『森で拾われた転生聖女ですが、最強魔術師様の監禁がだいぶゆるいです』
異世界に転生して三日目。
森で毒キノコを食べようとしていたリリアは、王国でも屈指の魔術師アルヴェインに拾われた。
温かい食事に、ふかふかの寝台。
親切な人に助けてもらった――そう思っていた翌朝、部屋の扉には外から鍵がかかっていた。
「……監禁?」
前世でヤンデレものが大好きだったリリアは、ちょっとだけ胸を高鳴らせる。
ところが。
「……普通に開きますね」
鍵は内側から開いた。
閉じ込めたいのに、
なぜか鍵は中から開いてしまう。
誰にも見せたくないのに、
一緒に出かけたい。
自分の贈ったもので彼女の周りを埋め尽くしたいのに、
本人に喜ばれると固まってしまう。
どうやらこの最強魔術師様、
かなり重い。
そして、だいぶ優しい。
やがてリリアの持つ「癒し」の力が、国さえ動かす特別なものだとわかり――。
これは、リリアを大切にしまいこんでおきたかった不器用な魔術師が、
彼女の隣を歩く幸せを知るまでの物語。
ほのぼの、甘々、ときどき壮大。
安心して読める、ゆるヤンデレ異世界ラブコメです。
・*毎日17:00更新(全24話+エピローグ)12万文字想定*・
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