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16、* 息づかい

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*R指定入ります。
前後左右、特に背後にご注意下さいませ。
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レオ(レオリア)さんの呼吸が荒いまま、なんとか広くて豪華なベッドルームまで来たオレだが、少し歩いたからかレオ(レオリア)さんは、胸が苦しいのか胸元を抑えていた。
こんな時オレが大きく力もある男なら、レオ(レオリア)さんを抱えて運べるのに…自分の小ささと力弱さにムカつく。
そう考えていると、レオ(レオリア)さんがオレの顔をジーッと見ながらも息づかいを荒くしていた。
「レオ(レオリア)さん、レオリアさん?」
あっ、アカンアカン、こんなん考えたらんと早くベッドに寝かしてあげないと、いつまで経ってもしんどいまんまや。ヤバいヤバい……。
焦っているとレオ(レオリア)さんの口元を覆っていたハンカチが血で赤く染まった。
うわぁ、めっちゃ大変や!!
ここの侍従?侍女?メイドさんとか執事、え~と、え~と使用人さんたち呼んだ方がええんやろうけど、どうやって呼べばええのかわからん。
とりあえずハンカチは変えた方がええと思うのだが、広くて豪華なベッドルームにどこに何があるのかわからないまま、とにかくレオ(レオリア)さんはベッドに寝てもらう事にしたのだった。
「し、使用人さん呼ぶのんどぉしたらえぇ…いいん?えっと……。そのハンカチ?布が赤く染まってるので、変えた方がええんやろうけど、替えのハンカチ?ってどこにあんの、ですか?」
「……。」
うっ、標準語でちゃんとしゃべらなあかんけど、焦れば焦るほどボロがでる……ヤバい。
リンッ
「……ン??」
レオ(レオリア)さんは、枕元付近にあったサイドテーブルの上にあるクリスマス時期などに奏でるハンドベルの小型版のベルを鳴らした。
これ呼び鈴やったんや、あれ?
これ、あったけ?
それにしてもこの部屋も広いけど、このベルの音で気づくもんなのかなぁと思っていると、
「レオリア殿下お待たせ致しました。ご用件を承ります。」
上品な落ち着いた男性の声がした。
「替えのハンカチとテキトー……ゴホッ、軽食など2人分用意してくれ。」
「かしこまりました。すぐにご用意します。」
「……。」
見た事がない、ディー(ダグラス)さんとは違った男性、執事っぽい人が足音を立てず現れたかと思ったらまた、足音を立てずに立ち去っていった。
忍者?
その際、レオ(レオリア)さんの口元にあった赤く濡れたハンカチは取り去られ新しいものに変わっていた。しかも、ささっと顔や手もいつのまにか拭いたのか血の跡は消えていた。
執事スキルなのか?魔法?それともやはり忍者?
「ハルカ…ちゃん、ずぅぅ~っとあの日、別れ離れになってしまった瞬間から、ハァハァ…ハルカちゃんにまた逢いたかった。ゆ…夢ではないんだよね?」
「……えっ?ゆ、夢じゃないと思います?」
「ハルカちゃん、ハァハァ…ハルカちゃんがここにいてくれてう、嬉しい…ハァハァ…もう死んでも悔いはない事もない……。」
一瞬どっちだよって思ったが、相手は血を吐くくらい弱っている病人やから、少しは優しくしてあげなきゃなぁと、思った時もありました……。
そのあとすぐに、あんな事になるなんて夢にも思わなかった。

「(寝るまで)そばにいますから、少しでも寝てください。」
「ハァ、ハルカちゃん。」
潤んだ目、震える手でレオ(レオリア)さんの指先がオレの頬に触れてきた。
王子様と言われればレオ(レオリア)さんは、たしかに高身長に、整った顔立ち、いわゆるイケメンな王子様らしい王子だ。
王子様とか殿下というか…王族ってお貴族様よりかなりしんどくてめんどくさそうな身分だし、色々苦労あるんやろうなぁ。
病気やからって、使用人さんたちがずっとそばにいるわけじゃなさそうやし、こんなだだっ広いベッドルームに1人っきりって寂しいのかな?
*ハルカはレオリアの部屋に24時間体制の侍従部屋やメイド部屋がある事はこの時点では、知りません。
ドアに護衛がいる事も気づいていません。

オレはふかふかのベッドに腰をかけていたが、レオ(レオリア)さんに上掛けをかけその横にゴロンと横になった。もちろん靴は脱いだよ。
レオ(レオリア)さんは、目を見開き一瞬驚いていたけど
「横にいるのはイヤ…かな?」
オレの小さな呟きに服をがっしり掴んで離さないレオ(レオリア)さん
「……ハァハァ…。」
顔を真っ赤にし、涙を浮かべながら首を横に振っていた。
「なら、良かった。早くよくなってね。」
「……ハァハァ…夢なの…かっ、ゴホッゴホッ。」
「レ、レオ(レオリア)さん!!」
オレは半ば抱きつく様にレオ(レオリア)さんの背中を撫でていた。

*レオリア目線入ります*

私より小さなハルカちゃんが、私を抱きしめながら背中をなぜなぜしている。

1、したってぇ
恋人や婚約者が耳をひっぱってくる行為は
求婚をしてほしいサインやぁ。
なんマラ気をつけてこのサインを
見逃すのはやめれぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者からのバードキスは
愛情不足のサインやぁ。
ちょっきり言葉と態度で
なんマラ示めそう。

最近読んだマナー本の一部にあった事を私は一生懸命思い出した。
耳はまだ、引っ張られてないし、き、きすもまだだ。
背中をなでるのは、どういう意味だ?!
抱きしめ返せばいいのか?
うっ!ヤバい、また鼻血が出そうだ。
誤魔化すように、ハルカちゃんの細い腰を抱き寄せた。フワリといい匂いがした。
チュッ。
服の上からだが、ハルカちゃんのお腹にキスをした。
押し当てただけですぐ離した唇は、なぜか寒さを覚えもう一度ハルカちゃんのお腹にキスをした。
あたたかい。
ずっとこうしていたい。
いや、違うな…服の中にもキスをしたい。
ハルカちゃんの顔を見上げるだなんてこんな時にしか出来ないが……心配そうな黒い瞳が優しげに見下ろしていた。
「ハァハァ…(ハルカちゃん)す、すっ(好きだ)あっ、あ(愛してる)。」
「レオさん?ゆっくり呼吸して。落ち着いて。」
*ハルカはレオリアが過呼吸を起こしたと勘違いしてます。
ハルカちゃんが、私の首の下に手を入れおでこにもう片方の手を置いて潤んだ目で見つめてきた。
キ、キス…なのか?
もしかして、してくれるのか?!
ハァハァハァ……。
私の呼吸は激しさを増し、黒い瞳を見続けたがったが、自分の顔が熱く燃えそうになっている気がした。
このまま私からキスをしたら引かれないだろうか。
あごをつかまれ、あと少しでハルカちゃんの柔らかそうな唇に……。
「ん、んっんぅ……ふ…っ。」
柔らかなものの隙間に自分の舌をねじ込み、奥に縮こまったハルカちゃんの小さな下を絡めとった。
もう、我慢出来なかった。
私の舌をハルカちゃんの小さくて熱い舌、気持ちいい口腔(こうこう)内を蹂躙(じゅうりん)していると、ハルカちゃんの身体から力が抜けた。
「んっハァ、ハァ…っ。」
小さな身体を横たえベッドに押し倒していた。
チュッ、チュッ
「ちょっ!ちょっと待って、レオさん!いくら何でも、これはちょっと…あっ、かんやろー!!」
「あかん?くない、好きだ!!」
「ええっ!!!…あっ……まっ、んんっ!!」
ちゅっ
見慣れない服装、なんマラ可愛いハルカちゃんの服の小さなボタンを外していた。
んっ?
スリスリ
んんっ?
まさか、下着なしで私のところに……!!
こんな嬉しいことが…いや、そうじゃない。
落ち着け、落ち着くんだ、私。
ハルカちゃん、こんな無防備な姿で出歩いていたら悪い男に食べられるんだぞ!!
私はハルカちゃんを優しく大切に食べるが、他の者…んんっ?いや、他の者にはやらん!!
鎖骨あたりにキスをし、まだ成長していないハルカちゃんの胸を優しく揉んだり胸の先っちょを指でグリッグリッとした。
「ふぁっ、レ、レオさん…やっ!」
胸を揉みしだきながら、首筋に舌をはわしていった。
ハルカはゾクゾクっと痺れるような感覚が背中を這い上がってきたのか、身体が震えた。
くにっくにっと両方の胸の先っちょを刺激され、レオリアとハルカの息が乱れていた。
「ハルカちゃん、可愛い。なんマラ可愛い…ハァハァ…。」
「…マラ?」
「うっ、ま、マラは、まだ…うっ!!ハァ、わかった。早くする…可愛い、おねだりに応えねば……ハルカちゃん…。」
そう言いながら胸の先端に口づけれ、飴をころがすようになめた。
「あ、あっ、やぁ……っ。」
そのまま舌で舐め転がし、お互いのとある部分がトロトロと潤んできた。
羞恥(しゅうち)の為の涙をハルカは流していた。
胸元を弄(まさぐ)っていた舌と手はいつのまにか、まだ履いていたズボンに伸びていった。
「だっ、ダメ、そこはアカン!!」
レオリアの力に勝てないハルカは呆気なく負け、ズボンとパンツは引き下ろされたのだった。
「……なっ!!」
「やっ!!」
ハルカのズボンとパンツの中にあったモノは、色や形そして大きさは違うものの、レオリアの身体に付いているモノと同じモノ。
レオリアはハルカが男だとやっと気づいたのだった。
「(ハルカちゃんが男だったとしても)可愛いもんは可愛い。」
「かっ、かわ………。」
なぜかお互いショックはあったものの、再びレオリアは動いた。
やや小ぶりでやや色づいたモノは芯をもちかたくなっていた。
男同士の閨(ねや)教育も座学だが習っていた。
クチュ、クチュ
「先端から蜜がこぼれてる…ハルカちゃんのモノなら、可愛いもんだ。」
恥ずかしい水音をたて、指がゆるゆるとハルカのものを上下になぞった。
先っちょの蜜をペロッと舐められるだあと、すっぽりと覆(おお)うようにレオリアの口の中に入った。
「ゃあぁぁ、やいいゃ、イッ……っ!」
熱い口の中でぬるぬるする舌が容赦(ようしゃ)なくうごきまわり、刺激に一番弱い先端も攻められた。
声を抑えれないハルカはビクッビクッと腰が跳ねていたが、がっしりと腰を捕らえられているので逃げる事は出来ず、呆気なく果ててしまったのだった。
ゴクッ、ゴクッとレオリアの喉が上下した。
「レ、レオリアさん…やぁ、なんじゃあ、あかん…いややぁ、恥ずかしいやん。」
涙を浮かべながら訴えるハルカの姿に、レオリアは
「ご、ごめん。なんマラ可愛いすぎて、我慢出来んかった。あと少し、もうちょっと……。」
ピチャ、ピチャ、ピチャ
「やぁ、いゃ、そこ…アカン!」
イッたあとのハルカのしんなりしたモノを指で優しく刺激しながら、少し溢れでた白い蜜を後孔塗りつけグチュ、グチュ、ピチャ、ピチャと舌で卑猥(ひわい)な音を響かせていた。
目の前がチカチカし、足なのか腰なのかはわからないがビクビクを抑えれないまま声をあげていた。
さっきイッたばかりのハルカだったが、再び身体の中からナニかが出る感覚がした。
後孔だけじゃなく、レオリアの剣だこがある硬くて大きな手は腰やお尻を撫でたり揉んだりしていた。
足の付け根にも吸いつかれチクッとしたが、ハルカは何が起きているのかはわからなかった。
ハルカの首筋はもちろん、胸やお腹、ハルカには見えない背中やお尻、足の付け根には執拗(しつよう)に赤い華が咲いていた。
後孔に蜜をたっぷりまぶしたあと、ハルカのひざのうらに手をかけ持ち上げた。
「なっ、やっ…ちょっ、これ、やぁ……っ。」
指で左右に開かれたあと、ググッと指を押し入れた。
「んんっ、ぁぁぁぁぁぁ…っ!」
身をよじらせ逃れようとするハルカは、身体が弱いとらされていたレオリアのはだけた素肌を見てしまった。
「うっ、ウソだろ……。」
レオリアは着痩せしていたのか、身体は鍛えているのか筋肉がありお腹は、ハルカが羨ましいと思うほど割れていた。
そんな鍛えられているレオリアの身体さビクともせず、ハルカの後孔に指が増える感覚と時折、舐められる感覚が続いたのだった。
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