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ある日、突然。
まさかのまさか!
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柚花は、座椅子に正座をして電話を掛ける。
「はい、西崎です」
ワンコールで智也さんが電話に出た!
「ま、丸山です……。こんばんは。
今、電話していて大丈夫ですか?
この前の返事をしないといけないと思って……」
智也は、ベッドから降りて立ち上がった。
「はっ、はい、あ、はいっ、大丈夫!
覚悟はできているから、どうぞ」
話しながら、部屋の中を歩き出す。
落ち着かない様子でいる。
(入試の合格発表の日みたいだな。
もうドキドキだ。どんな言葉でも受けとめる!
さあ、こい!)
「はい、じっくりと考えてみました。
結論から言うと、ごめんなさいです」
柚花は、多少、声はうわずっていたが、きっぱりと言った。
(がーん、ごめんなさい?ごめんなさいと言ったのか?
すっごいショックだ……言葉が出てこない……頑張るんだ俺!負けるな)
「どうして?まだ怒っているの?
その ごめんなさいって言葉は、付き合えないってことなの?」
動揺を隠せない智也が聞いた。
「智也さんの気持ちは、とても嬉しいの。本当に嬉しいのよ。
ただ、あなたの恋人に私がなってもいいのか……そんな事を考えてしまうの。
私じゃなくて、もっと相応わしい女性がいると思ってしまうの……。
だから、ごめんなさい」
柚花は、静かに話した。
あ……勿体ない……自分で縁を断ち切ってしまった……私って、バカだ……。
只今、小銭貯金は続行中この先も続けていく。
(何だそれ!どういう事だよ!)
智也は、少しイラっとしている。
「ちょっと、それはよく分からない。
納得できるわけないよ!
今から逢えない?逢いたい!
柚花の家に行くから!待ってて!
ちゃんとに話そう」
智也は、必死で言ったのだった。
「えっ!今?無理……あっ」
既に電話は切れていた。
えっえっ、ここに来るの?
もうスッピンに部屋着なのに!
あ、この前 既に見られているから、それはいいとして、洗濯物をお風呂場に吊るさないと!
わっ、大変、テーブルの上を片付けないと!
……………………
智也の自宅から柚花のアパートまでは、車ならすぐに着く。
ピンポーン!
「えっ!もう来たの?」
どうしよう、どうしよう!
「はい……」
そっとドアを開けてみると、智也が勢いよくドアを引いた。
「ハァ、ハァ、ゆ、柚花、俺に相応しい女性がいるとかって、か、勝手に決めつけないでほしい!」
車を止め、息を切らして走って来た智也が大きな声で言った。
「わっ、ちょっと、声が大きいから」
玄関先だと声が外に筒抜けだ。
柚花は、智也を部屋の中に通した。
「あっ、声が大きい?ごめん」
(落ち着け、落ち着かないと、冷静になるんだ、俺!)
智也は部屋に入り、柚花に向かい尋ねる。
「俺のことが嫌い?なの?」
柚花は、首を横に振った。
「嫌いじゃない。でも……」
躊躇いながら話し始める。
「正直に言うとね……私は30歳までに結婚がしたかったの。
でも、もうすぐ29歳になってしまう。
これから交際する人とは、最後の恋にしたい、そして、相手の方にも私が最後の恋の相手だと思ってもらいたいの。
そんな私のわがままを あなたに押し付けるわけにいかないから……」
(えっ、何だ そんなことか……)
「だったら、言い直す!
柚花さん、私と結婚を前提として、お付き合いをして下さい!
これなら、問題はないでしょ?」
柚花は、困惑した表情を浮かべた。
「えっ!柚花、これでもダメなの?
俺を受け入れてもらえないの?え……」
智也は、力なく床に座り込んだ。
柚花は智也の前に正座をする様に座って話し始める。
「あっ、あのね、失礼な事を言ってしまうと……あ、あなたがイケメン過ぎて、付き合えないの……。
もしも、私たちが付き合ったとしたら、私は常にあなたの女性問題を気にする事になると思う。
そうなると、私の心が荒んで、上手く付き合っていかれなくなり、結局、破局になると思うんだ……」
(なんだよ、その変な理由はっ!)
「さっきも言ったけど、できれば30歳までに結婚がしたいと考えている私が、その目前で、破局となったら、もう立ち直れなくなるのが、目に見えている。
だからって、他の人と縁がある保証は無いよ。多分、このままひとりだと思う。それでも、あなたとは無理なの。
できれば、このまま友達でいられたら嬉しいけど、難しいなら仕事のみの関係になるのも仕方ないと思っている」
「……何、その滅茶苦茶な理由!
そんな事、受け入れるわけないだろう!
俺が浮気をする前提で言っているのは、腹が立つよ。
本当は、俺のことが好きじゃないってことでしょ?
あー、今の言葉は違う!聞かなかったことにして!
とにかく、俺を信じてほしい!
いつも俺の側にいて下さい。
ねっ?ダメ?」
智也は、柚花の両肩に手を置き、“ダメ?”という言葉に魂を込めて聞いた。
(俺の想いをわかってくれ!)
「……え……そんなこと言って、信じてもいいの?あっ、やっぱり、ダメ、後悔することになる……でも、せっかく言ってくれているから、信じてみていいのかな?
これを逃すと独身決定は、ほぼ確実だろうし……あー、どうすればいいの?」
柚花は、無意識に心の声を言葉にしていた。
「そうだよ、俺を逃すと独身決定だ!って神様が言っているよ!
俺に決めちゃえばいいんだ。
言っておくけど、今日、俺を振ったとしても、柚花が俺を嫌いと言うまでは、諦めないからね!」
智也が「はぁ」っと小さく溜息をついて立ち上がったから、柚花も立ち上がる。
「今日は帰るよ。押しかけてごめん。
今は、無理に恋人にならなくてもいい。
友達のまま、俺と会ってくれればいいから。
今まで通りに普通に接してほしい。
それも無理なのかな?」
とても悲しそうな顔で智也が聞いた。
「本当にごめんなさい。
うん、もちろん普通にしているし、食事にも行くから……」
柚花の返事を聞いて、ほんの少しホッとして智也は帰って行った。
…………………
(ここまで食い下がって、告白をしたのにダメだった。
俺は相当、柚花のことが好きなんだな……。
自分でも、びっくりした。
あんなに粘っていた俺は、凄い!
あー、それにしてもヘコむなぁ。
振られるって、けっこう、キツイ……)
「はい、西崎です」
ワンコールで智也さんが電話に出た!
「ま、丸山です……。こんばんは。
今、電話していて大丈夫ですか?
この前の返事をしないといけないと思って……」
智也は、ベッドから降りて立ち上がった。
「はっ、はい、あ、はいっ、大丈夫!
覚悟はできているから、どうぞ」
話しながら、部屋の中を歩き出す。
落ち着かない様子でいる。
(入試の合格発表の日みたいだな。
もうドキドキだ。どんな言葉でも受けとめる!
さあ、こい!)
「はい、じっくりと考えてみました。
結論から言うと、ごめんなさいです」
柚花は、多少、声はうわずっていたが、きっぱりと言った。
(がーん、ごめんなさい?ごめんなさいと言ったのか?
すっごいショックだ……言葉が出てこない……頑張るんだ俺!負けるな)
「どうして?まだ怒っているの?
その ごめんなさいって言葉は、付き合えないってことなの?」
動揺を隠せない智也が聞いた。
「智也さんの気持ちは、とても嬉しいの。本当に嬉しいのよ。
ただ、あなたの恋人に私がなってもいいのか……そんな事を考えてしまうの。
私じゃなくて、もっと相応わしい女性がいると思ってしまうの……。
だから、ごめんなさい」
柚花は、静かに話した。
あ……勿体ない……自分で縁を断ち切ってしまった……私って、バカだ……。
只今、小銭貯金は続行中この先も続けていく。
(何だそれ!どういう事だよ!)
智也は、少しイラっとしている。
「ちょっと、それはよく分からない。
納得できるわけないよ!
今から逢えない?逢いたい!
柚花の家に行くから!待ってて!
ちゃんとに話そう」
智也は、必死で言ったのだった。
「えっ!今?無理……あっ」
既に電話は切れていた。
えっえっ、ここに来るの?
もうスッピンに部屋着なのに!
あ、この前 既に見られているから、それはいいとして、洗濯物をお風呂場に吊るさないと!
わっ、大変、テーブルの上を片付けないと!
……………………
智也の自宅から柚花のアパートまでは、車ならすぐに着く。
ピンポーン!
「えっ!もう来たの?」
どうしよう、どうしよう!
「はい……」
そっとドアを開けてみると、智也が勢いよくドアを引いた。
「ハァ、ハァ、ゆ、柚花、俺に相応しい女性がいるとかって、か、勝手に決めつけないでほしい!」
車を止め、息を切らして走って来た智也が大きな声で言った。
「わっ、ちょっと、声が大きいから」
玄関先だと声が外に筒抜けだ。
柚花は、智也を部屋の中に通した。
「あっ、声が大きい?ごめん」
(落ち着け、落ち着かないと、冷静になるんだ、俺!)
智也は部屋に入り、柚花に向かい尋ねる。
「俺のことが嫌い?なの?」
柚花は、首を横に振った。
「嫌いじゃない。でも……」
躊躇いながら話し始める。
「正直に言うとね……私は30歳までに結婚がしたかったの。
でも、もうすぐ29歳になってしまう。
これから交際する人とは、最後の恋にしたい、そして、相手の方にも私が最後の恋の相手だと思ってもらいたいの。
そんな私のわがままを あなたに押し付けるわけにいかないから……」
(えっ、何だ そんなことか……)
「だったら、言い直す!
柚花さん、私と結婚を前提として、お付き合いをして下さい!
これなら、問題はないでしょ?」
柚花は、困惑した表情を浮かべた。
「えっ!柚花、これでもダメなの?
俺を受け入れてもらえないの?え……」
智也は、力なく床に座り込んだ。
柚花は智也の前に正座をする様に座って話し始める。
「あっ、あのね、失礼な事を言ってしまうと……あ、あなたがイケメン過ぎて、付き合えないの……。
もしも、私たちが付き合ったとしたら、私は常にあなたの女性問題を気にする事になると思う。
そうなると、私の心が荒んで、上手く付き合っていかれなくなり、結局、破局になると思うんだ……」
(なんだよ、その変な理由はっ!)
「さっきも言ったけど、できれば30歳までに結婚がしたいと考えている私が、その目前で、破局となったら、もう立ち直れなくなるのが、目に見えている。
だからって、他の人と縁がある保証は無いよ。多分、このままひとりだと思う。それでも、あなたとは無理なの。
できれば、このまま友達でいられたら嬉しいけど、難しいなら仕事のみの関係になるのも仕方ないと思っている」
「……何、その滅茶苦茶な理由!
そんな事、受け入れるわけないだろう!
俺が浮気をする前提で言っているのは、腹が立つよ。
本当は、俺のことが好きじゃないってことでしょ?
あー、今の言葉は違う!聞かなかったことにして!
とにかく、俺を信じてほしい!
いつも俺の側にいて下さい。
ねっ?ダメ?」
智也は、柚花の両肩に手を置き、“ダメ?”という言葉に魂を込めて聞いた。
(俺の想いをわかってくれ!)
「……え……そんなこと言って、信じてもいいの?あっ、やっぱり、ダメ、後悔することになる……でも、せっかく言ってくれているから、信じてみていいのかな?
これを逃すと独身決定は、ほぼ確実だろうし……あー、どうすればいいの?」
柚花は、無意識に心の声を言葉にしていた。
「そうだよ、俺を逃すと独身決定だ!って神様が言っているよ!
俺に決めちゃえばいいんだ。
言っておくけど、今日、俺を振ったとしても、柚花が俺を嫌いと言うまでは、諦めないからね!」
智也が「はぁ」っと小さく溜息をついて立ち上がったから、柚花も立ち上がる。
「今日は帰るよ。押しかけてごめん。
今は、無理に恋人にならなくてもいい。
友達のまま、俺と会ってくれればいいから。
今まで通りに普通に接してほしい。
それも無理なのかな?」
とても悲しそうな顔で智也が聞いた。
「本当にごめんなさい。
うん、もちろん普通にしているし、食事にも行くから……」
柚花の返事を聞いて、ほんの少しホッとして智也は帰って行った。
…………………
(ここまで食い下がって、告白をしたのにダメだった。
俺は相当、柚花のことが好きなんだな……。
自分でも、びっくりした。
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