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番外編 3
あなたもかっ?
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向かい合う席の斜め前に座った彼は、私より若いだろうと思う。
仕事上の付き合いだから、今まで年齢を聞いた事がない。
私服の彼は、白いカットソーの上に、赤系のパーカーを着ている。
そのフードの内側は、黒系のチェックで、チラリと見えるところがお洒落だ。
ボトムは、スリムの黒デニムでスニーカーを履いている。
スーツ姿の彼しか知らないから、とても新鮮に感じる。
私の方は、お腹とお尻をすっぽり隠せる、ワンピにもなる茶系のカジュアルロングシャツに黒レギンス。
今日1番のお洒落所はメイクで、シワ隠しのベースメイクに時間を費やし、一応、若作りを頑張った。
……………
「いらっしゃいませー」
活気あるラーメン店に、ひと組のグループが入って来て、私から見える道路側の席に案内された。
「わ」
「倉田さん、どうかしましたか?」
「いえ、何でもありません」
(す、凄い、ド派手な蛍光黄緑色の作業着を着た男女4人組……。
一体、どんな職業なのかしら。
年配の方もいるわ、気になる、気になる。
はっ!いけない、メニューを決めないと)
「どれも美味しそうですね、迷ってしまうわ。
原口さんは、どれにしますか?」
「はい、塩チャーシュー麺にします。
いつもコレなんです。
で、メンマを追加します。
ここのメンマは、細切りで歯応えがあるタイプなんですけど、美味しいです」
「じゃあ私も、それにしようかしら?
でもね、チャーシューが……。
ちょっとボリュームありそうで、食べ切れるかしら?」
「とても柔らかで、美味しいチャーシューだから、きっと大丈夫です。
無理なら私が貰います」
(えっ?食べかけの器から、貰ってくれるつもり?
私たちは、そんな仲でもないはずだけど?
それとも、これから……。
いや、違う、深く考えて言っていないわね。
はあ、ドキッとしたぁ)
「な、何だか、少し暑くなってきましたね」
そう言って下を向き、額の汗を拭い、頬の火照りをごまかした。
「お昼を少しずらして来たのに、混んでいるから、余計に暑いかもですね。
すみません、他の店にすれば良かったですね」
「あっ、いえ、ここがいいです!
私から、お茶に誘うと言いながら、結局、原口さんにランチに誘って頂いて、恐縮しております。
私、良いお店を知らないんです。
だから、誘って頂いて良かったです。
あ、今日、もしかして、お休みを私に合わせてもらっていたなら、すみません」
「いえ、休みがたまたま同じだったし、ランチと言っても、ラーメンですから、すみません……。
でも、次は、船で……。
その、ディナークルーズとか……」
原口は、ポケットからゴソゴソと紙を取り出し、テーブルに広げた。
「……これは、どうでしょう?」
(広告?
えっと何々?
恋人や御夫婦、御家族、大切な人との、特別なひと時を過ごしませんか?
は?恋人⁉︎)
「えー!」
(わっ、大きい声を出しちゃった!
黄緑色の作業着の人達がこっちを見てる、恥ずかしい!
落ち着け、落ち着け、私)
我に返って、口を塞ぐ。
「あ、ごめんなさい。
……うん?あら?これ、御社の広告ではありませんよ……。
えっ、ライバル社の?」
「はい、そうなんです。
どうしても気になってしまって」
(ああ、そういうことか。
根岸君もそうだったけど、貴方も、敵陣視察がしたいという事ね。
ドキドキして損したわ)
「なるほど、話しはわかりました。
でも、夜ですか。
ちょっと、娘に聞いてみます」
「すみません、ご迷惑なのは重々承知です。
でも、こんなお願いができるのは、倉田さんしかいなくて。
よろしくお願いします。
あ、そうだ、よかったら娘さんもご一緒にどうですか?」
(私しかいない?
やだ、もう、惑わせる言葉を言うんだから。
あれ、でも、娘も一緒でいいって言ったわね?
なーんだ、ただの仕事一筋人間なだけ?
ああ、この人、分からないわぁ。
でも、なぜか嬉しい気持ちが勝っているのよね……)
………………
コンコン。
就業時間の少し前、倉田チーフは総支配人室にやって来た。
「おはようございます。
ね、ぎ、し、くん。
お元気ですかあ?」
「え?おはようございます……。
何、倉田さん?
私は、ごく普通に元気だけど?
気味が悪いな、どうしたの?」
やけにニヤつく倉田チーフに、引き気味の総支配人が聞いた。
「あのね!
私、いいお店を発見したのよ!
とっても美味しいラーメン屋さんなんだけど。
この情報を教えてあげようと思って、わざわざ来てあげたのよ」
(本当は、原口さんに教えてもらったお店だけど)
「へえ、ラーメン屋さんかぁ、いいね。
なんて店?」
「ラーメン おっかさん、って所なんだけど、おすすめは、塩チャーシュー麺なのよ!
今度、彼女を誘ってみたら」
(あっ、あの店のことだ!
倉田さんも知っていたのか。
でも、おすすめは味噌だぞ!
教えてあげたいが、せっかくの好意だしな)
「おっかさん だね?
今度、行ってみるよ。
ありがとう。
また、情報を頼むよ」
「ええ、お任せあれ!
じゃあ、仕事に行くわね」
(あれ?私って、自ら根岸君の恋の応援をしている……。
こんなに心が広かったかしら?
何というか、気持ちに余裕がある感じ?ふふふ)
「倉田さん、さっき軽米さんに会ったよ。
これから、お支度をするって言ってた。
和装だってね。
嬉しそうに話してくれて、こっちまで、ほっこり気分になったよ」
「ふふふ、きっと美しい花嫁さんになるはずよ。
仕上がりが楽しみだわ」
……………
それから暫くして、様子が気になる倉田チーフは、ブライズルームの前にやって来た。
すると、丁度、ドアが開き中から柚花が出て来た。
「あ、倉田チーフ、お支度が整いました」
「まあ、軽米さん!」
柚花に続き、婚礼衣装に身を包んだ軽米と前沢が廊下に出てきたから、倉田チーフは感嘆の声を上げた。
「いい、いいわ!
和装姿、とっても綺麗よ。
沢山の金色の花刺繍が、とびきり豪華でいいし。
ヘアメイクもバッチリ、美しい花嫁さんが出来上がったわね!
前沢さんも、紋付袴がお似合いです。
凛々しくて、男前ですよ。
2人ともモデルさんみたい。
今日は、良い天気で良かったわね」
倉田チーフは、拍手をしながら喜んだ。
「倉田さん、ありがとうございます。
褒めてもらえて、ちょっと照れちゃいます。
では、行ってきます」
「倉田チーフは、本当、口がお上手ですから。
でも嬉しいです、ありがとうございます。
じゃあ、行ってきます」
「おほほほ、行ってきまーす」
「はい、行ってらっしゃい。
……あら、そこの人。
ちょっと、待ちなさい。
西崎さん、どさくさに紛れて行くつもり?」
「あはは、バレました?
今日は、予定が無いので、付き添いたいと思いまして」
「他のスタッフがいるから、大丈夫なはずでしょ?
それでも、行く気満々のようね。
仕方が無いわね、いいわよ、行ってきなさい」
そろりそろりと歩く2人の後ろ姿を、見送っている倉田チーフの目には、涙が浮かんでいた。
そんなところへ、ブライダルサロンから野村が顔を出す。
「倉田チーフ、常夏リゾート社から、お電話です……。
って、え?感動して泣いているんですか?
ただの写真撮影なのに?
これじゃあ、本当の娘さんの結婚の時は、号泣ですね」
「まっ、野村さん、言ったわね!
もちろん、貴女の時にも号泣してあげるわよっ!」
「私、結婚しないので。
って、早く電話に出て下さい!」
「まあ、そんな事言って、困った子ね!
えーと、トコナツリゾート?
取引があったかしら?」
この日、軽米、前沢の思い出の場所で撮影された写真は、ブライズルームに飾られたのだった。
仕事上の付き合いだから、今まで年齢を聞いた事がない。
私服の彼は、白いカットソーの上に、赤系のパーカーを着ている。
そのフードの内側は、黒系のチェックで、チラリと見えるところがお洒落だ。
ボトムは、スリムの黒デニムでスニーカーを履いている。
スーツ姿の彼しか知らないから、とても新鮮に感じる。
私の方は、お腹とお尻をすっぽり隠せる、ワンピにもなる茶系のカジュアルロングシャツに黒レギンス。
今日1番のお洒落所はメイクで、シワ隠しのベースメイクに時間を費やし、一応、若作りを頑張った。
……………
「いらっしゃいませー」
活気あるラーメン店に、ひと組のグループが入って来て、私から見える道路側の席に案内された。
「わ」
「倉田さん、どうかしましたか?」
「いえ、何でもありません」
(す、凄い、ド派手な蛍光黄緑色の作業着を着た男女4人組……。
一体、どんな職業なのかしら。
年配の方もいるわ、気になる、気になる。
はっ!いけない、メニューを決めないと)
「どれも美味しそうですね、迷ってしまうわ。
原口さんは、どれにしますか?」
「はい、塩チャーシュー麺にします。
いつもコレなんです。
で、メンマを追加します。
ここのメンマは、細切りで歯応えがあるタイプなんですけど、美味しいです」
「じゃあ私も、それにしようかしら?
でもね、チャーシューが……。
ちょっとボリュームありそうで、食べ切れるかしら?」
「とても柔らかで、美味しいチャーシューだから、きっと大丈夫です。
無理なら私が貰います」
(えっ?食べかけの器から、貰ってくれるつもり?
私たちは、そんな仲でもないはずだけど?
それとも、これから……。
いや、違う、深く考えて言っていないわね。
はあ、ドキッとしたぁ)
「な、何だか、少し暑くなってきましたね」
そう言って下を向き、額の汗を拭い、頬の火照りをごまかした。
「お昼を少しずらして来たのに、混んでいるから、余計に暑いかもですね。
すみません、他の店にすれば良かったですね」
「あっ、いえ、ここがいいです!
私から、お茶に誘うと言いながら、結局、原口さんにランチに誘って頂いて、恐縮しております。
私、良いお店を知らないんです。
だから、誘って頂いて良かったです。
あ、今日、もしかして、お休みを私に合わせてもらっていたなら、すみません」
「いえ、休みがたまたま同じだったし、ランチと言っても、ラーメンですから、すみません……。
でも、次は、船で……。
その、ディナークルーズとか……」
原口は、ポケットからゴソゴソと紙を取り出し、テーブルに広げた。
「……これは、どうでしょう?」
(広告?
えっと何々?
恋人や御夫婦、御家族、大切な人との、特別なひと時を過ごしませんか?
は?恋人⁉︎)
「えー!」
(わっ、大きい声を出しちゃった!
黄緑色の作業着の人達がこっちを見てる、恥ずかしい!
落ち着け、落ち着け、私)
我に返って、口を塞ぐ。
「あ、ごめんなさい。
……うん?あら?これ、御社の広告ではありませんよ……。
えっ、ライバル社の?」
「はい、そうなんです。
どうしても気になってしまって」
(ああ、そういうことか。
根岸君もそうだったけど、貴方も、敵陣視察がしたいという事ね。
ドキドキして損したわ)
「なるほど、話しはわかりました。
でも、夜ですか。
ちょっと、娘に聞いてみます」
「すみません、ご迷惑なのは重々承知です。
でも、こんなお願いができるのは、倉田さんしかいなくて。
よろしくお願いします。
あ、そうだ、よかったら娘さんもご一緒にどうですか?」
(私しかいない?
やだ、もう、惑わせる言葉を言うんだから。
あれ、でも、娘も一緒でいいって言ったわね?
なーんだ、ただの仕事一筋人間なだけ?
ああ、この人、分からないわぁ。
でも、なぜか嬉しい気持ちが勝っているのよね……)
………………
コンコン。
就業時間の少し前、倉田チーフは総支配人室にやって来た。
「おはようございます。
ね、ぎ、し、くん。
お元気ですかあ?」
「え?おはようございます……。
何、倉田さん?
私は、ごく普通に元気だけど?
気味が悪いな、どうしたの?」
やけにニヤつく倉田チーフに、引き気味の総支配人が聞いた。
「あのね!
私、いいお店を発見したのよ!
とっても美味しいラーメン屋さんなんだけど。
この情報を教えてあげようと思って、わざわざ来てあげたのよ」
(本当は、原口さんに教えてもらったお店だけど)
「へえ、ラーメン屋さんかぁ、いいね。
なんて店?」
「ラーメン おっかさん、って所なんだけど、おすすめは、塩チャーシュー麺なのよ!
今度、彼女を誘ってみたら」
(あっ、あの店のことだ!
倉田さんも知っていたのか。
でも、おすすめは味噌だぞ!
教えてあげたいが、せっかくの好意だしな)
「おっかさん だね?
今度、行ってみるよ。
ありがとう。
また、情報を頼むよ」
「ええ、お任せあれ!
じゃあ、仕事に行くわね」
(あれ?私って、自ら根岸君の恋の応援をしている……。
こんなに心が広かったかしら?
何というか、気持ちに余裕がある感じ?ふふふ)
「倉田さん、さっき軽米さんに会ったよ。
これから、お支度をするって言ってた。
和装だってね。
嬉しそうに話してくれて、こっちまで、ほっこり気分になったよ」
「ふふふ、きっと美しい花嫁さんになるはずよ。
仕上がりが楽しみだわ」
……………
それから暫くして、様子が気になる倉田チーフは、ブライズルームの前にやって来た。
すると、丁度、ドアが開き中から柚花が出て来た。
「あ、倉田チーフ、お支度が整いました」
「まあ、軽米さん!」
柚花に続き、婚礼衣装に身を包んだ軽米と前沢が廊下に出てきたから、倉田チーフは感嘆の声を上げた。
「いい、いいわ!
和装姿、とっても綺麗よ。
沢山の金色の花刺繍が、とびきり豪華でいいし。
ヘアメイクもバッチリ、美しい花嫁さんが出来上がったわね!
前沢さんも、紋付袴がお似合いです。
凛々しくて、男前ですよ。
2人ともモデルさんみたい。
今日は、良い天気で良かったわね」
倉田チーフは、拍手をしながら喜んだ。
「倉田さん、ありがとうございます。
褒めてもらえて、ちょっと照れちゃいます。
では、行ってきます」
「倉田チーフは、本当、口がお上手ですから。
でも嬉しいです、ありがとうございます。
じゃあ、行ってきます」
「おほほほ、行ってきまーす」
「はい、行ってらっしゃい。
……あら、そこの人。
ちょっと、待ちなさい。
西崎さん、どさくさに紛れて行くつもり?」
「あはは、バレました?
今日は、予定が無いので、付き添いたいと思いまして」
「他のスタッフがいるから、大丈夫なはずでしょ?
それでも、行く気満々のようね。
仕方が無いわね、いいわよ、行ってきなさい」
そろりそろりと歩く2人の後ろ姿を、見送っている倉田チーフの目には、涙が浮かんでいた。
そんなところへ、ブライダルサロンから野村が顔を出す。
「倉田チーフ、常夏リゾート社から、お電話です……。
って、え?感動して泣いているんですか?
ただの写真撮影なのに?
これじゃあ、本当の娘さんの結婚の時は、号泣ですね」
「まっ、野村さん、言ったわね!
もちろん、貴女の時にも号泣してあげるわよっ!」
「私、結婚しないので。
って、早く電話に出て下さい!」
「まあ、そんな事言って、困った子ね!
えーと、トコナツリゾート?
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この日、軽米、前沢の思い出の場所で撮影された写真は、ブライズルームに飾られたのだった。
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