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21 ダンジョンに行ってみよう

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 私は、暫く冒険者の勧誘の嵐にあった後に街から離れた場所にダンジョンがあることを知った。

「ダンジョンって、異世界あるあるでよく出てくるやつだよね~。ちょっと、興味があるし行ってみようかな?」


 このダンジョンは、まだ攻略されてないみたいで攻略するとギルドから報酬がでる。
 どこまで続いているかわからないので、しっかり準備をしなければ命取りになってしまう。
 だが、私のように収納魔法を扱える人は稀少で一般的にアイテムバックなどを使っているらしい。
 アイテムバックも容量の大きさや中身の時間停止機能付きの物だとかなりの大金になるため持っている冒険者は高ランクの人達か商人の人達だけ。あとは、貴族の人がもっている。
 私は、その事を聞いてからアイテムバックから物をだしているようにした。

「私って、結構ヤバヤバなスキルばっかりじゃん!まぁ、助かってるからいいけどね。」

〈主様の役に立つように頑張ります!〉


「うん!ありがとうね~!一緒に頑張ろうね!」


 ダンジョンに行くために、買い物をしたりポーションを作ったりして準備をした。
 ダンジョンまでは、クローバーに乗って行く。
正直に言うと、もふもふだし移動が楽でいいんだけどスピードが上がると風圧で飛ばされそうになる。
 クローバーが、それに気付いて風圧で飛ばされないように魔法をかけてくれた。
 
「うちの子は出来る子ね!クローバーありがとうね!」


〈エヘヘヘ。主様に褒められたですぅ~♪〉 


 ダンジョンの入り口には、冒険者が何人かいたけど、こっちと目があった瞬間に離れて行った。

「なんか、感じ悪そうな人達だったなぁ。クローバー、中にはいろう!」


〈はい!主様は、僕が守りますぅー!〉


「ありがとうね!でも、無理しちゃダメだからね?」


〈わかりましたー!〉


 ダンジョンに入ると驚いてしまった。
だって、洞窟に入ったはずなのに空はあるし明るいしとてもじゃないけど洞窟だとは考えられなかった。


「さすが…ファンタジー世界ね……。」

私達は、ダンジョンの中を進んでいった。
 冒険者に登録した頃に、マッピングのつけ方なども勉強したからマッピングを付けながら進む。

 スライムやゴブリンなどがいたけど、クローバーが軽く倒していく。
 ドロップしたアイテムを収納してどんどん進んでいく。
 
 このダンジョンは、23階層まで攻略されているらしいが、24階層に行くと大体の人が諦めるらしい。
 理由は簡単。どこまで続くかわからないのと食料問題が主な理由だ。
 私みたいに、収納魔法があったとしても容量に限りがある。私は、無限だけどね。

私は、24階層に行く階段前にいる。


「この辺で、休憩にしようね!」


〈はい!〉


「クローバーは、何が食べたい?」


〈えーと……この間食べたパンケーキが食べたいですぅー。〉


「うふふ。パンケーキが気に入ったんだね!」

私達は、パンケーキを食べながら小1時間程休憩した。

まさか、そんな私達を見ている輩がいるとは知らずに……。
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