〜比嘉一維の事件簿〜 『小６女児拉致殺人事件編』

終章

裁判での判決

　裁判中。
「加害者の弁護人、証言を」
今は、金城攻の裁判を開廷している。
「えー、金城攻氏は、殺人罪さつじんざい以外にも、住居侵入罪じゅうきょしんにゅうざいを２件、不動産侵奪罪ふどうさんしんだつざい、車の窃盗罪せっとうざい、酒気帯しゅきおび運転、道路交通法違反どうろこうつうほういはん、未成年者誘拐罪みせいねんしゃゆうかいざい、逮捕・監禁罪たいほ・かんきんざい、強制性交等罪きょうせいせいこうとうざい、児童ポルノ禁止法違反じどうぽるのきんしほういはん、リベンジポルノ法の１つの公表罪こうひょうざい、わいせつ物頒布はんぷなど沢山の罪を犯しています……言い逃れも出来ません！　情状酌量の余地はありません！」
と。
「判決を下す！　金城攻を併合罪と殺人罪に基づき、死刑とする！」
攻に死刑判決が下った。
「はぁ？　死刑だと！　ふざけるな！」
攻は喚いていたが、警察官２人により暴れたまま閉廷した。
　ホームレス４人の裁判。
「日南人、桂史朗、一蔵、明悟の４人は部屋にあったアダルト本とビデオ、監視カメラ、パソコンなどの窃盗罪と実行犯と協力したので幇助罪ほうじょざいにもなります……そして、用意周到であったのでテロ等準備罪てろとうじゅんびざいも適用されます」
４人の弁護人はそのように述べた。
「判決を下す！　照屋日南人、砂川桂史朗、城間一蔵、仲村明悟を死刑に処す！」
４人も死刑判決が下った。４人は大人しく警察に連行された。