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side Ω
前編
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視点がコロコロ変わるので、ご注意ください。直接の描写はありませんが、虐待・死ネタが苦手な方はそっとブラウザバックしてくださるとありがたいです。
メンタル激弱なので、誹謗中傷はご遠慮ください。
**********
初めてあった時、すぐに貴方が僕の運命だと気付いた。
僕が貴方と始めて会ったのは、僕の国で開かれた舞踏会。キラキラと輝く光の下で、貴方は誰よりも輝いて見えた。そのはず、貴方はこの大陸屈指の力と領土を誇る帝国の皇太子だったのだから。質の良い生地で仕立てられた品の良い豪奢な服を着て、沢山の人に囲まれた貴方は幼いながらに王の気品を纏っていた事をよく覚えている。
対する僕は小さい訳ではないが、さして大きい訳でもない国の王子だった。最も、王子の前に「一応」と言う枕詞がつくだろうが。さもありなん、僕はオメガだった。三カ月に一度発情期が訪れ、孕む事しか能の無い欠陥品。プライドだけはやたら高い自国の王族には侮蔑の目で見られ、存在すらも無視された。扱いは奴隷のソレに負けず劣らずだったと、振り返るだにそう思う。
それゆえか、僕は常に痩せ細っていた。骨と皮ばかりの体。手入れがされておらず、ぼさぼさと長い髪。王族でありながら王族と認められていない僕は、使用人達からも疎まれていたのだから当然であろう。面倒そうに放り込まれる残飯で生きていた僕は、その日もお腹を空かせてふらふらとしていたのだ。
そして、見つけた「貴方」は、キラキラと輝いていて。遠くからでも分るその存在感と、微かに漂ってきた匂いが、僕に貴方が運命である事を告げていた。
――――――――――
僕はふぅ、と小さく息をついた。ここは彼の後宮の一室。よく手入れされた緑が風に揺れ、鳥たちが楽し気に囀っている。能面のようににこりとも笑わない侍女が、上品で繊細なカップに茶を淹れてくれた。小さく礼を述べてそっと手にした僕は、目を伏せ、手の中でそのカップを小さく揺らして弄んだ。わずかに不信そうな色を含んだ視線が、それとなく向けられているのを感じつつ僕はゆっくりと過去を思い返していた。
――――――――――
父を名乗るいやらしい笑みを浮かべた男が僕の元を訪れたのは、彼——貴方に初めて会った日から少し経った日の事であった。正確には、貴方を遠くからこっそり見かけた日、というのが正しいけれど。男は僕をチラリと見て、一瞬汚らわしそうに顔をしかめたが、すぐにニタニタと嫌な笑いを浮かべていった。
「実はな。来月に彼の国の皇太子がやってくる。ずっと目障りな国だと思っていたのだが、ふとお前の事を思いだしてな。オメガ何ぞに生まれおって忌々しいと思っておったが、なんてことはない。このためにお前が居たのだろう」
そう言って男は侍女に何かを手渡した。チラリと見えた所、クスリのようだ。青ざめ受け取る侍女と、男の欲に塗れた汚い笑み。それらを見ていて、学の無い僕にもすぐに理解が出来た。それまで黙って付き従っていた老年の男を置いて、上機嫌な足取りの男を見送っていると、初老の男が話しかけてきた。
「それは発情期誘発剤。陛下は発情期を使って彼の国の皇太子殿下を篭絡せよと仰せです」
気だるげにつたえられたその内容に、僕はため息をかみ殺すのに必死だった。ここまで来ればお分かりだろう。僕の国は腐りきっていた。王侯貴族は己の欲の為だけに動き、日々酒池肉林の生活。自国の民が飢えようが、恨みつらみを散々買おうがお構いなしだった。挙句にお頭の出来は最悪で、僕には彼らの思考が理解できなかった。
「……彼の国は大国と聞いています。万が一があればどうなるかなど火を見るよりも明らか」
「既成事実さえあればこちらのものです」
初老の男——王宮で医師をしている男は意外そうな顔をしつつも、興味無さそうにそう宣った。僕は再びため息をかみ殺す羽目になった。教育を受けていない僕でも、侍女たちの噂話から朧気に状況を察していたのだ。愚かな僕ですら気付く事に、どうして気付かないのかと考えていた僕だったが、すぐにそんな考えは霧散した。間違っていると気付いたからではない。考えるだけ無駄だ、と思ったからでもない。単純にそれどころではなくなったからだ。
「差し当たって、その痩せ細った体をどうにかしてもらいますのでお覚悟を」
そう言われた直後、僕の生活は一変した。
――――――――――
コトリ。すぐそばで小さな音がして僕は我に返った。視線を動かすと、手の届く範囲に、綺麗に盛り付けられた小さなお菓子が乗せられた皿があった。お茶を手にしたまま動かなくなった僕に、お菓子を用意しれくれたのだろう。催促していると思われたのかもしれない。
小さく笑って侍女に礼を呟くと、侍女は僅かに瞳を揺らした。しかし、その意味を読み取る事は僕には出来なかった。圧倒的に対人スキルが足りていなかった。もしかしたら気分を害したのかも知れないと思い、そっと目を伏せた。礼儀的にもお菓子に手を付けるべきかと思ったが、僅かに躊躇って、止めた。可愛らしいお菓子たちは、きっと甘いのだろう。しかし、僕にはそれを感じられない。
僕は、味覚を失っていた。
――――――――――
父を名乗る男が、医者を置いていってからというものの、僕の生活は見ようによっては天国に、しかし、その実は地獄と化した。僕は毎日食べ切れない程の量の料理を食べさせられた。それまで碌に食事をしていなかった僕の体は急激に詰め込まれた食事に驚き拒絶した。無理に食べさせられては戻し続ける僕にお構いなく、医師の指示の元、食事は続けられた。
食べ物の無かった日々からすれば、有り余る食事に溢れた天国の様な世界。しかし、無理に食べさせられ続けるその行為は、地獄であった。泣こうが喚こうがその日々は続き。僕の体はどうにか華奢という所に落ち着いた。
その代償として、いつしか僕は味覚を失っていた。
そうして計画の日は着々と近づき。僕は必死にない頭をひねっていた。
侍女たちの噂話から推測したこと。それは、この世界には男女の他に「α・β・Ω」の三種類の性がある事。αとΩは首を噛むという行為を通じて番という特別な関係を作る事。αは番契約によって被る被害はないが、捨てられたΩは狂うという事。そして、運命の番と呼ばれる特別な存在があり、滅多に出会う事はないが、出会ってしまったが最後強い絆で結ばれる事。そして運命の番を見分ける最大の要因がフェロモンであるという事。
これを知った時、僕は目の前が真っ暗になった。これから罠にかけて貶めなければならない相手が、曲がりなりにも運命を感じた相手だったのだ。この最悪な状況から助けてもらえるとは僅かも思わなかった。思い浮かんだのは、与えられた恥辱に対する侮蔑と軽蔑の眼差しだった。僕の心は千々に乱れ、そこで初めて気づいた。遠くから一目見ただけの彼に恋をしていた事に。垣間見た美しい光景を、胸の内にそっと、そっとしまい込み、大切にしていた事に。
そして、悩み願った。どうか、僕が運命である事に気付きませんように。いや、それ以前に僕が感じた運命というものが気の所為でありますように、と。
僕は、誰にも愛されたことが無かった。僕には愛されるという思考自体が無かった。僕は嫌われる事はあっても、好かれる事はないと思っていた。だからこそ、初めて好きになった貴方には、少しでも嫌いの程度を軽くしてほしかった。それだけを考えていた。
そして、僕は医者に頼み込んだのだ。フェロモンを誤魔化す薬が無いか、と。
「何故です」
「簡単な事です。少しでも彼が好む匂いにした方が成功するとは思いませんか?」
訝しそうな医者にそう伝えると、あっさりと頷いた医者がとある薬剤を手渡してきた。飲めば、クスリの効果時間いっぱいはその人の纏うフェロモンが変質する薬だという。僕はほっと息をついた。これで、僕が運命であると隠す事が出来る。それでも、彼を巻き込んでしまう事に苦しみながら、その日はやってきた。
詳しいことは僕は知らない。僕はただ、自分の白い腕に注射器が刺さっていくのを見守っていただけ。抵抗しても無駄だという事は分かっていた。だから、僕はひたすら自分の罪を目に焼き続ける事を選択したのだ。そのまま僕は体が熱を持っていくのを感じ、頃合いを見た医者に廊下へと蹴り出された。
暫くして、彼がやってきた。気高く慈悲深い彼は、驚いたように僕を介抱しようとして、突如苦しみだした。αである彼は、常にα用の抑制剤を飲んでいた。しかし、この晩は愚かな父王の命で彼の口にするものに中和剤を混ぜていたのだろう。
彼は苦しみ、僕に謝罪をしながらも正気を失って行った。僕の記憶もここまでしかない。気付いたら、適当なベッドに寝かされていた。その時には全てが終わっており、首の痛みと共に聞いた話では、責任を取る事を追求した父王が彼を強引に王宮へと引き留めたとか。僕は唯々、ベッドのなかで丸くなり、泣きじゃくりながら彼へと謝罪する事しか出来なかった。
メンタル激弱なので、誹謗中傷はご遠慮ください。
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初めてあった時、すぐに貴方が僕の運命だと気付いた。
僕が貴方と始めて会ったのは、僕の国で開かれた舞踏会。キラキラと輝く光の下で、貴方は誰よりも輝いて見えた。そのはず、貴方はこの大陸屈指の力と領土を誇る帝国の皇太子だったのだから。質の良い生地で仕立てられた品の良い豪奢な服を着て、沢山の人に囲まれた貴方は幼いながらに王の気品を纏っていた事をよく覚えている。
対する僕は小さい訳ではないが、さして大きい訳でもない国の王子だった。最も、王子の前に「一応」と言う枕詞がつくだろうが。さもありなん、僕はオメガだった。三カ月に一度発情期が訪れ、孕む事しか能の無い欠陥品。プライドだけはやたら高い自国の王族には侮蔑の目で見られ、存在すらも無視された。扱いは奴隷のソレに負けず劣らずだったと、振り返るだにそう思う。
それゆえか、僕は常に痩せ細っていた。骨と皮ばかりの体。手入れがされておらず、ぼさぼさと長い髪。王族でありながら王族と認められていない僕は、使用人達からも疎まれていたのだから当然であろう。面倒そうに放り込まれる残飯で生きていた僕は、その日もお腹を空かせてふらふらとしていたのだ。
そして、見つけた「貴方」は、キラキラと輝いていて。遠くからでも分るその存在感と、微かに漂ってきた匂いが、僕に貴方が運命である事を告げていた。
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僕はふぅ、と小さく息をついた。ここは彼の後宮の一室。よく手入れされた緑が風に揺れ、鳥たちが楽し気に囀っている。能面のようににこりとも笑わない侍女が、上品で繊細なカップに茶を淹れてくれた。小さく礼を述べてそっと手にした僕は、目を伏せ、手の中でそのカップを小さく揺らして弄んだ。わずかに不信そうな色を含んだ視線が、それとなく向けられているのを感じつつ僕はゆっくりと過去を思い返していた。
――――――――――
父を名乗るいやらしい笑みを浮かべた男が僕の元を訪れたのは、彼——貴方に初めて会った日から少し経った日の事であった。正確には、貴方を遠くからこっそり見かけた日、というのが正しいけれど。男は僕をチラリと見て、一瞬汚らわしそうに顔をしかめたが、すぐにニタニタと嫌な笑いを浮かべていった。
「実はな。来月に彼の国の皇太子がやってくる。ずっと目障りな国だと思っていたのだが、ふとお前の事を思いだしてな。オメガ何ぞに生まれおって忌々しいと思っておったが、なんてことはない。このためにお前が居たのだろう」
そう言って男は侍女に何かを手渡した。チラリと見えた所、クスリのようだ。青ざめ受け取る侍女と、男の欲に塗れた汚い笑み。それらを見ていて、学の無い僕にもすぐに理解が出来た。それまで黙って付き従っていた老年の男を置いて、上機嫌な足取りの男を見送っていると、初老の男が話しかけてきた。
「それは発情期誘発剤。陛下は発情期を使って彼の国の皇太子殿下を篭絡せよと仰せです」
気だるげにつたえられたその内容に、僕はため息をかみ殺すのに必死だった。ここまで来ればお分かりだろう。僕の国は腐りきっていた。王侯貴族は己の欲の為だけに動き、日々酒池肉林の生活。自国の民が飢えようが、恨みつらみを散々買おうがお構いなしだった。挙句にお頭の出来は最悪で、僕には彼らの思考が理解できなかった。
「……彼の国は大国と聞いています。万が一があればどうなるかなど火を見るよりも明らか」
「既成事実さえあればこちらのものです」
初老の男——王宮で医師をしている男は意外そうな顔をしつつも、興味無さそうにそう宣った。僕は再びため息をかみ殺す羽目になった。教育を受けていない僕でも、侍女たちの噂話から朧気に状況を察していたのだ。愚かな僕ですら気付く事に、どうして気付かないのかと考えていた僕だったが、すぐにそんな考えは霧散した。間違っていると気付いたからではない。考えるだけ無駄だ、と思ったからでもない。単純にそれどころではなくなったからだ。
「差し当たって、その痩せ細った体をどうにかしてもらいますのでお覚悟を」
そう言われた直後、僕の生活は一変した。
――――――――――
コトリ。すぐそばで小さな音がして僕は我に返った。視線を動かすと、手の届く範囲に、綺麗に盛り付けられた小さなお菓子が乗せられた皿があった。お茶を手にしたまま動かなくなった僕に、お菓子を用意しれくれたのだろう。催促していると思われたのかもしれない。
小さく笑って侍女に礼を呟くと、侍女は僅かに瞳を揺らした。しかし、その意味を読み取る事は僕には出来なかった。圧倒的に対人スキルが足りていなかった。もしかしたら気分を害したのかも知れないと思い、そっと目を伏せた。礼儀的にもお菓子に手を付けるべきかと思ったが、僅かに躊躇って、止めた。可愛らしいお菓子たちは、きっと甘いのだろう。しかし、僕にはそれを感じられない。
僕は、味覚を失っていた。
――――――――――
父を名乗る男が、医者を置いていってからというものの、僕の生活は見ようによっては天国に、しかし、その実は地獄と化した。僕は毎日食べ切れない程の量の料理を食べさせられた。それまで碌に食事をしていなかった僕の体は急激に詰め込まれた食事に驚き拒絶した。無理に食べさせられては戻し続ける僕にお構いなく、医師の指示の元、食事は続けられた。
食べ物の無かった日々からすれば、有り余る食事に溢れた天国の様な世界。しかし、無理に食べさせられ続けるその行為は、地獄であった。泣こうが喚こうがその日々は続き。僕の体はどうにか華奢という所に落ち着いた。
その代償として、いつしか僕は味覚を失っていた。
そうして計画の日は着々と近づき。僕は必死にない頭をひねっていた。
侍女たちの噂話から推測したこと。それは、この世界には男女の他に「α・β・Ω」の三種類の性がある事。αとΩは首を噛むという行為を通じて番という特別な関係を作る事。αは番契約によって被る被害はないが、捨てられたΩは狂うという事。そして、運命の番と呼ばれる特別な存在があり、滅多に出会う事はないが、出会ってしまったが最後強い絆で結ばれる事。そして運命の番を見分ける最大の要因がフェロモンであるという事。
これを知った時、僕は目の前が真っ暗になった。これから罠にかけて貶めなければならない相手が、曲がりなりにも運命を感じた相手だったのだ。この最悪な状況から助けてもらえるとは僅かも思わなかった。思い浮かんだのは、与えられた恥辱に対する侮蔑と軽蔑の眼差しだった。僕の心は千々に乱れ、そこで初めて気づいた。遠くから一目見ただけの彼に恋をしていた事に。垣間見た美しい光景を、胸の内にそっと、そっとしまい込み、大切にしていた事に。
そして、悩み願った。どうか、僕が運命である事に気付きませんように。いや、それ以前に僕が感じた運命というものが気の所為でありますように、と。
僕は、誰にも愛されたことが無かった。僕には愛されるという思考自体が無かった。僕は嫌われる事はあっても、好かれる事はないと思っていた。だからこそ、初めて好きになった貴方には、少しでも嫌いの程度を軽くしてほしかった。それだけを考えていた。
そして、僕は医者に頼み込んだのだ。フェロモンを誤魔化す薬が無いか、と。
「何故です」
「簡単な事です。少しでも彼が好む匂いにした方が成功するとは思いませんか?」
訝しそうな医者にそう伝えると、あっさりと頷いた医者がとある薬剤を手渡してきた。飲めば、クスリの効果時間いっぱいはその人の纏うフェロモンが変質する薬だという。僕はほっと息をついた。これで、僕が運命であると隠す事が出来る。それでも、彼を巻き込んでしまう事に苦しみながら、その日はやってきた。
詳しいことは僕は知らない。僕はただ、自分の白い腕に注射器が刺さっていくのを見守っていただけ。抵抗しても無駄だという事は分かっていた。だから、僕はひたすら自分の罪を目に焼き続ける事を選択したのだ。そのまま僕は体が熱を持っていくのを感じ、頃合いを見た医者に廊下へと蹴り出された。
暫くして、彼がやってきた。気高く慈悲深い彼は、驚いたように僕を介抱しようとして、突如苦しみだした。αである彼は、常にα用の抑制剤を飲んでいた。しかし、この晩は愚かな父王の命で彼の口にするものに中和剤を混ぜていたのだろう。
彼は苦しみ、僕に謝罪をしながらも正気を失って行った。僕の記憶もここまでしかない。気付いたら、適当なベッドに寝かされていた。その時には全てが終わっており、首の痛みと共に聞いた話では、責任を取る事を追求した父王が彼を強引に王宮へと引き留めたとか。僕は唯々、ベッドのなかで丸くなり、泣きじゃくりながら彼へと謝罪する事しか出来なかった。
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