令嬢なんてもうやめたい!

「うそっ……令嬢って単なる道具なの?」

没落貴族の家に生まれたマリーは幼い頃から両親の愛情をたっぷり注がれて育ちました。そのおかげで、美しさと知性を兼ね備えた立派な令嬢になりました。

しかしながら、マリーは何も気が付いていませんでした。マリーが育てられた理由、それは、政局を占う上で大切な役割を担うためでした。

「場合によれば、あるいは……」

「殺す……そうだ、殺すんだ……」


マリーの背後には想像を超えた闇が広がっていました。

「令嬢なんてもうやめたい!」

そんなマリーの嘆きに耳を傾けてくれたのは、一国の王子でした……。


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