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さあ、始めよう!
お詫びに……
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柚花は、ぱちりと目を開けた。
今、何時なの?
あー、朝の5時かぁ、まだ寝ていられる……。
何気なく腕時計を見た。
……あれ?
えっ?腕時計をしたまま寝たの?なぜ?
うん?知らない天井だ……。
柚花は、身体を起こしてキョロキョロする。
ここは何処なの?
来たことがない部屋……。
広い部屋とキッチンを、木目調カウンターテーブルで区切ってあって、黒色のカウンターチェアーが3つ置いてある。
部屋全体がモノトーンになっていて、お洒落な感じだ。
カーテンが白黒市松模様で、寝具のカバーも同じ色柄に統一されている。
ドア付近には、大きなテレビと3人掛けくらいの黒いソファーと木目調のテーブルが白いラグの上に置いてあった。
何となく男性の部屋のような気がする。
ベットにいる私……。
えっ?ベット!!
隣に誰かいるっ!
布団をそっとめくってみた……。
なんだ軽米さんか!
はぁ、驚いた!
「か、軽米さん!起きて、起きてよ」
柚花は、軽米を揺り起こす。
「ここって、誰の部屋なの?目を覚ましてよっ!ちょっと、軽米さん!」
「うーん、和希さんの部屋……丸山さんがみんなで泊まるって、騒いだから……眠いです……私、お休みです……おやすみなさい」
寝ぼけた様子で、軽米は再び眠ってしまった。
私、騒いだの?
ビールを飲んだものね。
何かしてしまったのかしら?
それで、前沢さんはどこにいるのかな?
柚花は、ベットから降りて ソファーに行ってみた。
わっ!
前沢さんと智也さんが、ソファーの下で雑魚寝している。
毛布だけを掛けて寝ている!
私と軽米さんとでベットを使ってしまって、ごめんなさい。
やだ、私、昨夜の事を覚えていない。
きっと、何かしたんだよね?
お詫びに朝食でも作ってみようかしら?
カウンターの上には、食パンが8枚切り1斤あって、調味料類も置いてあったし、楊枝もあった。
流し台周辺に鍋やら調理器具は置いてある。
それから、勝手に冷蔵庫を開けて物色し、卵を発見して、マーガリンとウインナーも発見したのだった。
野菜室には、人参とキャベツがあった。
前沢さんは、しっかりと自炊をしている様子。
うちの冷蔵庫は、紅茶に入れるレモンくらいで、中はスカスカしている。
柚花は、ひとり反省をしたのだった。
あと、スープを作る材料はあるのかな?
パンには、スープが必要だと野口から散々、言われたから作らないとね。
ここかな?
棚の扉を開けてみたらビンゴ!
凄い、固形のコンソメを発見!
前沢さんは、こんな物まで買い置きしている……凄いわぁ、尊敬だわ。
私は、野口と別れてからは、ほぼコンビニのお世話になっているから、買い置きなんてしていない。
あっ、久しぶりに料理するけど、大丈夫かしら?
まあ、簡単な物だから、料理って言わないかな?
ま、私のお詫びの気持ちを伝えるってことで、作りましょうね。
では、スープから作りますか。
人参とキャベツを太めの千切り。
ウインナーは、スープに少し入れたいから、2本くらいをスライスしておく。
残りは楊枝で穴を開けておいて、食べる時にレンジでチンして、スクランブルエッグの付け合わせに。
小鍋に水を入れて、沸騰したら野菜を入れて、固形コンソメを入れて、溶かしたらコショウを入れて、味をみる。
少し薄いから、塩を入れてみようかな。
どうかな?なんか足りない感じ。
じゃあ、隠し味程度に醤油を垂らしてみよう。
もう少しコショウを足してみて。
うん、いいかな?
火を止める前にウインナーを入れて、出来上がり。
まだ、皆んなは 起きそうもないけど、スクランブルエッグを作ってしまおうかな?
私は、手際が悪いから あれもこれも同時に出来ないし。
その前に、お皿はどこだ?
こっちの下の扉を開けて、おっ、あるね。スープは、マグカップでもいいか。
お皿は、いろんなのを使ってしまおう。
そうだ、ラップはあるのかしら?
おっ、冷蔵庫にピタッと棚を付けてあって、そこに置いてある。
前沢さん、あなたは主婦ですか?
軽米さん、お料理を頑張らないといけないかもよ?頑張れー!
私なんて、料理人が彼氏だったから、料理を作る時は、常に緊張したものよ。
それで、あんな事を言われて……。
はっ、いかん、思い出したらダメだっ!
さて、スクランブルエッグを作ってしまおー!
卵は、ひとり2個使わせて頂きます。
食材は、後で買って返しますね。
ボウルに卵を割り入れて、8個なんてかき回すの初めてだ!
塩とコショウして、生クリームは無かったから、これだけでいいや。
げっ、卵が溢れそうで、上手く混ぜられないよ!
フライパンの中で、頑張るしかない!
火にかける前に味見してみよう。
バターが無くて、マーガリンを入れて作るから、これくらいの塩加減でいいかな?
柚花は、料理に集中していた。
(なんか良い匂いがする……。
和希が朝食を作っているのか?
ん?ここで寝てる……って、ことは?)
智也は、起き上がってキッチンに向かった。
(わっ、柚花が料理をしている!)
智也は、黙ったまま、ひたすら感動していた。
その姿を見たら、昨日の事など、すぐに忘れられると思った。
柚花は、フライパンをよく熱してから、マーガリンを入れ、溶けたところに勢いよく卵を流し入れた。
そして、すぐに菜箸でかき回し、半熟のところで火を止める。
大雑把にかき回して完成。
皿に盛り付けラップをして、食べる時にチンすればいい。
フライパンをさっと洗って、拭いてガス台に載せておく。
さあ、困った。
パンを一度に たくさん焼けないし、焼いておくと冷めちゃうし……。
軽米さんを起こして、先に食べさせちゃおうかな?
柚花は、食パンの袋を持ちながら、考えていた。
その時!
柚花は、背後から抱きしめられた。
「ひゃっ!」
驚き過ぎて、小さな声で呟いた。
「おはよう。ご飯を作ってくれているの?」
その声は、智也さん!
智也は、バックハグをしたままで聞いた。
柚花は、身動きができない状態の中で答える。
「お、おはよう……、昨日は多分、迷惑をかけてしまった気がするから、お詫びに作っているの、迷惑をかけたよね?ごめんなさい」
「そうだよ!酷かった!よりにもよって和希に!軽米さんに!俺にはしなかった!酷すぎる!」
うわっ!やってしまったのかぁ!
やっぱ、アルコールは辞めた方がいいのかしらね……。
「私、禁酒しますね。本当にごめんなさい。じゃあ、お詫びにパンを焼くから、食べてもらえるかな?」
「うん、うん、食べるよ。
柚花が作ってくれるなんて、感激だよ」
智也は、ニコニコしながら言っているようだが、柚花からは見えない。
「あのね、この腕を外してくれないと、パンを焼けないよ?」
「あっ、ごめん。つい抱きしめたくなっちゃって……。嬉しかったんだ」
柚花は、それに対しては言葉が見つからなかった。
ドキドキし過ぎているのだった。
黙ったまま、スープに火をつけ温める。
柚花は、パンを食べやすいようにカットした。
フライパンを熱したら、マーガリンを投入して、溶けたところにパンを入れて、頃合いをみて、返して両面を焼く。
ウインナーを3本だけ小皿に載せて、ふんわりラップをして、レンジでチン。
「スクランブルエッグは、作ったばかりだから、温めなくてもいいかな?
半熟だけど、大丈夫?」
カウンターチェアーに座っている智也に聞いた。
「いいよ、もう食べたい。柚花も食べれば?」
「あ、先に食べてね。
これから、自分用のパンを焼くから。
この お皿に、スクランブルエッグと付け合わせとパンをいっしょに載せてもいい?」
「もちろん、かまわないよ。
早く食べたいな」
マグカップにスープを入れて、智也に差し出した。
「あっ!スプーンとか箸とかが、どこにあるのかわからない!
やっ、どうしよう!確認するのを忘れた!」
「それなら、俺が知ってる!このカウンターに引き出しがあって、この中だよ」
智也さんは、スープを一口飲んで、感動してくれた。
「美味しい!こんなに美味しいスープは、初めてだよ!
わっ、スクランブルエッグがフワフワだよ。パンは、サクサクで美味しい!
柚花は、料理上手だね」
「えっ?そんな事、初めて言われた。
ありがとう、お世辞でも嬉しい」
「本当だよ!美味しいから、毎日、作ってもらいたい!」
はぅ!
今の言葉、ハートに刺さりましたっ!
野口に料理が下手(思い込んでいる)と言われて自信が持てなかったのに。
なんて、あなたは褒め上手なのでしょう。
ありがとう、ありがとうございます。
「智也さん、ありがとう。
もっと、料理ができるようになるからね、私、頑張ってみる」
「えー、このままで大丈夫だよ。
いつでも、結婚できるのに」
はぅ!
それは、私を嫁にということですか?
ズキューン!もう、やられました……。
んっうんん!
突然、咳払いが聞こえた!
「あのぉ、誠にすみませんが、私たちにもご馳走して頂けるのでしょうか?」
和希が言いにくそうに言って、カウンターに軽米とやって来た。
実は、2人はバックハグの辺りから目撃をしていた。
そして、和希は呟いていた。
「俺の家で、何しているんだよっ!」
「少し大目に見てあげて下さい」と軽米がコソッと和希に言って、2人は笑いを必死に堪えていたのだった。
この後、和希はカレンダホテルと智也の会社に寄ってから、出勤となるから、時間的に結構、大変だった。
だが、サービス精神は誰にも負けない!と自負しているから、また、皆んなの足となってあげようと思ったのだった。
この日、軽米は休みだったから、そのまま帰宅したが、柚花は就業時間には早く、中途半端な時間を車の中で過ごしていた。
結果、柚花は昨日と同じ服で出勤となり、野村さんのチェックが入ることとなる。
「ああ、軽米さんと飲んでいたんだぁ」と私は言った。
本当は、軽米さんは飲んでいなかったけどね。
飲んでいたのは、私と智也さんだったんだ。
軽米さんは、私の面倒をみるから飲まなかったのだった。
それでも、何か私はやらかしたらしい。
何をしたのでしょうか?
ああ、気になる!
今、何時なの?
あー、朝の5時かぁ、まだ寝ていられる……。
何気なく腕時計を見た。
……あれ?
えっ?腕時計をしたまま寝たの?なぜ?
うん?知らない天井だ……。
柚花は、身体を起こしてキョロキョロする。
ここは何処なの?
来たことがない部屋……。
広い部屋とキッチンを、木目調カウンターテーブルで区切ってあって、黒色のカウンターチェアーが3つ置いてある。
部屋全体がモノトーンになっていて、お洒落な感じだ。
カーテンが白黒市松模様で、寝具のカバーも同じ色柄に統一されている。
ドア付近には、大きなテレビと3人掛けくらいの黒いソファーと木目調のテーブルが白いラグの上に置いてあった。
何となく男性の部屋のような気がする。
ベットにいる私……。
えっ?ベット!!
隣に誰かいるっ!
布団をそっとめくってみた……。
なんだ軽米さんか!
はぁ、驚いた!
「か、軽米さん!起きて、起きてよ」
柚花は、軽米を揺り起こす。
「ここって、誰の部屋なの?目を覚ましてよっ!ちょっと、軽米さん!」
「うーん、和希さんの部屋……丸山さんがみんなで泊まるって、騒いだから……眠いです……私、お休みです……おやすみなさい」
寝ぼけた様子で、軽米は再び眠ってしまった。
私、騒いだの?
ビールを飲んだものね。
何かしてしまったのかしら?
それで、前沢さんはどこにいるのかな?
柚花は、ベットから降りて ソファーに行ってみた。
わっ!
前沢さんと智也さんが、ソファーの下で雑魚寝している。
毛布だけを掛けて寝ている!
私と軽米さんとでベットを使ってしまって、ごめんなさい。
やだ、私、昨夜の事を覚えていない。
きっと、何かしたんだよね?
お詫びに朝食でも作ってみようかしら?
カウンターの上には、食パンが8枚切り1斤あって、調味料類も置いてあったし、楊枝もあった。
流し台周辺に鍋やら調理器具は置いてある。
それから、勝手に冷蔵庫を開けて物色し、卵を発見して、マーガリンとウインナーも発見したのだった。
野菜室には、人参とキャベツがあった。
前沢さんは、しっかりと自炊をしている様子。
うちの冷蔵庫は、紅茶に入れるレモンくらいで、中はスカスカしている。
柚花は、ひとり反省をしたのだった。
あと、スープを作る材料はあるのかな?
パンには、スープが必要だと野口から散々、言われたから作らないとね。
ここかな?
棚の扉を開けてみたらビンゴ!
凄い、固形のコンソメを発見!
前沢さんは、こんな物まで買い置きしている……凄いわぁ、尊敬だわ。
私は、野口と別れてからは、ほぼコンビニのお世話になっているから、買い置きなんてしていない。
あっ、久しぶりに料理するけど、大丈夫かしら?
まあ、簡単な物だから、料理って言わないかな?
ま、私のお詫びの気持ちを伝えるってことで、作りましょうね。
では、スープから作りますか。
人参とキャベツを太めの千切り。
ウインナーは、スープに少し入れたいから、2本くらいをスライスしておく。
残りは楊枝で穴を開けておいて、食べる時にレンジでチンして、スクランブルエッグの付け合わせに。
小鍋に水を入れて、沸騰したら野菜を入れて、固形コンソメを入れて、溶かしたらコショウを入れて、味をみる。
少し薄いから、塩を入れてみようかな。
どうかな?なんか足りない感じ。
じゃあ、隠し味程度に醤油を垂らしてみよう。
もう少しコショウを足してみて。
うん、いいかな?
火を止める前にウインナーを入れて、出来上がり。
まだ、皆んなは 起きそうもないけど、スクランブルエッグを作ってしまおうかな?
私は、手際が悪いから あれもこれも同時に出来ないし。
その前に、お皿はどこだ?
こっちの下の扉を開けて、おっ、あるね。スープは、マグカップでもいいか。
お皿は、いろんなのを使ってしまおう。
そうだ、ラップはあるのかしら?
おっ、冷蔵庫にピタッと棚を付けてあって、そこに置いてある。
前沢さん、あなたは主婦ですか?
軽米さん、お料理を頑張らないといけないかもよ?頑張れー!
私なんて、料理人が彼氏だったから、料理を作る時は、常に緊張したものよ。
それで、あんな事を言われて……。
はっ、いかん、思い出したらダメだっ!
さて、スクランブルエッグを作ってしまおー!
卵は、ひとり2個使わせて頂きます。
食材は、後で買って返しますね。
ボウルに卵を割り入れて、8個なんてかき回すの初めてだ!
塩とコショウして、生クリームは無かったから、これだけでいいや。
げっ、卵が溢れそうで、上手く混ぜられないよ!
フライパンの中で、頑張るしかない!
火にかける前に味見してみよう。
バターが無くて、マーガリンを入れて作るから、これくらいの塩加減でいいかな?
柚花は、料理に集中していた。
(なんか良い匂いがする……。
和希が朝食を作っているのか?
ん?ここで寝てる……って、ことは?)
智也は、起き上がってキッチンに向かった。
(わっ、柚花が料理をしている!)
智也は、黙ったまま、ひたすら感動していた。
その姿を見たら、昨日の事など、すぐに忘れられると思った。
柚花は、フライパンをよく熱してから、マーガリンを入れ、溶けたところに勢いよく卵を流し入れた。
そして、すぐに菜箸でかき回し、半熟のところで火を止める。
大雑把にかき回して完成。
皿に盛り付けラップをして、食べる時にチンすればいい。
フライパンをさっと洗って、拭いてガス台に載せておく。
さあ、困った。
パンを一度に たくさん焼けないし、焼いておくと冷めちゃうし……。
軽米さんを起こして、先に食べさせちゃおうかな?
柚花は、食パンの袋を持ちながら、考えていた。
その時!
柚花は、背後から抱きしめられた。
「ひゃっ!」
驚き過ぎて、小さな声で呟いた。
「おはよう。ご飯を作ってくれているの?」
その声は、智也さん!
智也は、バックハグをしたままで聞いた。
柚花は、身動きができない状態の中で答える。
「お、おはよう……、昨日は多分、迷惑をかけてしまった気がするから、お詫びに作っているの、迷惑をかけたよね?ごめんなさい」
「そうだよ!酷かった!よりにもよって和希に!軽米さんに!俺にはしなかった!酷すぎる!」
うわっ!やってしまったのかぁ!
やっぱ、アルコールは辞めた方がいいのかしらね……。
「私、禁酒しますね。本当にごめんなさい。じゃあ、お詫びにパンを焼くから、食べてもらえるかな?」
「うん、うん、食べるよ。
柚花が作ってくれるなんて、感激だよ」
智也は、ニコニコしながら言っているようだが、柚花からは見えない。
「あのね、この腕を外してくれないと、パンを焼けないよ?」
「あっ、ごめん。つい抱きしめたくなっちゃって……。嬉しかったんだ」
柚花は、それに対しては言葉が見つからなかった。
ドキドキし過ぎているのだった。
黙ったまま、スープに火をつけ温める。
柚花は、パンを食べやすいようにカットした。
フライパンを熱したら、マーガリンを投入して、溶けたところにパンを入れて、頃合いをみて、返して両面を焼く。
ウインナーを3本だけ小皿に載せて、ふんわりラップをして、レンジでチン。
「スクランブルエッグは、作ったばかりだから、温めなくてもいいかな?
半熟だけど、大丈夫?」
カウンターチェアーに座っている智也に聞いた。
「いいよ、もう食べたい。柚花も食べれば?」
「あ、先に食べてね。
これから、自分用のパンを焼くから。
この お皿に、スクランブルエッグと付け合わせとパンをいっしょに載せてもいい?」
「もちろん、かまわないよ。
早く食べたいな」
マグカップにスープを入れて、智也に差し出した。
「あっ!スプーンとか箸とかが、どこにあるのかわからない!
やっ、どうしよう!確認するのを忘れた!」
「それなら、俺が知ってる!このカウンターに引き出しがあって、この中だよ」
智也さんは、スープを一口飲んで、感動してくれた。
「美味しい!こんなに美味しいスープは、初めてだよ!
わっ、スクランブルエッグがフワフワだよ。パンは、サクサクで美味しい!
柚花は、料理上手だね」
「えっ?そんな事、初めて言われた。
ありがとう、お世辞でも嬉しい」
「本当だよ!美味しいから、毎日、作ってもらいたい!」
はぅ!
今の言葉、ハートに刺さりましたっ!
野口に料理が下手(思い込んでいる)と言われて自信が持てなかったのに。
なんて、あなたは褒め上手なのでしょう。
ありがとう、ありがとうございます。
「智也さん、ありがとう。
もっと、料理ができるようになるからね、私、頑張ってみる」
「えー、このままで大丈夫だよ。
いつでも、結婚できるのに」
はぅ!
それは、私を嫁にということですか?
ズキューン!もう、やられました……。
んっうんん!
突然、咳払いが聞こえた!
「あのぉ、誠にすみませんが、私たちにもご馳走して頂けるのでしょうか?」
和希が言いにくそうに言って、カウンターに軽米とやって来た。
実は、2人はバックハグの辺りから目撃をしていた。
そして、和希は呟いていた。
「俺の家で、何しているんだよっ!」
「少し大目に見てあげて下さい」と軽米がコソッと和希に言って、2人は笑いを必死に堪えていたのだった。
この後、和希はカレンダホテルと智也の会社に寄ってから、出勤となるから、時間的に結構、大変だった。
だが、サービス精神は誰にも負けない!と自負しているから、また、皆んなの足となってあげようと思ったのだった。
この日、軽米は休みだったから、そのまま帰宅したが、柚花は就業時間には早く、中途半端な時間を車の中で過ごしていた。
結果、柚花は昨日と同じ服で出勤となり、野村さんのチェックが入ることとなる。
「ああ、軽米さんと飲んでいたんだぁ」と私は言った。
本当は、軽米さんは飲んでいなかったけどね。
飲んでいたのは、私と智也さんだったんだ。
軽米さんは、私の面倒をみるから飲まなかったのだった。
それでも、何か私はやらかしたらしい。
何をしたのでしょうか?
ああ、気になる!
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