幻獣使役はアケコンで!
45歳で職も安定しないダメ中年、秦名大介。深酒をあおった彼は、見知らぬ草原で目を覚ます。そこで出会った女性アデラの口振りに、自分がいわゆる『異世界』へ転送されたのだと悟る。散々色々なところで見聞きした展開に自分がまきこまれたという事実へ、不快感を露わにする大介。その場を去ろうとした彼に、アデラは得体の知れぬ『板』を手渡す……かつての格ゲーブームに青春を過ごした男が、その技術を想定外な形で活かしていく、爽快なのか地味なのかよく分からない、そんなお話。
目次
感想
あなたにおすすめの小説
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
歩人
ファンタジー
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
「侍女に薬湯でも持たせろ」——侍医頭が放逐した公爵令嬢の名を、十二日眠れぬ王太子は誰にも問えなかった件
歩人
ファンタジー
「侍女に薬湯でも持たせろ。公爵令嬢殿は、もう不要だ」――王宮侍医頭グレゴールの一言で、公爵令嬢クラリッサは静かに薬研を片付けた。王太子レオンハルトは、その場で頷いた。彼女の名前を呼ぶこともなく。十年間、毎晩王太子の枕元に置かれていた湯気の立つ陶器の碗。王太子は、それを「侍女が運んでくる温い水」だと思っていた。放逐から十二日。眠れぬ夜の三日目に、王太子は枕の下から束ねた処方箋を見つける。十年分。三千六百通。すべての処方箋に、差出人の名前が――書かれていなかった。「これを書いたのは、誰だ」王太子の問いに、侍医頭は「クラリッサ様で」と答えた。――その名を、王太子は一度も口にしたことがなかった。居並ぶ誰一人として、彼女を本名で呼んだ者はいなかった。
娘を毒殺された日、夫は愛人と踊っていた――聖女と呼ばれた私は、王家を静かに崩壊させる
唯崎りいち
恋愛
異世界に転移し、“聖女”として王太子ジークフリートに嫁がされたフェリシア。
愛のない結婚の中で、唯一の救いは娘シャルロットだった。
しかし五歳の娘は、父から贈られたネックレスによって毒殺される。
娘が死んだ日。
王宮では祝賀会が開かれ、夫は愛人と踊っていた。
誰も娘の死を悲しまない世界で、ただ一人涙を流したのは、第八王子リュカだけだった。
やがてフェリシアは知る。
“聖女は子を産んではならない”という王家の禁忌と、娘の死の裏にある政治的思惑を。
――これは、娘を奪われた聖女が、王家を静かに崩壊へ導いていく物語。
「お前の帳場など商人ごっこ」——交易令嬢消失の朝、塩・茶・絹の暗号台帳が誰にも読めなかった件
歩人
ファンタジー
ヴァンディーン伯爵令嬢ローレは、王都の商人ギルドで「帳場係」と呼ばれていた。十年間、王都に出入りする塩・茶・絹・銀の取引を、彼女がひとりで台帳に記してきた。「お前の帳場など商人ごっこ。記録などギルドの誰でもつけられる」――商人ギルド会頭の侮辱に、ローレは台帳を閉じて立ち上がる。翌朝、ギルドの帳簿係たちは絶句した。十年分の台帳が、誰にも読めない暗号で書かれていた。彼女がひとりで発明した、商隊間の独自暗号――鍵を知るのは、彼女ただ一人。三日後、塩の値段が三倍になり、絹の取引が停止し、王家への銀の納付が間に合わなくなった。「鍵をお売りください」と訪ねてきた会頭に、ローレは静かに言う。「鍵は売り物ではございません。わたくしの十年です」
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
番ではないと言われた王妃の行く末
にのまえ
恋愛
獣人の国エスラエルの王妃スノーは、人間でありながら“番”として選ばれ、オオカミ族の王ローレンスと結婚した。しかし三年間、彼に番と認められることも愛されることもなく、白い結婚のまま冷遇され続ける。
それでも王妃として国に尽くしてきたスノーだったが、ある日、ローレンスが別の令嬢レイアーを懐妊させ、側妃として迎えると知る。ついに心が折れたスノーは離縁を決意し、国を去ろうとする。
しかしその道中、レイアー嬢の実家の襲撃に遭い、スノーは命を落とす寸前、自身の命と引き換えに広域回復魔法で多くの命を救う。
これでスノーの、人生は終わりのはずだった。
だが次に目を覚ますと、スノーは三年前の結婚式当日に戻っていた。何度死んでも、何度拒絶しても、結婚式の誓いの瞬間へと戻される。
番から逃れようと、スノーは何度も死を選ぶが――。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
あなたがワインを浴びせた相手は、"子爵令嬢"じゃありませんわ
ばぅ
恋愛
公爵令息の恋人と噂されている「ルリア・ラズベルン子爵令嬢」と勘違いされ、夜会でワインを浴びせられた私。でも残念、完全な人違いです。