寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

天音 翔

文字の大きさ
53 / 67
1章

タリス達のお話

しおりを挟む



 このお話は、読んでも読まなくても大丈夫です。あまり、内容に関係ありません。

 アガウスがコアトリクエ様に会う前の、アガウスの眷属タリス達のとある一日のお話です。

 ほとんど「きゅぅきゅぅ」としか言いません。
 




_________





 「きゅうきゅっきゅきゅきゅぅ~♡♡(ごはんごはんごはん~♡♡)」

 「きゅうきゅっきゅ、きゅうきゅっきゅっきゅう?(そんなに急がなくても、ご主人様がくれたごはん沢山あるでしょ?)」

 「きゅうきゅ.........きゅうきゅっきゅ!(そうだけど.........お腹すいたんだもん!)」

 「きゅう、きゅう。(はい、はい。)」

 「きゅうきゅっきゅ!(そういえば!)」

 「きゅうきゅっきゅきゅっきゅう。(今度は何よ。)」

 「きゅきゅぅ.........(今日も、ご主人様元気ないね.........)」

 「きゅうきゅきゅ、きゅっうきゅ。(そういわれれば、そうね。)」

 「きゅぅきゅ??(どうしたんだろう??)」

 「きゅ、きゅきゅっ!(あ、もしかして!)」
 
 「きゅぅ?(わかったの?)」

 「きゅうきゅきゅっ!(お腹痛いのかも!)」

 「.....きゅうきゅっ?きゅっきゅきゅ。(.....バカなの?そんなわけないでしょ。)」

 「きゅうきゅっきゅ、きゅっきゅっきゅうきゅっ?(このバカは放っておいて、他に思いつく理由あるかしら?)」

 「きゅっきゅっ!(わかったかも!!)」

 「.....きゅうきゅっきゅっきゅ?(.....このバカと同じこと言わないでよ?」

 「きゅっ。きゅう、きゅきゅっきゅ?(うん。たぶん、寂しいんじゃないかな?)」

 「きゅぅきゅぅ?(本当にそうかな?)」

 「きゅぅきゅぅきゅっ!(絶対にそうだと思うもん!!)」

 「きゅうきゅっきゅう。(なんでそう思うのさ。)」

 「きゅうきゅ、きゅっきゅっうきゅきゅっ。(だって、最近ご主人様のお兄様来ないじゃん。)」

 「きゅうきゅっ、きゅうきゅきゅっう。(確かに、そうかもしれないね。)」

 「きゅうきゅっきゅきゅ.....きゅ、きゅきゅうきゅ.....。(ご主人様話せる人.....いや、神少ないもんね.....。)」

 「.........きゅう。(.........そうね。)」

 「きゅ、きゅぅきゅっ、きゅうきゅっきゅ。(早く、ご主人様だけを愛してくれる番が、見つかるといいのにね。)」

 「「「「「きゅう。(そうだね。)」」」」」

 「きゅうきゅっ、きゅっきゅきゅきゅうきゅ!(それが一番、ご主人様が幸せになれるもんね!)」

 「きゅうきゅっきゅっきゅ、きゅうきゅっきゅ!(僕達にできることあれば、積極的にやろうよ!)」

 「「「「「きゅう!!(賛成!!)」」」」」



 こうして、タリス達の一日は過ぎる.........




_________





 ~余談~
 タリス達は、特に意識せず無意識に世界の均衡を保っています。
 ちなみに、タリス達にも序列や性別があったりするとか、しないとか(o^-^)

 アガウスがタリス達を見分ける方法
 ⇒声のトーン or その日のテンション
 目印がある訳でもないのに、これだけで判別するアガウス、凄すぎません??
 私なら無理だと思います( ̄▽ ̄;)

 
 
しおりを挟む
感想 169

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

【コミカライズ企画進行中】ヒロインのシスコンお兄様は、悪役令嬢を溺愛してはいけません!

あきのみどり
恋愛
【ヒロイン溺愛のシスコンお兄様(予定)×悪役令嬢(予定)】 小説の悪役令嬢に転生した令嬢グステルは、自分がいずれヒロインを陥れ、失敗し、獄死する運命であることを知っていた。 その運命から逃れるべく、九つの時に家出を決行。平穏に生きていたが…。 ある日彼女のもとへ、その運命に引き戻そうとする青年がやってきた。 その青年が、ヒロインを溺愛する彼女の兄、自分の天敵たる男だと知りグステルは怯えるが、彼はなぜかグステルにぜんぜん冷たくない。それどころか彼女のもとへ日参し、大事なはずの妹も蔑ろにしはじめて──。 優しいはずのヒロインにもひがまれ、さらに実家にはグステルの偽者も現れて物語は次第に思ってもみなかった方向へ。 運命を変えようとした悪役令嬢予定者グステルと、そんな彼女にうっかりシスコンの運命を変えられてしまった次期侯爵の想定外ラブコメ。 ※コミカライズ企画進行中 なろうさんにも同作品を投稿中です。

【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件

三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。 ※アルファポリスのみの公開です。

半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜

侑子
恋愛
 小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。  父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。  まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。  クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。  その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……? ※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

処理中です...