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二章
二話 男と男の約束だ その六
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「……」
「……」
俺と強は明かりのない自室で何を話すわけでもなく、ただ黙っていた。ベットの中に入っても、目がさえてしまい、天井をじっと見つめている。
あれから、俺と強は和解し、義信さんに報告した。楓さんは暖かく強を迎えてくれた。
俺は少しだけ義信さんに説教されて、それで終わりだ。
朝乃宮はただ一言、仲直り出来てよかったと言ってくれた。
就寝の時間まで俺達はリビングでおしゃべりをして過ごした。内容はくだらない話しばかりだ。
とりとめもなく、話の脈絡もない、ただのおしゃべり。
でも、そんな会話が心地よかった。
途中からシュナイダーを家の中に入れ、みんなしてはしゃいだ。家族みんなでただ過ごした。
しかし、就寝時間になり、俺と強が二人っきりになると、何を話していいのか分からず、お休みの言葉しか出てこなかった。
今日はいろんな事があった。いつも以上に疲れた。
けれど、眠気が全くなくて眠れない。
俺は強のお願いのことを考えていた。それを守るには今のままではダメだ。力が足りない。
だから、朝乃宮にお願いをしたのだが、それだけでは足りない。
ちょうどいい機会だ。左近に相談しよう。それで、同じ風紀委員の順平にも頼んでみるか。
そのためにはさっさと眠って体力を温存しなければならないのだが……眠れねえ。
「強、起きているか?」
「……うん」
会話終了。
いや、話すことが思い浮かばないんだ。
いつもは強も俺も寝付きはいいから、こうやって消灯した後に話すことは全くなかった。
強も俺と同じく眠れない夜に気を揉んでいるのだろうか?
気まずい静寂にお互い天井を見上げていたとき、シュナイダーの鳴き声が聞こえてきた。
「……あんちゃん」
「……分かった」
俺達は布団から出て、上着を羽織る。後はブラシだな。
目的地は庭だ。
音を立てないよう、ゆっくりとふすまを開け、玄関を通り、庭に出る。
庭に出ると、犬小屋の前でシュナイダーは大きな声で鳴いていた。
夜泣きである。
シュナイダーは最近、夜鳴きをするようになった。
仔犬の夜鳴きにはいくつか原因がある。シュナイダーの場合は主に二つだ。
一つはお腹がすいたといった生理的な原因。
これについては、夜ご飯の時間を遅くし、お腹がすくのを遅らせることで対処した。飲み水も余分に用意している。
もう一つは寂しくて鳴いてしまう心理的な原因。
柴犬は自立心が強い犬だが、シュナイダーはまだ子供だ。一人……一匹だけでは寂しいのだろう。
特に、今日はシュナイダーを部屋に入れ、みんなで可愛がったからな。かまってもらえて嬉しかったが、急に自分だけになり、寂しくなった。
だから、鳴くのだろう。寂しい、寂しいって。
心理的な夜鳴きの対応方法は……。
「強」
「うん……」
俺達が現れたことで、シュナイダーは先ほどとは打って変わって、嬉しそうに強にじゃれついてくる。
強はシュナイダーを抱っこし、玄関へと向かう。
俺は犬小屋にある毛布をとり、軽く払って毛や汚れを落とし、強についていく。
まず、玄関に入る前に、シュナイダーをブラッシングして汚れをはらう。
次に玄関にある雑巾で足を拭く。
最後は俺達の部屋に連れて行き、座布団の上に先ほど持ってきた毛布を引き、シュナイダーを乗せる。
その両側に俺達のベットがある。
つまり、一緒に寝ることが対応策だ。
主人といれば、寂しさを感じずにすむらしい。シュナイダーは自分の匂いのする毛布に寝そべる。
寝る場所も夜鳴き対策となる。
犬は寝るとき、静かで落ち着けるスペースを好む。
巣穴代わりになるような適度な広さと暗闇に囲まれた場所を好むらしい。
俺が寒さ対策に作った防寒用の箱も光を遮る役目を持っている。
外は犬小屋と防寒用の箱で暗闇を作り、家の中はカーテンを閉め切り、真っ暗にする。
強はシュナイダーが寝るまで、頭を撫でようとするのだが……。
「先に寝ちまうんだよな」
強は何度かシュナイダーの頭を撫でていると、すぐに眠ってしまう。
今回も眠気が襲ってきたのか、それとも、シュナイダーといて安らいだのか、目を閉じ、そのままお休みだ。
飼い主の行動は飼い犬にも似るようで……。
「……」
シュナイダーもそのまま、眠りについた。
俺は小さくため息をつく。
飼い主と一緒に寝れば、シュナイダーもすぐに眠るとは限らない。
最初は逆にはしゃいでしまって、なかなか眠らなかった。強や俺の周りを歩き回り、はしゃいでいた。
シュナイダーが疲れて眠れるよう、夕方の散歩は長めにとって、適度に運動させている。これも夜鳴き対策の一つとして追加した。
こうして、シュナイダーの安眠対策をとっている。
シュナイダーよ……寝てくれたのはいいのだが、なんで俺にお尻を向けて眠るのか……。
仔犬が背中を向けて寝るのは、信頼している証で、犬は後ろからの攻撃に弱いので、背中を向けて寝る場合は背中を任せたぜ、みたいな事がネットで書かれていた。
他にも放っておいてほしいという意味もあるそうだが、それじゃないよな? 俺は極度に撫でたり、かまったりしないからな。
どうでもいい言い訳をしつつ、俺は明日に備えて寝ることにした。
そう、シュナイダーが俺達の部屋で寝る場合、明日の朝にやっておかなければならないことがある。
それをやらないと大惨事になる可能性もあるからな。
俺は目を閉じ、眠気を待ったが……眠れねえ。俺は天井を見上げる。
静まりかえった部屋の中で、俺はふと健司のことを思い出していた。
なあ、健司。健司はどう思っているか分からないが、俺は今でも健司のこと、かけがえのない親友だって思っている。
今日も健司のおかげで強と仲直りできた。きっかけを女が与えてくれたのは癪だったけどな。
俺は健司と男と男の約束をしたときのことを思い出す。
「健司……すまん……今すぐ着替えて……ごほぉ! ごほぉ!」
俺は説教する母さんの無視し、着替える。
今日はラジオ体操最終日だ。今日いけば皆勤賞だ。
夏休みが始まる前から健司と約束していた。皆勤賞をとってやるって。
だから、風邪を引いたくらいであきらめきれるかよ!
「ごほぉ! ごほぉ!」
「正道! いい加減にしなさい! 健司君を困らせないの! ごめんね、健司君。正道は風邪だから今日は一人でいってもらえる?」
「母さんは余計なことを言わないで!」
「たかがラジオ体操でしょ! 我が儘言わないの!」
たかがじゃない! 俺は意地でもラジオ体操にいってやると思っていたが……。
「分かった! 俺もラジオ体操にいかない!」
「け、健司?」
俺は呆然としてしまった。健司は首から下げていたラジオ体操の出席の紙をビリビリと破ってみせたのだ。
その紙には毎日通い続けたことを証明するハンコが押されていた。
俺達はそのハンコが増えていくことに、最後の日が近づいていることをニヤニヤしながら毎日見てきた。
それを破ってみせたのだ。
「ど、どうして破るんだよ! これじゃあ、景品が……皆勤賞が……」
「うっせえ! 正道がいかないんなら、こんなもん、いらねえよ! 意味ないじゃん!」
もしかして、俺のせいか?
俺が風邪を引いたから……興奮して夜眠れなかったから……だから、健司は皆勤賞を逃してしまったのか?
俺は自分のせいで健司の皆勤賞をダメにしてしまったことに泣いた。
「泣くな、正道!」
「で、でも、俺のせいで……」
「だったら、約束しろ!」
「えっ?」
健司は仁王だちになり、堂々と言い放つ。
「正道は早く風邪を治せ! そんで、来年こそはラジオ体操、皆勤賞を一緒に目指す! それでいいよな!」
「で、でも……」
「い・い・よ・な!」
「……分かった。来年こそは絶対に皆勤賞を目指す!」
「よし! 男と男の約束だ!」
「うん! 男と男の約束だ!」
俺は枕元に置いていたラジオ体操の紙を破いた。それは風邪を一日でも早く治す為の意思表示だ。
そして、来年は二人そろってラジオ体操の皆勤賞を取った。景品はくだらないものだったけど、俺達にとっては勲章だった。
「健司……」
親友の事を想うと、思い知らされるのだ。親友は金よりも価値のある宝物だと。失えば取り戻せないのだと。
今度は間違えない……必ず、大切な者を俺の手で守ってみせる。
俺は胸の奥に闘志を燃やしていた。
「……」
俺と強は明かりのない自室で何を話すわけでもなく、ただ黙っていた。ベットの中に入っても、目がさえてしまい、天井をじっと見つめている。
あれから、俺と強は和解し、義信さんに報告した。楓さんは暖かく強を迎えてくれた。
俺は少しだけ義信さんに説教されて、それで終わりだ。
朝乃宮はただ一言、仲直り出来てよかったと言ってくれた。
就寝の時間まで俺達はリビングでおしゃべりをして過ごした。内容はくだらない話しばかりだ。
とりとめもなく、話の脈絡もない、ただのおしゃべり。
でも、そんな会話が心地よかった。
途中からシュナイダーを家の中に入れ、みんなしてはしゃいだ。家族みんなでただ過ごした。
しかし、就寝時間になり、俺と強が二人っきりになると、何を話していいのか分からず、お休みの言葉しか出てこなかった。
今日はいろんな事があった。いつも以上に疲れた。
けれど、眠気が全くなくて眠れない。
俺は強のお願いのことを考えていた。それを守るには今のままではダメだ。力が足りない。
だから、朝乃宮にお願いをしたのだが、それだけでは足りない。
ちょうどいい機会だ。左近に相談しよう。それで、同じ風紀委員の順平にも頼んでみるか。
そのためにはさっさと眠って体力を温存しなければならないのだが……眠れねえ。
「強、起きているか?」
「……うん」
会話終了。
いや、話すことが思い浮かばないんだ。
いつもは強も俺も寝付きはいいから、こうやって消灯した後に話すことは全くなかった。
強も俺と同じく眠れない夜に気を揉んでいるのだろうか?
気まずい静寂にお互い天井を見上げていたとき、シュナイダーの鳴き声が聞こえてきた。
「……あんちゃん」
「……分かった」
俺達は布団から出て、上着を羽織る。後はブラシだな。
目的地は庭だ。
音を立てないよう、ゆっくりとふすまを開け、玄関を通り、庭に出る。
庭に出ると、犬小屋の前でシュナイダーは大きな声で鳴いていた。
夜泣きである。
シュナイダーは最近、夜鳴きをするようになった。
仔犬の夜鳴きにはいくつか原因がある。シュナイダーの場合は主に二つだ。
一つはお腹がすいたといった生理的な原因。
これについては、夜ご飯の時間を遅くし、お腹がすくのを遅らせることで対処した。飲み水も余分に用意している。
もう一つは寂しくて鳴いてしまう心理的な原因。
柴犬は自立心が強い犬だが、シュナイダーはまだ子供だ。一人……一匹だけでは寂しいのだろう。
特に、今日はシュナイダーを部屋に入れ、みんなで可愛がったからな。かまってもらえて嬉しかったが、急に自分だけになり、寂しくなった。
だから、鳴くのだろう。寂しい、寂しいって。
心理的な夜鳴きの対応方法は……。
「強」
「うん……」
俺達が現れたことで、シュナイダーは先ほどとは打って変わって、嬉しそうに強にじゃれついてくる。
強はシュナイダーを抱っこし、玄関へと向かう。
俺は犬小屋にある毛布をとり、軽く払って毛や汚れを落とし、強についていく。
まず、玄関に入る前に、シュナイダーをブラッシングして汚れをはらう。
次に玄関にある雑巾で足を拭く。
最後は俺達の部屋に連れて行き、座布団の上に先ほど持ってきた毛布を引き、シュナイダーを乗せる。
その両側に俺達のベットがある。
つまり、一緒に寝ることが対応策だ。
主人といれば、寂しさを感じずにすむらしい。シュナイダーは自分の匂いのする毛布に寝そべる。
寝る場所も夜鳴き対策となる。
犬は寝るとき、静かで落ち着けるスペースを好む。
巣穴代わりになるような適度な広さと暗闇に囲まれた場所を好むらしい。
俺が寒さ対策に作った防寒用の箱も光を遮る役目を持っている。
外は犬小屋と防寒用の箱で暗闇を作り、家の中はカーテンを閉め切り、真っ暗にする。
強はシュナイダーが寝るまで、頭を撫でようとするのだが……。
「先に寝ちまうんだよな」
強は何度かシュナイダーの頭を撫でていると、すぐに眠ってしまう。
今回も眠気が襲ってきたのか、それとも、シュナイダーといて安らいだのか、目を閉じ、そのままお休みだ。
飼い主の行動は飼い犬にも似るようで……。
「……」
シュナイダーもそのまま、眠りについた。
俺は小さくため息をつく。
飼い主と一緒に寝れば、シュナイダーもすぐに眠るとは限らない。
最初は逆にはしゃいでしまって、なかなか眠らなかった。強や俺の周りを歩き回り、はしゃいでいた。
シュナイダーが疲れて眠れるよう、夕方の散歩は長めにとって、適度に運動させている。これも夜鳴き対策の一つとして追加した。
こうして、シュナイダーの安眠対策をとっている。
シュナイダーよ……寝てくれたのはいいのだが、なんで俺にお尻を向けて眠るのか……。
仔犬が背中を向けて寝るのは、信頼している証で、犬は後ろからの攻撃に弱いので、背中を向けて寝る場合は背中を任せたぜ、みたいな事がネットで書かれていた。
他にも放っておいてほしいという意味もあるそうだが、それじゃないよな? 俺は極度に撫でたり、かまったりしないからな。
どうでもいい言い訳をしつつ、俺は明日に備えて寝ることにした。
そう、シュナイダーが俺達の部屋で寝る場合、明日の朝にやっておかなければならないことがある。
それをやらないと大惨事になる可能性もあるからな。
俺は目を閉じ、眠気を待ったが……眠れねえ。俺は天井を見上げる。
静まりかえった部屋の中で、俺はふと健司のことを思い出していた。
なあ、健司。健司はどう思っているか分からないが、俺は今でも健司のこと、かけがえのない親友だって思っている。
今日も健司のおかげで強と仲直りできた。きっかけを女が与えてくれたのは癪だったけどな。
俺は健司と男と男の約束をしたときのことを思い出す。
「健司……すまん……今すぐ着替えて……ごほぉ! ごほぉ!」
俺は説教する母さんの無視し、着替える。
今日はラジオ体操最終日だ。今日いけば皆勤賞だ。
夏休みが始まる前から健司と約束していた。皆勤賞をとってやるって。
だから、風邪を引いたくらいであきらめきれるかよ!
「ごほぉ! ごほぉ!」
「正道! いい加減にしなさい! 健司君を困らせないの! ごめんね、健司君。正道は風邪だから今日は一人でいってもらえる?」
「母さんは余計なことを言わないで!」
「たかがラジオ体操でしょ! 我が儘言わないの!」
たかがじゃない! 俺は意地でもラジオ体操にいってやると思っていたが……。
「分かった! 俺もラジオ体操にいかない!」
「け、健司?」
俺は呆然としてしまった。健司は首から下げていたラジオ体操の出席の紙をビリビリと破ってみせたのだ。
その紙には毎日通い続けたことを証明するハンコが押されていた。
俺達はそのハンコが増えていくことに、最後の日が近づいていることをニヤニヤしながら毎日見てきた。
それを破ってみせたのだ。
「ど、どうして破るんだよ! これじゃあ、景品が……皆勤賞が……」
「うっせえ! 正道がいかないんなら、こんなもん、いらねえよ! 意味ないじゃん!」
もしかして、俺のせいか?
俺が風邪を引いたから……興奮して夜眠れなかったから……だから、健司は皆勤賞を逃してしまったのか?
俺は自分のせいで健司の皆勤賞をダメにしてしまったことに泣いた。
「泣くな、正道!」
「で、でも、俺のせいで……」
「だったら、約束しろ!」
「えっ?」
健司は仁王だちになり、堂々と言い放つ。
「正道は早く風邪を治せ! そんで、来年こそはラジオ体操、皆勤賞を一緒に目指す! それでいいよな!」
「で、でも……」
「い・い・よ・な!」
「……分かった。来年こそは絶対に皆勤賞を目指す!」
「よし! 男と男の約束だ!」
「うん! 男と男の約束だ!」
俺は枕元に置いていたラジオ体操の紙を破いた。それは風邪を一日でも早く治す為の意思表示だ。
そして、来年は二人そろってラジオ体操の皆勤賞を取った。景品はくだらないものだったけど、俺達にとっては勲章だった。
「健司……」
親友の事を想うと、思い知らされるのだ。親友は金よりも価値のある宝物だと。失えば取り戻せないのだと。
今度は間違えない……必ず、大切な者を俺の手で守ってみせる。
俺は胸の奥に闘志を燃やしていた。
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