寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

天音 翔

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1章

神罰(消えた国民達 前編)

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 遅くなりすみませんm(_ _)m

 読者の皆様、この作品を愛読いただきありがとうございます!

 誠に勝手ながら、4月7日、8日と私用のためお休みさせていただきます。

 楽しみにしていた読者の皆様、すみません。゚( ゚இωஇ゚)゚。

 更新は出来ませんが、いただいた感想には、返信をさせていただきますので、何かありましたら教えてくださると嬉しいです。

 2日間の分は、12日までに少しずつあげさせていただきます。

 これからもよろしくお願いします
(❁´꒳`❁)ニコ

天音  翔
 
ーーーーーーーー

 
  「ここは、どこなんだ?」 
 
 「おい、お前ここがどこだかわかるか?」
 
 彼らは、この世界のこれから無くなる国々の中で魔力の強い者達である。

 彼らは混乱していた。
 先程まで、自宅で眠っていたはずなのに、起きてみれば何もない、とても広い部屋にいるのだから、驚くのは当然だろう。

 「あぁ、やっと起きたの?
 遅かったじゃない。
 まったく、待ちくたびれるところだったよ。」
 混乱している彼らの目の前に、突然1人の男が現れた。

 「お、お前は、だ、誰だ!」 
 
 「えーー誰って聞かれても、自分達でわかんないの?」
  その男は、とにかく笑みを浮かべていたが、彼らは思った。

 全然目が笑っていないと..........
 
 自分達は、これからどうなるのだろうとこれから何かが起こるであろう、未来へ恐怖を覚えていた。
 
 「そんなに怖がらなくてもいいのに~。 
 今、そんなになってたらこの後、辛いよ?
 
 君達には、この世界の役に立って貰わなければならないんだから。
 
 何かを後悔しても無駄だよ?
 だって、自分達が何を仕出かしたか気づいてないでしょ?ねぇ?」
 
 目の前にいる男が言っていることを、彼らは何も理解できていなかった。 

 「あ!そうだった!
 僕の自己紹介がまだだったね。
 本当は、教える必要もないと思うけど.....

 僕の名前は、アガウス。
この世界の主神の弟で、この世界を〝管理する者〟だよ。

 兄さんが、君達を必要ないと判断したから、僕にくれたんだ、好きに使っていいぞって。
 そしたら、こ~んなにもたくさんくれたんだ!!
 
 今、僕のと~ってもワクワクしてるだ!!
 これから、た~っくさんのことが実践できるんだから!

 丁度、新しいのが欲しかったしね。
   
 さぁ、僕の可愛い子ども達、この人間達に栄養を貰っておいで~。」
 アガウスは自己紹介を終えると、何かを亜空間から、呼び出し出し始めた。

 「「「キュウ、キュウ、キュウ~♡♡」」」
  
 そして、亜空間から現れたのは、小さな羽の生えた何かの種だった。
 
 だが、その種はアガウスの声に従うように返事をすると、人間達に近づいていった.....

 「あ!可愛い子ども達、人間は1人、2人までだよ~。」

 「「「キュウ!!!」」」
 何かの種は.....
「あ?なんか言った~?ん?(アガウスからの鋭い視線)」
いや、アガウスの可愛い子ども達は、また1人、また1人とその人間の体内に入って行った。
 
 「ぎゃーぁーや、やめてくれーー(プツッ)」

 「こ、こっちに、く、くるなーーー(プツッ)」

 「い、いやだぁーーーーーー(プツッ)」

 次々に、種が体内に入ってすぐに人々が意識を失っていった。
 それを見て、アガウスはとても嬉しそうに笑っていた。

 「さぁ、これからが本番だよぉ~フフフ

 さぁ、僕の可愛い子ども達、全員人間に寄生出来たかい?」

 「「「「「「キュウ!!」」」」」」

 「じゃあ、いつもの姿になって、この部屋に等間隔でならんでねぇ~
 
 兄さん、準備が出来たよ~」
 アガウスがそう言うと、アトゥールが現れた。

 「ありがとう、アガウス。
 でも、こいつらだけで足りたかい?」
 アトゥールは、黒い笑みを浮かべていた。

 「え?
 足りないって聞かれたら少し足りないかな? 
この子達に、たくさん栄養をあげるにはね。
 
 もしかして.....兄さん、まだあるの?」
  アガウスは、期待のこもった瞳でアトゥールを見た。

 「うん、もちろん。
 まだ、まだ、た~っくさんあるよ(黒い微笑み)」

 
 
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