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番外編2
あー!焦る
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休憩時間を利用して、婚礼式の案を考えようとしていた2人。
「やだ、ちょっと、思い出に浸っている場合じゃないわ。
軽米さんの婚礼式を考えないと」
「浸っていたのは、柚花さんです……。
……うーん、でも、あの時は、ホントやばいって思いました!
もう、どうしようかと、ハラハラしていたんですから!」
「えっ、あの時?ああ、アレね。
ひと言くらい、言っておいてほしかったわ」
「そう言われても、チャンスがありませんでした。
だって、柚花さんがお兄さんと会場に入ると、西崎さんが迎えに出て来て、柚花さんの手を取り、ゲスト前に行ってしまったでしょ?
まあ、そういう段取りでしたけど……」
「ごめん、それもそうね」
「そうだ!和希さんがお色直しの衣装当てクイズをしたい!って言ってました」
「えっ、そうなの?気に入ってくれたのね、嬉しい。
でもね、衣装当てって言うより、衣装色当てクイズが正解よね」
「そうそう、それです。
私もやってみようかな……。
けど、丸ごと真似をするかは、ちょっと考えますが……。
少し品の問題があるかと……」
「品が無かった?そお?」
軽米から指摘をされ、再度、あの日を思い出す。
…………………
披露宴も中盤にさしかかる。
「皆様、ご注目下さい。
先程、皆様に御記入して頂いた、
柚花さんのお色直し衣装 色当てクイズは、1番 オレンジ色、2番 もも色、3番 ラベンダー色の中から。
正解は、ご覧の通り 3番のラベンダー色です。
今度は、丈が少し短くなりましたけど、ふんわりとしたドレスが、とてもキュートですね」
司会者が、場を盛り上げるように言った。
柚花は、アンクル丈(足首丈)、ラベンダーカラードレスを身にまとい、照れるようにゲストへ会釈をする。
肩が出るビスチェドレスに、着脱可能 、透け感素材の小さめパフスリーブ(ふんわり袖)を両上腕に付けていた。
司会者や新郎新婦が、ゲストの目を引きつけている裏で、スタッフたちの動きが活発になってくる。
倉田チーフは、インカムを使い場を仕切る。
「外崎さん、箱の中は、確実ですか?」
「はい外崎、バッチリです。可能な方のみにしています。
今から出します」
司会者は、箱が運ばれてくると、滑らかに話し出す。
「さて、皆様、こちらの箱の中には、正解者様のカードのみが、入っております。
今から、新婦に4枚のカードを引いて頂きます……。
さあ、柚花さん、どうぞ引いて下さい。
当たった方には、特別なものが……」
倉田チーフは、柚花がカードを引くのを確認し、連絡をする。
「野村さん、そちらはOK?」
「野村、スタンバイOK。
出ます!」
「照明、音、お願いします」
派手な曲調に変わり、スポットライトが当てられたのは、白い帽子を被ったシェフだった。
後から、助手が大きなワゴンを押してやって来たから、会場は、より一層、歓声と拍手で湧きたっている。
柚花と智也は、ニンマリと満足顔だ。
司会者は張り切って、入って来た人を紹介する。
「さあ、いらっしゃったのは、テレビでもお馴染みの 野口シェフです!
今日もイケメンですね」
「 ! 」「 ! 」
「は?何で?」
2人は、合わせたようにハモった。
野口?嘘でしょ?
私たちがお願いしたのは、総料理長だったはず……。
柚花は、青ざめて智也の方をチラリと見た。
(何で、アイツが?はああ?)
智也は、凄くムッとした顔をしていたが、柚花と目が合うと、我に返りイケメン顔に戻った。
柚花は、近くにいる軽米に目で訴える。
"何で、野口がいるの?"
(すみません、総料理長が尿管結石疑いで、途中退場したそうです)
……と軽米も、さりげなく身振りも加えて、目で答えてみた。
えっ、下が?アソコがバツ?それ何のジェスチャー?
それにしても、よりにもよって、野口が代わりなんて!
嫌な予感しかしない……。
司会者や柚花たちの側に来た野口は、簡単に挨拶をした後、準備に取り掛かる。
「これよりシェフによる、生パフォーマンスを行います。
先程、柚花さんに選んでもらった4名の方をお呼び致しますので、前にいらして下さい」
司会者が名前を読み上げると、ゲスト達は、喜んだり、戸惑ったりしながら、前へと出て来たのだった。
……………………
ゲストの顔ぶれを見た倉田チーフは、息を飲む。
「外崎さん……。裏へ……」
怒っているのは、明らかだが、あくまでも囁き声で、言う。
「外崎さん、これはどういうこと?
あなた、バッチリって言っていたでしょ?」
「はい、言いました。だけど、本当にバッチリのはずだったんですが……」
(もう、これは……。
どう切り抜けたらいいかしら?
困ったわ!あー!困った!)
焦る倉田チーフだが、時間は待っていてはくれない。
「倉田チーフ、野村シェフ スタンバイOKです」
野村から連絡が入った。
「倉田、了解。
司会、進行お願いします」
(あー!始まってしまう……)
「やだ、ちょっと、思い出に浸っている場合じゃないわ。
軽米さんの婚礼式を考えないと」
「浸っていたのは、柚花さんです……。
……うーん、でも、あの時は、ホントやばいって思いました!
もう、どうしようかと、ハラハラしていたんですから!」
「えっ、あの時?ああ、アレね。
ひと言くらい、言っておいてほしかったわ」
「そう言われても、チャンスがありませんでした。
だって、柚花さんがお兄さんと会場に入ると、西崎さんが迎えに出て来て、柚花さんの手を取り、ゲスト前に行ってしまったでしょ?
まあ、そういう段取りでしたけど……」
「ごめん、それもそうね」
「そうだ!和希さんがお色直しの衣装当てクイズをしたい!って言ってました」
「えっ、そうなの?気に入ってくれたのね、嬉しい。
でもね、衣装当てって言うより、衣装色当てクイズが正解よね」
「そうそう、それです。
私もやってみようかな……。
けど、丸ごと真似をするかは、ちょっと考えますが……。
少し品の問題があるかと……」
「品が無かった?そお?」
軽米から指摘をされ、再度、あの日を思い出す。
…………………
披露宴も中盤にさしかかる。
「皆様、ご注目下さい。
先程、皆様に御記入して頂いた、
柚花さんのお色直し衣装 色当てクイズは、1番 オレンジ色、2番 もも色、3番 ラベンダー色の中から。
正解は、ご覧の通り 3番のラベンダー色です。
今度は、丈が少し短くなりましたけど、ふんわりとしたドレスが、とてもキュートですね」
司会者が、場を盛り上げるように言った。
柚花は、アンクル丈(足首丈)、ラベンダーカラードレスを身にまとい、照れるようにゲストへ会釈をする。
肩が出るビスチェドレスに、着脱可能 、透け感素材の小さめパフスリーブ(ふんわり袖)を両上腕に付けていた。
司会者や新郎新婦が、ゲストの目を引きつけている裏で、スタッフたちの動きが活発になってくる。
倉田チーフは、インカムを使い場を仕切る。
「外崎さん、箱の中は、確実ですか?」
「はい外崎、バッチリです。可能な方のみにしています。
今から出します」
司会者は、箱が運ばれてくると、滑らかに話し出す。
「さて、皆様、こちらの箱の中には、正解者様のカードのみが、入っております。
今から、新婦に4枚のカードを引いて頂きます……。
さあ、柚花さん、どうぞ引いて下さい。
当たった方には、特別なものが……」
倉田チーフは、柚花がカードを引くのを確認し、連絡をする。
「野村さん、そちらはOK?」
「野村、スタンバイOK。
出ます!」
「照明、音、お願いします」
派手な曲調に変わり、スポットライトが当てられたのは、白い帽子を被ったシェフだった。
後から、助手が大きなワゴンを押してやって来たから、会場は、より一層、歓声と拍手で湧きたっている。
柚花と智也は、ニンマリと満足顔だ。
司会者は張り切って、入って来た人を紹介する。
「さあ、いらっしゃったのは、テレビでもお馴染みの 野口シェフです!
今日もイケメンですね」
「 ! 」「 ! 」
「は?何で?」
2人は、合わせたようにハモった。
野口?嘘でしょ?
私たちがお願いしたのは、総料理長だったはず……。
柚花は、青ざめて智也の方をチラリと見た。
(何で、アイツが?はああ?)
智也は、凄くムッとした顔をしていたが、柚花と目が合うと、我に返りイケメン顔に戻った。
柚花は、近くにいる軽米に目で訴える。
"何で、野口がいるの?"
(すみません、総料理長が尿管結石疑いで、途中退場したそうです)
……と軽米も、さりげなく身振りも加えて、目で答えてみた。
えっ、下が?アソコがバツ?それ何のジェスチャー?
それにしても、よりにもよって、野口が代わりなんて!
嫌な予感しかしない……。
司会者や柚花たちの側に来た野口は、簡単に挨拶をした後、準備に取り掛かる。
「これよりシェフによる、生パフォーマンスを行います。
先程、柚花さんに選んでもらった4名の方をお呼び致しますので、前にいらして下さい」
司会者が名前を読み上げると、ゲスト達は、喜んだり、戸惑ったりしながら、前へと出て来たのだった。
……………………
ゲストの顔ぶれを見た倉田チーフは、息を飲む。
「外崎さん……。裏へ……」
怒っているのは、明らかだが、あくまでも囁き声で、言う。
「外崎さん、これはどういうこと?
あなた、バッチリって言っていたでしょ?」
「はい、言いました。だけど、本当にバッチリのはずだったんですが……」
(もう、これは……。
どう切り抜けたらいいかしら?
困ったわ!あー!困った!)
焦る倉田チーフだが、時間は待っていてはくれない。
「倉田チーフ、野村シェフ スタンバイOKです」
野村から連絡が入った。
「倉田、了解。
司会、進行お願いします」
(あー!始まってしまう……)
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