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SSの置き場
お気に入り50人記念:レティシアの前世
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私の名前は、佐藤玲奈、一言でいってどこにでもいる平凡な女子高生だ。
父親はサラリーマンで、母親は看護婦。両親が共働きだから、自分のことは自分でしてきた。朝は自分で起きて、トーストをトースターで焼いて、ジュースで流し込んでから、昼は適当にパンとかサンドイッチを買って食べて、夜はバイトの時はバイトのまかない、家で食べる時はレンジでチンして食べている。
夜勤が多い母と、午前様の父なので、家に帰っても誰もいない。
すっきなことし放題!の環境にいると不思議とそんなに突飛なこともしないで普通に生きてきた。
趣味といえばまあ携帯で無料の小説を読んだりとか夏休みとか冬休みにコミケに行くことぐらいかな?
別に推しのキャラや乙女ゲーにはまっているわけではないから腐女子ではないと思うんだけど、まあ面白ければジャンルは問わないから、エロゲーの世界もかなりわかるつもり。まあ、鬼畜系は避けてるけどね。
そんな私が大学生になって急性アルコール中毒で、他界した転生先が乙女ゲーの世界だったなんて、気が付いた時は思わず笑いそうになった。
知ってるゲームの世界だったけれど、そんなに入れ込んでたわけではなかったからね。
大学生になって生活費を稼ぐためにキャバクラに軽い気持ちで勤め始めたんだけど、まさかその軽い決断で死ぬことになるとは人生わからないもんだよね。
何度か告白されたことはあったけれど、恋愛よりも他のことに興味があったから、正直恋愛経験ゼロで「恋愛の上級者」がたくさんいる貴族の世界に放り出されて真っ青になったのは否めないわ。
キャバクラでもヘルプについてるのが多かったし、別にすごい人気のキャバ嬢とかじゃなかったから。まあそれなりに常連さんはいたんだけどさ。
若くて、それなりに可愛くて、適当に気が回れば、幾らかはお客さんも付くでしょう?
客観的に見ても、普通。まあお化粧をすれば少し可愛いぐらいの私はそれでも運のいい方だったと思うけどね。
それが驚くような美人の貴族のお嬢様に生まれ変わって、やはり「顔」は大事なのだなと実感したわ。
同じことをしても美人がするのと、普通の娘がするのでは対応に差があるのよ。
っていうかわがままな振る舞いをしても美人なら多めに見られることが多いってわかったわ。
まあ、それがわかったからってこの類まれな美貌を利用しようとは思わなかったんだけれど。悪役令嬢として生まれたきたのを思い出したから。
やりすぎはいけないっていうのもわかるしね。それからできるだけ目立たない生活してきたけれど、美人で家柄もいい貴族のため、何をしても忘れ去られることはなかったわ。
昔の私なら、普通の波に呑まれてわからなくなっていたでしょうけれどね。
女子大生になって、幾らか遊べるお金を手にすることができてやっと自由になった後の死。
笑うしかなかったけれど、生まれたきた家が裕福すぎてお金の心配をしなくていい所で、家柄だけで結婚相手にも不自由しないところ生まれて、前世より恋愛下手になったような気がするわ。
ファーストキスさえまだだった私が、レティシアに生まれ変わっていきなりあの方に恋するなんて!
一目惚れなんて初めてだけれど、あの方の何が心に響いたのかしら?
前世でやたら制服キャラ、それも戦隊モノの軍服悪役キャラに夢中になっていたことをすっかり忘れていた私は王立学園で軍服姿で(本当はドSキャラの)アリステア様に一目惚れしたのだった。
父親はサラリーマンで、母親は看護婦。両親が共働きだから、自分のことは自分でしてきた。朝は自分で起きて、トーストをトースターで焼いて、ジュースで流し込んでから、昼は適当にパンとかサンドイッチを買って食べて、夜はバイトの時はバイトのまかない、家で食べる時はレンジでチンして食べている。
夜勤が多い母と、午前様の父なので、家に帰っても誰もいない。
すっきなことし放題!の環境にいると不思議とそんなに突飛なこともしないで普通に生きてきた。
趣味といえばまあ携帯で無料の小説を読んだりとか夏休みとか冬休みにコミケに行くことぐらいかな?
別に推しのキャラや乙女ゲーにはまっているわけではないから腐女子ではないと思うんだけど、まあ面白ければジャンルは問わないから、エロゲーの世界もかなりわかるつもり。まあ、鬼畜系は避けてるけどね。
そんな私が大学生になって急性アルコール中毒で、他界した転生先が乙女ゲーの世界だったなんて、気が付いた時は思わず笑いそうになった。
知ってるゲームの世界だったけれど、そんなに入れ込んでたわけではなかったからね。
大学生になって生活費を稼ぐためにキャバクラに軽い気持ちで勤め始めたんだけど、まさかその軽い決断で死ぬことになるとは人生わからないもんだよね。
何度か告白されたことはあったけれど、恋愛よりも他のことに興味があったから、正直恋愛経験ゼロで「恋愛の上級者」がたくさんいる貴族の世界に放り出されて真っ青になったのは否めないわ。
キャバクラでもヘルプについてるのが多かったし、別にすごい人気のキャバ嬢とかじゃなかったから。まあそれなりに常連さんはいたんだけどさ。
若くて、それなりに可愛くて、適当に気が回れば、幾らかはお客さんも付くでしょう?
客観的に見ても、普通。まあお化粧をすれば少し可愛いぐらいの私はそれでも運のいい方だったと思うけどね。
それが驚くような美人の貴族のお嬢様に生まれ変わって、やはり「顔」は大事なのだなと実感したわ。
同じことをしても美人がするのと、普通の娘がするのでは対応に差があるのよ。
っていうかわがままな振る舞いをしても美人なら多めに見られることが多いってわかったわ。
まあ、それがわかったからってこの類まれな美貌を利用しようとは思わなかったんだけれど。悪役令嬢として生まれたきたのを思い出したから。
やりすぎはいけないっていうのもわかるしね。それからできるだけ目立たない生活してきたけれど、美人で家柄もいい貴族のため、何をしても忘れ去られることはなかったわ。
昔の私なら、普通の波に呑まれてわからなくなっていたでしょうけれどね。
女子大生になって、幾らか遊べるお金を手にすることができてやっと自由になった後の死。
笑うしかなかったけれど、生まれたきた家が裕福すぎてお金の心配をしなくていい所で、家柄だけで結婚相手にも不自由しないところ生まれて、前世より恋愛下手になったような気がするわ。
ファーストキスさえまだだった私が、レティシアに生まれ変わっていきなりあの方に恋するなんて!
一目惚れなんて初めてだけれど、あの方の何が心に響いたのかしら?
前世でやたら制服キャラ、それも戦隊モノの軍服悪役キャラに夢中になっていたことをすっかり忘れていた私は王立学園で軍服姿で(本当はドSキャラの)アリステア様に一目惚れしたのだった。
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