透き通るほど青い人々よ

2069年、AI至上主義社会と呼ばれるようになって早20年が経っていた。

今や各分野でAIが取り入れられるようになり、AIが人の未来を左右する。
その代表格となっているAGI(汎用人工知能)ミネルヴァは、人の脳に自身の機能の一部をコピー移植できるほどに進化を遂げていた。
ただし、移植できるのはミネルヴァに適性ありと認められた者だけ。19歳未満の者が適性ありとの判定を受けなければ、移植することはできない。

適性ありの判定をもらえなかった者は将来期待できないとレッテルを貼られてしまう。

判定をもらえなかった中学生の平井亮士(ひらいりょうじ)は落ち込んでいた。両親の代わりとなっている叔父と叔母にも言えず、ひとり抱えている。

その頃、亮士のクラスには見慣れない女の子がいた。
後日、クラスメイトの奏絵夕華(かなえゆか)がその女の子を連れて頼み事をしてきた。
女の子、中宮凪子(なかみやなこ)は最近までずっと学校を休んでいたため、学力が落ちていた。授業についていけず困っているので勉強を見てほしいとのことだった。

亮士は渋々受けることになり、今まで話しすらしてこなかったふたりは少しずつお互いの葛藤を知るようになっていく。

人工知能の恩恵を受ける世界の片隅で、少年少女が生きる等身大の青春SF。


こちらの作品は、カクヨム、Talesにも掲載しております。


この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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