寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

天音 翔

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1章

神罰(傷つけた張本人達 後編)

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 遅くなり、すみません!!
  残虐な話を書くのが苦手なので、違和感があるかも知れません。
 もし何か、もう少しこう書いた方がいいのでは?と思う所があったら、教えて頂けると嬉しいです。
 
 よろしくお願い致しますm(_ _)m

4月6日に1度訂正しました。

ーーーーーーーーーー

 「デリアラ様。準備が出来ました!!」
 第1部隊の部下達は、ソフィアの元父親、妾、3人の子どもを椅子にきちんと縛りつけ、デリアラを呼びに来た。

 アトゥールとアクレアと、デリアラは、部屋に入った。

 「「「「「んーーんっんん!んー!」」」」」
 彼らは部屋の真ん中で、口を封じられているはずなのに、何かを必死にモゴモゴと、叫んでいた。

 「じゃあ、アル準備が出来たようだけど、何からするんだい? 
 どれからでも、俺達は楽しいから、いいよ。
 好きなの選んで? 」
 デリアラは、黒い笑みを浮かべていた。

 「そうだね。まずは、両足からやってくれる?」

 「了解。まずは両足から、予定どうりにやっていこうか。第二部隊いいぞ、やれ。」
そのかけ声で、鋭い剣を持った5人の男が現れ、5人の腱を丁寧にきざんでいった。

 「「「「「ん”ー!!ん”ぅぅぅ”ーー!!!」」」」」
 
 「こんなので、泣き叫ぶとかこれから大丈夫かな?ねぇ?アル。」
 デリアラは、まだ、始まりに過ぎないのに、泣き叫んでる彼らをみて、とりかく楽しそうに笑っていた。

 「あぁ。そうだな、これからなのにな。
 デリアラ、終わったら次は、右の目な。」
 
 アトゥールの方が楽しそうにしているのを見て、ファリス王国の者達も嬉しくて、もっとアトゥール様の力になりたい、そう思いはじめていた。

 「うん!わかったよ、アル。

 リン、 レン、ミヤ、タユ、サク、お前たちがやっていいぞ。ティアラ様とソフィアちゃん好きだっただろ?」
 
 「デリアラ様、いいんですか!!
 是非、やらせて(殺らせて)いただきますわ。ねぇ、みんな。」

 「「「「はい!是非!!」」」」
 彼らの瞳は、おもちゃを渡された子どものように輝いていた。

 なぜか、副声音も聞こえてきそうなほどに..........

 「「「「「ん”ーー!!ん”ん”ん”ん”!!」」」」」
 なにやら、彼らは、全力で首を横に振りやめてくれ、とでも言いたそうだったが..........

 「さぁて、楽しみましょうね♡」

 彼らに加減という言葉は通じなかったようだ。

 ブスッ、 グサッ、グサッ、グサッ、グサッ
 グチュグチュグチュグチュ、グチュグチュグチュグチュ、グチュグチュグチュグチュグチュ、グチュグチュグチュ

 「「「「「ん”ーん”ん”ん”ん”!!!!」」」」」

  「アッアハハハハハハハハハハハ♡♡ 
 楽しい!楽しいわ!!」

 「そうね!と~っても楽しいわ♡」
 
 「えぇ!とっても♡♡」

 「そうだな!めちゃくちゃ楽しいな!!」

 「あぁ!もっと痛くしてやろうぜ(殺ろうぜ)」

 リン、レン、ミヤ、タユ、サクは復讐をかねていたので、とにかく楽しんでいた。

 いつの間にか、部屋には5つの血の池が出来上がった。
 (この光景を見て、興奮しているヤバい者が、いたとか、いないとか。)

 でも、復讐は、これでは終わらなかった.....

 ちなみに、血は全てアトゥールが魔法で回収し、瓶詰めしておいた。
 (後で、血が欲しい者にあげるらしい。)

 「最後だな!アルやるぞ(殺るぞ)!!」

 「そうだな!デリアラは、そこの子ども共の喉を潰しておけ。血管は傷つけるなよ?
 死なれると、困るんだからな。 
 あ!最後だから、言いたいこと言わせてあげよっか。
 この口についたの外せるかい?」

 「了解だよ。アル様!!(なぜか敬語.....)
 とっとと終わらせちまおうぜ! 
 ナギ、全て口の外してくれるか?」

 「承知致しました。〝解除〟」
 
 ポロッ

 「よくも、よくもやってくれたな!このゴミが!」

 「痛い、痛いわ!!どうしてくれるのよ、私の美しい顔が..........」

 「お母様、痛いよー!」

 「い、痛いですわ!!何するですの!!」
 
 「痛ってえなぁ!見えねぇじゃねえかよ!」
  
 
 「ねぇ、アル。
 最後の最後まで、こんなこと言うなんて、こいつら本当に頭大丈夫かな?
 まぁ、この後のが辛いと思うけど。」

 「そうだな。まぁいい、勝手に言わせておけばいい。」
 アトゥールもデリアラも、さすがに呆れたようだ。
 あえて、言葉ではなくアイコンタクトでよし、やろう、と合図をかわした。

 その後すぐ.........

 『『○○☆♡☆♡○♡』』
 人間には発音できない、喉を潰すためだけに使う、(極悪非道と言われる)魔法を2人は使った。

  「「「「「!?、!!!?!!?!」」」」」
  すると、さっきまでギャーギャー言っていた彼らは、声を発することが出来なくなった。

 口をパクパクさせていて、魚みたいだなぁ~と
思う者も少なからずいたようだが、そこは、空気を読んで誰も言わなかった。

 「あ!魚みたい!!」

   約一名全く空気の読めない者がいたようですね。
 
 「フフッフフフ、魚って、魚って、ククク」
 デリアラも、まさかの発言に、笑いを堪えるのに必死になっていた。

 ファリス王国の第1部隊の全員、笑いを必死に堪えていた。
 (時々「や、やばい、面白すぎてやばいって!」という団員達の声が聞こえていたらしい。)

 「フッフフフ、魚かぁ~面白い例えだね。
 でも、アクレア、こう言う時は空気を読むんだよ?

 さて、君達にはまだ、役に立って貰うからね。
 これからが、本当の神罰(復讐)なんだから。フフフフフフ」
 アトゥールは、顔は笑っているのに、なぜか目だけは笑っていなかった。
 
 色々と副声音が聞こえて来そうなほどに.....

 そんな主神の姿を初めてみたデリアラとこの場にいた者は、震えあがった。

 主神である、アトゥールは、敵味方関係なく恐怖を覚えるような、凶悪なオーラをはなっていたのだ。
そんなアトゥールを見て、絶対に敵にますものかと、デリアラ達は改めて誓うのだった。
 
 
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