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苛立ち
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「……八つ当たりして、本当にすみませんでした。」
「良いですよ。気にしないで下さい。カインくんと仲良くなれて、嬉しかったですよ?」
少し意地悪そうな笑みを浮かべてファレイさんは答えた。俺に気を遣わせないために、冗談を言って和ませてくれる。
「そう言えば、参考書を探していたんですっけ。私が一緒に探しましょうか?」
「良いんですか…?……じゃあ、お言葉に甘えて!」
(遅くなっちゃったな)
無事に買い物を終えた俺は、参考書が入った重いカバンを背負って家に帰っていた。その道中で、ファレイさんに言われたことを考えていた。
(俺の特殊能力には人を笑顔にする力があるって、俺に似合ってるって、そんなこと言われたのは初めてだったな…。)
思い出しているうちに、また俺の顔は赤くなっていく。
(なんで顔が赤くなるんだよ、くそ!すげーカッコ悪いとこ見られたし…、恥ず……。)
自分の顔が赤くなる生理現象と戦いながら、ファレイさんのことを思い出す。
(ファレイさん、良い人だったな…。かっこいいし、笑った顔が綺麗だし、何より、優しかった…。)
ファレイさんの顔を思い浮かべると、なぜだか自分の心臓がトクトクと波打って、胸がぎゅうぅっと締め付けられているような気分になる。
(なんだよ、これ。)
たぶん、ファレイさんは優しいから俺みたいな年下の人間を、子供の様にあやしただけなんだろう。
(それでも、俺自身が認められたみたいで嬉しかったな。)
あれこれ考えていると、気づいたら家の前まで帰ってきていた。
「ただいまー。」
扉を開けると、いつも通りライアが先に帰ってきていた。
「今日は随分と遅かったな。バイトはなかったんだろ?こんな時間までいったい何してたんだよ。」
いつもより、少しだけ怒っている様な語気を含んだ言葉に、(そんなに腹が減ってたのか?)と思いつつも、参考書を買いに行っていたことを明かした。
(ファレイさんと話してて遅くなったことは、まぁ…言わなくても良い…よな…?)
「ふーん…まあいいか。早く晩飯作れよ。」
俺の話を聞くと、納得した様な、してない様な返事をした後に、夜ご飯を作れと、俺がライアの家政婦かのように命令してきた。
いつもだったら、「夜ご飯の担当だからってそんな言い方はないだろ!?」って言い返すところだけど、
今日はなんだか、ライアの態度があまり気にならなかった。なのでとくに言い返さず、
「分かった。遅くなってごめん。」
とだけ返事をした。
それを聞いたライアは、「なんだよ、」と、小さく舌打ちしたが、カインには全く届いていなかった。
その日の夜は、いつもよりぼーっとしていた。
夜ご飯にオムライスを作り始めたは良いものの、包丁で手を切ってしまった。
「痛っ…。」
(包丁で手を切るなんて、久しぶりだな…。)
なんて考えていると、ライアがやってきて、
「お前、ほんとにどんくせーやつだな。早く手当しろよ。」
と、消毒液と絆創膏を持ってきてくれる。
「あ、ありがとう…。」
どんくさいと言われたことには触れず、血が出ているところを止血、消毒し、絆創膏を貼る。
その後もどこか上の空で料理をしていると、見かねたと言った様子のライアに、
「何ぼーっとしてんだよ。もういい、俺が作る。お前は邪魔だからどっか行ってろ。」
と言われた。
(邪魔って…そんな言い方はないだろ!?)
と思ったが、ぼーっとしてたのは事実なので、おとなしく代わってもらうことにした。
(あーあ、ファレイさんならもっと優しく、代わりますよって言ってくれるんだろうなー…。って、俺は何考えてるんだ!?)
ずっと頭の端にファレイさんのことがちらついて離れない。
ライアが作ったオムライスはとても美味しかった。
そうやってライアに伝えると、
「あ?俺が作ったんだから当たり前だろ。」
って返ってくる。
(その絶対的な自信を俺も見習いたいよ、)
なんて、口には出さないけど。
でも今日、俺もファレイさんのおかげで少しだけ自分に自信を持てた気がする。俺の能力で、人を笑顔にさせることが出来ていたなんて。
心がポカポカと温かい気持ちに包まれてゆく。
(また、ファレイさんと話したいなあ……。)
「___________ィン。」
「____________イン!」
「_____カイン!!!聞いてんのか!?」
「うわあ、なに!?」
「なに!?じゃねえ!無視してんじゃねーよ!」
「ごめん、ぼーっとしてて、聞いてなかった。」
明らかにライアが苛立っているのが分かる。
「ごめん、それでなんの話?」
「あー、もういい。話す気失せた。お前さ、返ってきてからずっと気が抜けてるけど、いったい何考えてんだよ。」
「な、何って……」
(そう考えると俺、もしかしてファレイさんと会ってから、ずっとファレイさんのこと考えてる!?)
そう思うと、カッと顔が熱くなった。
「別になんだって良いだろ!?俺が何考えてようとライアにはかんけーねーし!」
カインは自分の熱くなった顔と、胸の鼓動をごまかすようにライアに反論した。
するとその瞬間、ライアの周りの空気の温度が一気に低くなる感じがした。
「へえ…。関係ない、ねえ?」
口角はいつも通り上がっているが、目が笑っていない。
(なんか…今日、すげーライアの機嫌悪い…?)
でも、だからと言ってなぜ俺がライアの機嫌を気遣わないといけないのか。
(むしろ、今まで俺がライアの意地悪を我慢してきてやったんだから、今日ぐらい俺の好きに言ってやる!)
そう決意し、
「そーだよ!ライアには関係ない!俺のことなんだからほっとけよ!」
言ってやった。
するとライアは食べ終わった食器をガチャンッッ!!と大きな音を立てて流しに持っていき、
「あっそ」
と一言だけ俺に言い放った。
(やべー、怒らせすぎたか…?)
確かに、ぼーっとしてる俺を気遣って料理を代わってくれたのに、関係ないとか、ちょっと言いすぎたかも…。と思わなくもないが、俺も意地を張ってしまっていた。
(俺別に悪くないですけど!?悪いのは周りに当たり散らすライアだし!)
(俺はぜったい謝らないから!!)
次の日、いつもなら朝ちょっかいをかけてくるライアが俺に何も言ってこず、朝食には沈黙の気まずい空間が広がっていた。
こんな時でもライアは朝食と弁当をいつも通り作ってくれる。
「いただきます」と言って、朝食を口に運ぶも、ライアからはなんの反応もない。
カインは前に座るライアの方をチラリと見ると、ライアからはいつものニヤニヤ顔が消え去っており、真顔で朝食を食べていた。
(ライアがこんなに真顔でいるとこ、久しぶりに見たな…)
いつもはカインに嫌がらせをしてニヤニヤ笑って嫌な顔をしているが、真顔でいると、ライアがイケメンだと言うことを思い出す。高い鼻に、切れ長の瞳、サラサラな髪の毛。中学校で女子にキャーキャー騒がれていたのも頷ける。
(こいつ顔はいいからな…。性格はあれだけど。)
じーっとライアの顔を観察していると、不意にこちらを見てきたライアと目が合ってしまった。
(やべっ)
パッと顔を背けるけど、ライアを見ていたことはバレていた。
「人の顔じろじろ見て、なんだよ。」
「べ、別に。」
(またなんか嫌味言われる!)
と思っていたけどライアはそのまま何も言わなかった。
朝食を食べ終わった後、俺とライアは久しぶりにバラバラで学校へ向かうのだった。
「良いですよ。気にしないで下さい。カインくんと仲良くなれて、嬉しかったですよ?」
少し意地悪そうな笑みを浮かべてファレイさんは答えた。俺に気を遣わせないために、冗談を言って和ませてくれる。
「そう言えば、参考書を探していたんですっけ。私が一緒に探しましょうか?」
「良いんですか…?……じゃあ、お言葉に甘えて!」
(遅くなっちゃったな)
無事に買い物を終えた俺は、参考書が入った重いカバンを背負って家に帰っていた。その道中で、ファレイさんに言われたことを考えていた。
(俺の特殊能力には人を笑顔にする力があるって、俺に似合ってるって、そんなこと言われたのは初めてだったな…。)
思い出しているうちに、また俺の顔は赤くなっていく。
(なんで顔が赤くなるんだよ、くそ!すげーカッコ悪いとこ見られたし…、恥ず……。)
自分の顔が赤くなる生理現象と戦いながら、ファレイさんのことを思い出す。
(ファレイさん、良い人だったな…。かっこいいし、笑った顔が綺麗だし、何より、優しかった…。)
ファレイさんの顔を思い浮かべると、なぜだか自分の心臓がトクトクと波打って、胸がぎゅうぅっと締め付けられているような気分になる。
(なんだよ、これ。)
たぶん、ファレイさんは優しいから俺みたいな年下の人間を、子供の様にあやしただけなんだろう。
(それでも、俺自身が認められたみたいで嬉しかったな。)
あれこれ考えていると、気づいたら家の前まで帰ってきていた。
「ただいまー。」
扉を開けると、いつも通りライアが先に帰ってきていた。
「今日は随分と遅かったな。バイトはなかったんだろ?こんな時間までいったい何してたんだよ。」
いつもより、少しだけ怒っている様な語気を含んだ言葉に、(そんなに腹が減ってたのか?)と思いつつも、参考書を買いに行っていたことを明かした。
(ファレイさんと話してて遅くなったことは、まぁ…言わなくても良い…よな…?)
「ふーん…まあいいか。早く晩飯作れよ。」
俺の話を聞くと、納得した様な、してない様な返事をした後に、夜ご飯を作れと、俺がライアの家政婦かのように命令してきた。
いつもだったら、「夜ご飯の担当だからってそんな言い方はないだろ!?」って言い返すところだけど、
今日はなんだか、ライアの態度があまり気にならなかった。なのでとくに言い返さず、
「分かった。遅くなってごめん。」
とだけ返事をした。
それを聞いたライアは、「なんだよ、」と、小さく舌打ちしたが、カインには全く届いていなかった。
その日の夜は、いつもよりぼーっとしていた。
夜ご飯にオムライスを作り始めたは良いものの、包丁で手を切ってしまった。
「痛っ…。」
(包丁で手を切るなんて、久しぶりだな…。)
なんて考えていると、ライアがやってきて、
「お前、ほんとにどんくせーやつだな。早く手当しろよ。」
と、消毒液と絆創膏を持ってきてくれる。
「あ、ありがとう…。」
どんくさいと言われたことには触れず、血が出ているところを止血、消毒し、絆創膏を貼る。
その後もどこか上の空で料理をしていると、見かねたと言った様子のライアに、
「何ぼーっとしてんだよ。もういい、俺が作る。お前は邪魔だからどっか行ってろ。」
と言われた。
(邪魔って…そんな言い方はないだろ!?)
と思ったが、ぼーっとしてたのは事実なので、おとなしく代わってもらうことにした。
(あーあ、ファレイさんならもっと優しく、代わりますよって言ってくれるんだろうなー…。って、俺は何考えてるんだ!?)
ずっと頭の端にファレイさんのことがちらついて離れない。
ライアが作ったオムライスはとても美味しかった。
そうやってライアに伝えると、
「あ?俺が作ったんだから当たり前だろ。」
って返ってくる。
(その絶対的な自信を俺も見習いたいよ、)
なんて、口には出さないけど。
でも今日、俺もファレイさんのおかげで少しだけ自分に自信を持てた気がする。俺の能力で、人を笑顔にさせることが出来ていたなんて。
心がポカポカと温かい気持ちに包まれてゆく。
(また、ファレイさんと話したいなあ……。)
「___________ィン。」
「____________イン!」
「_____カイン!!!聞いてんのか!?」
「うわあ、なに!?」
「なに!?じゃねえ!無視してんじゃねーよ!」
「ごめん、ぼーっとしてて、聞いてなかった。」
明らかにライアが苛立っているのが分かる。
「ごめん、それでなんの話?」
「あー、もういい。話す気失せた。お前さ、返ってきてからずっと気が抜けてるけど、いったい何考えてんだよ。」
「な、何って……」
(そう考えると俺、もしかしてファレイさんと会ってから、ずっとファレイさんのこと考えてる!?)
そう思うと、カッと顔が熱くなった。
「別になんだって良いだろ!?俺が何考えてようとライアにはかんけーねーし!」
カインは自分の熱くなった顔と、胸の鼓動をごまかすようにライアに反論した。
するとその瞬間、ライアの周りの空気の温度が一気に低くなる感じがした。
「へえ…。関係ない、ねえ?」
口角はいつも通り上がっているが、目が笑っていない。
(なんか…今日、すげーライアの機嫌悪い…?)
でも、だからと言ってなぜ俺がライアの機嫌を気遣わないといけないのか。
(むしろ、今まで俺がライアの意地悪を我慢してきてやったんだから、今日ぐらい俺の好きに言ってやる!)
そう決意し、
「そーだよ!ライアには関係ない!俺のことなんだからほっとけよ!」
言ってやった。
するとライアは食べ終わった食器をガチャンッッ!!と大きな音を立てて流しに持っていき、
「あっそ」
と一言だけ俺に言い放った。
(やべー、怒らせすぎたか…?)
確かに、ぼーっとしてる俺を気遣って料理を代わってくれたのに、関係ないとか、ちょっと言いすぎたかも…。と思わなくもないが、俺も意地を張ってしまっていた。
(俺別に悪くないですけど!?悪いのは周りに当たり散らすライアだし!)
(俺はぜったい謝らないから!!)
次の日、いつもなら朝ちょっかいをかけてくるライアが俺に何も言ってこず、朝食には沈黙の気まずい空間が広がっていた。
こんな時でもライアは朝食と弁当をいつも通り作ってくれる。
「いただきます」と言って、朝食を口に運ぶも、ライアからはなんの反応もない。
カインは前に座るライアの方をチラリと見ると、ライアからはいつものニヤニヤ顔が消え去っており、真顔で朝食を食べていた。
(ライアがこんなに真顔でいるとこ、久しぶりに見たな…)
いつもはカインに嫌がらせをしてニヤニヤ笑って嫌な顔をしているが、真顔でいると、ライアがイケメンだと言うことを思い出す。高い鼻に、切れ長の瞳、サラサラな髪の毛。中学校で女子にキャーキャー騒がれていたのも頷ける。
(こいつ顔はいいからな…。性格はあれだけど。)
じーっとライアの顔を観察していると、不意にこちらを見てきたライアと目が合ってしまった。
(やべっ)
パッと顔を背けるけど、ライアを見ていたことはバレていた。
「人の顔じろじろ見て、なんだよ。」
「べ、別に。」
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と思っていたけどライアはそのまま何も言わなかった。
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