竜源刀・七切姫の覚醒
※「小説家になろう」「カクヨム」でも投稿しています
竜と妖精の戦争から百年後、竜の力を持つ巫女と妖精の力を得た魔女が争う世界。
竜源刀は、常人より遙かにすぐれた能力を得ることのできる武器で、
これを発動できる人間は守護官として働くことができ多くの人を守れるが、僕は発動できないどころか破壊してしまう。
粉々に、壊してしまう。
それが原因で守護官に嫌われている僕は、鍛冶場の隅で細々と働いて生きていたけれど、ある日、百年以上眠りについていた意思を持つ竜源刀・七切姫に出会ってしまう。
なぜか僕が発動しても壊れない彼女は、僕のことを主人様と呼んでおきながら、意地でも僕と五感を共有するために取り憑こうとしてきて……
『妾、五感がないんですよ! 取り憑くことで初めて直接外の様子がわかるんです! 妾も五感がほしい! なんとしても取り憑きたいんです! お願いします!』
『いいから取り憑かせてくださいよ! 主人様との相性でどれだけ五感が使えるのか知りたいんです! ちょっとだけだから。ほんのちょっとでいいから! 取り憑かせろ、取り憑かせろ、取り憑かせろ!』
『主人様ぁ、主人様ぁ。どうして取り憑かせてくれないのぉ。るーるるー』
そんなマジでうるさくわがままな七切姫は、実は、幾百もの戦術を知っており、所有者の身体に取り憑き動かすことで戦闘を行う力を秘めていた!
七切姫と出会って数日後、百年の安全を保証されていた僕の住む街を、魔女の使役する魔動歩兵が蹂躙する事件が起きて……。
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