王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。(完結)

薄明 喰

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第4章

神相手の気を付け方とは?

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にぃ様から故意でないことは分かっているがテトラ君には後日改めて謝罪をするようにと言われ、僕は大きく頷いた。

僕も謝りたい。心の底から。




あんな様子を見たと言うのに、見学をしていた騎士や警備隊の方から相手をして欲しいと声が掛けられた。

全員を相手にする体力はないので数名に絞って相手をし、全勝した僕は今湯に浸かっている。




湯と言っても前世のようなお風呂文化は今世にはあまりない。

魔法が使える世界なので、貴族や魔力を多く持つ者がいる所では水も水を温める火も魔法で用意される。
ので、治癒魔法が付与されない限り何の効果ももたないただの湯。


それでも冷えた体に温かい湯は気持ちが良い。









「ノヴァ、どうだった?」


「訓練の話か?いつの間にあんなに動けるようになったのかと驚いた。」


「ふふ、でしょ!でも一番頑張ったのは柔軟体操なんだ。」



湯に浸かりながら隣に居るノヴァに尋ねれば期待通りの感想をくれたので、もっと聞いてほしくなって柔軟体操を頑張ったことを伝える。

ノヴァは柔軟体操を?と首を傾げるので、体を柔らかくすることが如何に重要なことであるかを教えた。





湯から出た後、二人で体を解し合い柔軟体操を行ったが思ったよりはノヴァの体は柔らかかった。

が、やはり多忙な仕事と長時間の移動で多少体が凝っているようだ。




ノヴァは体を解すのが思いの外気持ち良かったようで、これからは定期的に柔軟体操をやろうって楽しそうに言ってた。



















「ルナイス。龍神より伝言だ。『あんの馬鹿野郎がルナイスに興味を持ちよった。気をつけよ。』とのことだ。」


宛がわれた部屋に戻ると部屋のソファの上で寛いでいたホルス様からそう言われた。


わざわざお知らせしてくれるのはありがたいのだけど、馬鹿とは言っても相手は神。
どのように気を付けていればいいのかを教えてもらいたい。




「あぁ、そうだ。これも伝えておかねば。馬鹿は創造することを得意とする神であるっと仰っていたぞ。」


「…あぁ、そう。」





創造神様ね。

それって僕の想像通りの力を持っているのなら本当に只の人間である僕や周りはどうしようもないんだけど。










んーっと悩んで僕はお部屋ににぃ様とノヴァを召喚することにした。


本当は僕がノヴァを連れてにぃ様の所へお訪ねしないと駄目なのだけど、このお話は完全に僕の味方で固められた謂わば僕の陣地でしたほうがいいので。



もちろんにぃ様は快く足を運んでくれた。





ホルス様から聞いた龍神様の言葉を二人に話してどう対策をしたら良いかと質問を投げかけた。





「創造神か…神書しんしょにはこの世のありとあらゆる生物を創り出した神とこの世を創り出した神の二神が記されていたが…」


「龍神様のお話を聞く限りは、恐らく生物を創り出す方の神様だと思います。」



にぃ様の言葉に創造神って二神なんだっと思いながら僕の考えをお伝えする。

ホルス様もお話聞いてるからうんうん頷いてくれているので、そちらの神様で間違いないだろう。





「何か接触をしてくるだろうとして、どのような接触があるのか…」



「ホルス殿。神は姿を現すことはあるのでしょうか?」



「否。龍神曰く神がこの世の生物を接触するのには少なくない制約があり容易にできることではないそうだ。神がこの地に顕現することをその創造神が許されるとは思わぬ。」



考え込んだにぃ様に変わってノヴァがホルス様に尋ねホルス様は面倒臭がることなく答えをくれた。




「まぁ、そう気を滅入らせる必要はない。ルナイスには我の他にも守りの者が付いておるのだし、何より龍神の加護がある。」




ホルス様は神相手にそう深く考え込んだところで最善の策など思いつかないであろうっと頭を悩ませるにぃ様達に告げた。


当事者である僕も今回のことをそこまで深く考え込んでいないので、少し申し訳なくなってきたところであった。

何か良い案あるかなーくらいの気持ちで聞いただけで、あまり深刻に捉えていなかったのだ。








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