片羽燕は何思う

 親燕には片方の羽根がボロボロに傷んでいたため、飛ぶといつもフラフラとしていた。
 そのためか雛のときに与えられる餌も少なく、質の悪いものばかりであった。中には食べられないようなものも混じっていた。
 与えられる餌が充分でなく、いつも飢えと言う程ではないが空腹感を常に持ったまま育った。
 ぼくが巣立つ日、親燕は新しい家を見つけ、家族を作り、新しい生活を始めなさいと言った。
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