ味わわせることが出来ますが.....でも、健康なままの方が後々いいですかね?」

 いつもは、優しい妖精王アクレアも黒い笑みを浮かべ、アトゥールにどんどん案をだしていた。

 「そうだね、どうしよっかぁ~?
 土地に恨みはないけれど、一旦加護をとりあげておこう。
 でも、実験台には健康な方が喜ばれるよね。

 じゃあ、アルテスそういうことだから、実験台を必要としいている信用のできる国、全てとその人数をまとめておいてくれるかな?」

 「承知致しました。全ては主神様の思うままに。」
 そう言い残し、アルテスは、転移魔法を使い、自分に任された仕事を実行しに向かった。



 「あ!そうだ私としたことが、忘れていたよ。

上位神達、今すぐライラット王国と、以前にまとめたライラット王国と同じような国々に行き、魂の綺麗な者だけ選別し、帝国へと連れて来てくれ。」

 「「「「承知致しました。」」」」
 そう言い残すと、上位神達はその場を後にした。

 「さて、あとはどうしようかなぁ?
 そうだ!アルリア、中位精霊は何柱位いるかい?」

 「ざっと、数えると100柱くらいでしょうか? 下位精霊を呼べばあと、1000柱はいるかと。」

 「そうか。じゃあ、中位精霊と下位精霊で、ライラット王国内の魔力の強い人間と弱い人間を分別してほしい。
 そうしたら、魔力の強い人間だけ神界の〝無〟の間へ送っておくれ。
 無意味な抵抗もさせないためにね。」

 アトゥールは、凶器的な笑みをみせた........


  その表情に、さすがの精霊王と妖精王でも、恐怖を覚えた。

 「「主神様を敵にまわしてはいけない。」」
 2人はそう、心に誓うのだった。


 「......承知しました。中位精霊、下位精霊頼むぞ。」

 「「「「「「はい!!」」」」」」
 アルリアの言葉に、彼らは返事をしライラット王国へと向かった。


 「アルリア、上位精霊は何柱いるかな?」

 「そうですね.....中位精霊よりも減りますが50柱くらいですかね。」


 (この世界では、上位精霊は属性ごとに1柱ではなく、精霊王に認められた者が、上位精霊を名乗ることが許されているのである。)


 「そうか.....

 では、アルリアと上位精霊達でさっき頼んだように、ライラット王国以外のいらない国の人間の分別をしてくれるかい?」

 「アクレアは、私の補佐を頼むよ。
 私一人だと、さすがにいつまでも終わらなそうだしね。」

  アトゥールは、とても、とても、楽しそうだった。


 だって、今まで〝この世界にいらない〟と思っていた不純物を『まとめて』処分することが出来るから.....


  「「「承知致しました。」」」

 彼らも、楽しそうに笑いながら返事をした。


 「さぁ、大掃除といきますか!!(ウフフフフフフフフフ)」
 
 アトゥールにとっての一大イベントが、今まさに、始まろうとしていた.....
    
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