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第7話 姫様の騎士
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ジュリアが一歳の時にも事件は起こった。
第一回誘拐事件の際に、
ジュリアの身を案じた国王夫妻は、
ジュリアの警備を強化した。
それまで6人だったジュリア付の騎士を倍の12人にした。
騎士が6人だったときは6人は交替でジュリアの警備をしていた。
それぞれに赤ん坊のジュリアと接する時間がそれなりにあったのでよかったが、
12人に増えたことで、
それぞれの騎士がジュリアと接する時間が少なくなってしまった。
元々いた6人は既得権益を主張し、
ジュリアを警備する時間をそれまでどおり確保しようとした。
しかし新たにジュリア付の騎士になった6人も女神の生まれかわりといわれ、
天使のように愛らしいジュリアを警備する時間を増やしたがった。
また、元々ジュリア付の騎士6人はフィーの父親が将軍をつとめる『黒軍』の騎士だったが、
後からジュリア付になった騎士6人は『黒軍』と双璧をなす『白軍』の騎士だった。
アーロン国では軍事力が集中しないように、
『黒軍』と『白軍』の2つの軍隊がそれぞれ同じくらいの権力をもって均衡を保っていた。
この2つの軍隊は対他国に対しては強力なタッグを組むが、
それ意外では何かと対立し、
非常に仲が悪かった。
第一回誘拐事件の際に、
ジュリアの身を案じた国王夫妻は、
ジュリアの警備を強化した。
それまで6人だったジュリア付の騎士を倍の12人にした。
騎士が6人だったときは6人は交替でジュリアの警備をしていた。
それぞれに赤ん坊のジュリアと接する時間がそれなりにあったのでよかったが、
12人に増えたことで、
それぞれの騎士がジュリアと接する時間が少なくなってしまった。
元々いた6人は既得権益を主張し、
ジュリアを警備する時間をそれまでどおり確保しようとした。
しかし新たにジュリア付の騎士になった6人も女神の生まれかわりといわれ、
天使のように愛らしいジュリアを警備する時間を増やしたがった。
また、元々ジュリア付の騎士6人はフィーの父親が将軍をつとめる『黒軍』の騎士だったが、
後からジュリア付になった騎士6人は『黒軍』と双璧をなす『白軍』の騎士だった。
アーロン国では軍事力が集中しないように、
『黒軍』と『白軍』の2つの軍隊がそれぞれ同じくらいの権力をもって均衡を保っていた。
この2つの軍隊は対他国に対しては強力なタッグを組むが、
それ意外では何かと対立し、
非常に仲が悪かった。
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