(R18G)クズ勇者と淫乱魔王のエロ棒奇譚

如月紫苑

文字の大きさ
18 / 30
第三章 性欲と嫉妬に汚れた食卓

(注)18 壊したい程の欲望

しおりを挟む
    ◇◇
 何度も旅に出ようとしたのだがその日もその次の日も、何度も魔王の家臣達に邪魔をされた。本人が言うには珍しく家にいるので溜まっていた仕事をここぞとばかり押し付けられてしまうそうだ。そして今日も早朝から大勢に連れて行かれた。
 もう一週間になる。
 日中は殆ど一人で過ごしている。
 彼はこの城のどこかで何かをしているらしいが、意外と会わない。だが遅くとも彼は毎晩俺の使っている部屋に寝に戻っている。言葉少ない会話をするが、お互いの熱も執着も間違いなく上がってきている。そして苛々も増えている。もう少し彼と話したいがそれすらも大変そうだ。
 俺はこのモンスターの巣窟では間違いなく異質だ。そして俺に対する魔王の執着を見たせいか、誰も俺に近寄らない。
「早朝に出るぞ」
 また早朝に起き出した魔王にそっと耳打ちされたセリフに滲み出る笑いを隠すのが大変だ。
「今日は、部屋から出るな」
 俺の目と合う彼の目が黒く深く濡れている。
 俺は暫く同じ部屋に大人しくいた。だが夜中の遅い時間になっても彼は部屋に来ない。
 今日は違う部屋に寝るのだろうかと少悶々とし始めたせいか、俺は部屋から出て彼の城の中を歩き出す。今までで一番モンスターの数が集まっている。完全にモンスターの巣窟だ。だがやはり彼が俺を強烈な方法で紹介したせいで俺にちょっかいを出してくるモンスターは一匹もいない。
 
――――あいつは……今、どこで何している?
 
 やがて少し話し声が聞こえる階段を見付ける。その左右を警備しているモンスター二匹は俺を見るとすぐに視線を前へと向け、静かになる。ゆっくりとその暗く湿った階段を下り始めると背後の警備の視線が背中を追ってくる。
 等間隔に壁を飾る松明の明かりが揺れる。
 下は広い地下室だ。上の広間よりも広く大勢のモンスター達が集まっている。そしてそのどれも緊張した面立ちで見つめているのは部屋の中央にいる魔王だ。
 魔王は俺といる時より一回り体が大きい。裸足で足が長く、爪が長く黒い。瞳は影から浮かび上がるほどはっきりとした金色だ。
 彼の前に立っているのは三人の裸の女性だ。三人ともモンスターだが美形だと思う。人間の俺がそう思うぐらいだからモンスターだと絶世の美女なのかもしれない。二匹は人型、もう一匹は青光りした綺麗な鱗がある。どれも肉欲を掻き乱すような豊満な体付きをしている。
 魔王は感情の無いような冷たい顔つきで女達の足を大きく割らせ、手をその中央へと滑り込ませる。そして無感情に指を突っ込んではその肉壺の具合を確かめている。
 
――――これって……魔王が言っていた

 彼の業務の一つであるという『繁殖』。この行為が魔王に望まれているのは理解出来る。だが、それになんとも言えない嫌悪感を持っているのも確かだ。
 彼は女達を頭の先から足元まで見て出た小さな溜息を隠そうとはしない。その目は欲も熱も感情もない。あるのは冷酷で底のない闇のみだ。
 魔王は手首を丸ごと中央の女の肉壺の中に挿入すると、その手首をどんどん奥へと入れていく。女は見悶え、痙攣をし始める。口の横を涎が幾筋も垂れていく。
「……アッ! ァアア! アッ、アッ、ンアアア! 魔王様ァ! ンアァアアアアア!」
 全身で激しく痙攣をしている。そしてその眼球がグリンと裏返ったかと思うと長い爪が彼女の胸元辺りから突き破って飛び出す。
 彼女が死んでからも魔王はその肉壺を長いつめで掻き廻す。濡れた音がして彼女の体は魔王の手で宙へと吊られる。それでも彼女の体内を掻き廻すのを止めない。その足元に赤い血と子宮だった肉片がボトボトと落ちてくる。
 両隣の女達は真っ青になる。彼等を取り囲んでいる家臣達も一瞬で無言になり、固まる。濡れた音だけが聞こえる異様な空気だ。
「彼女達は私の子を孕まない。女も男もいらぬ。もう二度とこんなので私の時間を無駄にするな」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...