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03慰謝料を取りすぎと言われ絶句しかけた
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なのに、ジルベール様が次に告げたのは、婚約解消に伴う慰謝料のことだった。
「そう、それのことも言いたかったんだよ」
「それとは?」
謝ることもしないで何を言うと。
「慰謝料のことさ。そろそろ戻してくれないか?流石に払わせすぎだと思わないか」
「は、はい?払わせすぎだ、とおっしゃっているのですか?あの金額を?私は王太子の妃になることが決まっていて、将来は王妃に決まっていた身なのですよ?」
ぶるぶると身体が震える。信じられないわ、この人っ。
ただの貴族と貴族の結婚ではないのに、頭から自分が貴族の頂点だと言うことを忘れているのではないのか?
「だが、王太子妃にならなかったじゃないか?」
きょとんと、まるで自分が無罪のような様子で、あどけない顔をしながら残酷にイレーヌへ大鉈を振り下ろす。
「っ!!!!」
貴様が言うなっ!!!
扇子をその頭に突き刺したくなった。つい、汚い言葉を叫びそうになって手を抓る。
(この人は、頭の病。頭の病なの。常識がない、王族としてはならないほどの頭の病気っ)
何度も自分に言い聞かして、なんとか相手が気狂いなのだと納得させなければ、ただのバカであり、人として人間の機微を察せない王族として一番素養のない。王になってはいけないような存在となってしまう。
「もう帰ってもらってもよろしいかしら」
前々から疑ってはいた。庶民を王妃にしようとする、その頭に。なぜ王家は……いや、もしかしたら。考えが過ぎる。
「だから居場所がない。それに慰謝料の話がまだ終わっていないだろう。話をすり替えないでくれ。君はそういう性格だったんだな」
色々と推測できるものの王家が手綱を握れていないのならば、さっさとこの不貞王太子を追い出さねば。いつまで居座るんだ。
「はぁ。どんな性格を想像していたのか、知りたくもありませんし、こっちのセリフなのですが?すり替えてません。正当な慰謝料なので返金はしませんわ。これでよろしい?では、ごきげんよう」
居場所云々については触れない。こちらにまっったく。これっっぽっちも!関係ないから。
マシリア様については噂というか、お父様情報によれば王子妃候補にもないらしい。
「ごきげんようではない。何度も言わせないでくれ。まだ話は終わってない。おい、放せ!」
実はまだイレーヌを諦めていないのかもしれないと、疑いを濃厚にさせる王太子ジルベール様が自由にしているところや、我が家に来ることを止めないのはそういった思惑も関与しているのかもしれない。
「イレーヌ。この護衛に離すように言ってくれ」
部屋にいた護衛に合図し、拘束してもらう。隣国に移ろうかしら?
この国がどんどん嫌になってきた。もう居たくない。
「さようなら。二度と来ないでください。あと、高度なマナーと王室の教育を受けさせてもらっているのならば、先触れという基礎の基礎をやってくださいまし」
別に、この国の家族と別れても本来王家と結婚する時点で王家の人間になり、滅多に会えなくなる。
「放せ!僕を誰だと思っているのだ!」
彼は叫ぶ。人生でここまで叫んだことなんて、ないんじゃないかな。
「王家は貴族の家に勝手に来て勝手に上がっていいという、そんなための肩書きではないのですよ。そんなこともわからない方が、権威を主張しないでくださいませ。王家の信頼をこんなことで失落させたいのですか?」
故に、あまり変わらない。結婚するか、移住するかの違い。そうだ、ドミニク様にも相談しよう。
ジルベール様が外に出たと聞き、馬車をお見送りするところまで見たと報告を受けようやく肩の荷が降りた気分。
全くもう何の関係もないというのに幼馴染だとか、恐らくそれだけではなく姉か妹のような感覚で距離感を誤って認識しているのではないかしら?
でないと、気楽に金を返せなどと言わないはず。それどころか最初は愚痴を吐いていた。
誰もお悩みならば言ってください、なんて一言も述べてないというのに勝手に来たと思えば開口一番に「助けてくれ」とはイレーヌを格下に思っていることが嫌でも理解できる。早速、王家宛に抗議文をしたため送りつけよう。
「はぁ。疲れたわ……紅茶をお願い。濃いのをね」
「かしこまりました」
手渡すとようやく肩の荷が降りそうだ。
「あと、これを。王家とドミニク様へ送ってちょうだい」
「了解しました」
執事へ預けて、ソファに体を沈み込ませる。王太子妃教育を受けたがそんなものを殴り捨ててしまうくらい憔悴した。
「隣国に行きたいわ……ドミニク様に、会いたい」
王家とは、慰謝料の他に契約で王家からの不干渉を得ているのにそれを破ったのだから、抗議できるのだ。王家としては、王太子はそのことを知らなかったということにするつもりなのが透けて見える。吐き気がしそうだ。
「頭痛もしてきそう」
無性に恋心が出来始めている相手の名をつぶやく。多分、王家はドミニクのことでイレーヌを取られるかもしれないと焦っていてこのような、無謀な真似をしたのかもしれない。
「王家がこんなことを容認するなんて、余程切羽詰まってるのかしら」
あの王太子には荷が重い気がするし、もっと別の人にイレーヌを口説かせた方が脈のあり方が変わる気がしてきた。
「第二王子……」
どう見ても、聞いても人選ミス。手紙には王子妃にならなかったのだから、慰謝料を返せと言われたと猛抗議の文を書いておいた。お父様にも猛抗議してもらおう。
流石に当主からも怒りの手紙を貰えば、王家も二度目という軽率なことはしまいと思いたいが、あのポンコツ王太子を生み出した製造元だから不安になる。
王家には王弟や第二王子がいて、王位継承権を持つので息子に継がせたい王と王妃は焦るのだろう。
別に第二王子でもそれなら構わない気がするのでジルベール様よりかは、マシ。マリシアを選ぶという素晴らしいの反対を行く、先見の明。
「ぜひ、第二王子になってほしい」
首を振り、ぶるりとなる。あの第一王子であり暫定王太子の男が下手に王になった場合もしや、イレーヌを王命で第二妃にする、なんてことを言い出しかねない。
イレーヌ、悪いけど……の後に、婚約解消をなかったことにしてくれないかい?と恥もなく言いそう。
「あの、ジルベール様ならやりそう」
貴族院が許さないと思うし、父も認めるわけがないのだがあのポンコツが兵を動かしたら流石のイレーヌも無理矢理連れて行かれるやも。
「あの人が王になったら誰も止められない」
震えがいつまでも止まりそうにない。紅茶がサーブされ、ようやく一息つけるまでその想像は未来なのではと恐ろしくなってきた。この家は別邸といえ、公爵家の持ち物なのにそこへずかずかと来てずかずかと返せだの、マリシアは酷いだの言い出す程の愚か者。脳の病気の疑いのあるジルベールに人としての普通を求めるのは些か、楽観的過ぎるのかもしれない。
「こうしちゃいられない。お父様に報告しなきゃ。早馬は……」
父にも手紙を出そう、そうしよう。こちらは化粧品やクリームなどの企画、製造について考えたいというのに余計な手間を増やす王家には愛想が尽きた。元々、忠誠も敬愛も尊敬もしてなかったがそんなものはイレーヌにジルベール様を押し付けた時点で、湖水湖に沈めた。
二度と浮上することはないほど、深く深く。お父様もあの王家はと溜め息を吐き、出来の悪い方の息子を勧めてきたことに憤っていた。
この婚約は一人娘しかいない公爵家に対する直系への干渉を行った王家の罪であり本来、許されることではないのになぜイレーヌ達は大人しく王宮へ馳せ参じたのか。
「早い話、内から見た方が見限るかどうか、判断しやすいからなのよねぇ」
顎に手をやる。どのようなことになろうと、この婚約はなくなると父は断定し王とは考え方が分れていたのだ。
「そう、それのことも言いたかったんだよ」
「それとは?」
謝ることもしないで何を言うと。
「慰謝料のことさ。そろそろ戻してくれないか?流石に払わせすぎだと思わないか」
「は、はい?払わせすぎだ、とおっしゃっているのですか?あの金額を?私は王太子の妃になることが決まっていて、将来は王妃に決まっていた身なのですよ?」
ぶるぶると身体が震える。信じられないわ、この人っ。
ただの貴族と貴族の結婚ではないのに、頭から自分が貴族の頂点だと言うことを忘れているのではないのか?
「だが、王太子妃にならなかったじゃないか?」
きょとんと、まるで自分が無罪のような様子で、あどけない顔をしながら残酷にイレーヌへ大鉈を振り下ろす。
「っ!!!!」
貴様が言うなっ!!!
扇子をその頭に突き刺したくなった。つい、汚い言葉を叫びそうになって手を抓る。
(この人は、頭の病。頭の病なの。常識がない、王族としてはならないほどの頭の病気っ)
何度も自分に言い聞かして、なんとか相手が気狂いなのだと納得させなければ、ただのバカであり、人として人間の機微を察せない王族として一番素養のない。王になってはいけないような存在となってしまう。
「もう帰ってもらってもよろしいかしら」
前々から疑ってはいた。庶民を王妃にしようとする、その頭に。なぜ王家は……いや、もしかしたら。考えが過ぎる。
「だから居場所がない。それに慰謝料の話がまだ終わっていないだろう。話をすり替えないでくれ。君はそういう性格だったんだな」
色々と推測できるものの王家が手綱を握れていないのならば、さっさとこの不貞王太子を追い出さねば。いつまで居座るんだ。
「はぁ。どんな性格を想像していたのか、知りたくもありませんし、こっちのセリフなのですが?すり替えてません。正当な慰謝料なので返金はしませんわ。これでよろしい?では、ごきげんよう」
居場所云々については触れない。こちらにまっったく。これっっぽっちも!関係ないから。
マシリア様については噂というか、お父様情報によれば王子妃候補にもないらしい。
「ごきげんようではない。何度も言わせないでくれ。まだ話は終わってない。おい、放せ!」
実はまだイレーヌを諦めていないのかもしれないと、疑いを濃厚にさせる王太子ジルベール様が自由にしているところや、我が家に来ることを止めないのはそういった思惑も関与しているのかもしれない。
「イレーヌ。この護衛に離すように言ってくれ」
部屋にいた護衛に合図し、拘束してもらう。隣国に移ろうかしら?
この国がどんどん嫌になってきた。もう居たくない。
「さようなら。二度と来ないでください。あと、高度なマナーと王室の教育を受けさせてもらっているのならば、先触れという基礎の基礎をやってくださいまし」
別に、この国の家族と別れても本来王家と結婚する時点で王家の人間になり、滅多に会えなくなる。
「放せ!僕を誰だと思っているのだ!」
彼は叫ぶ。人生でここまで叫んだことなんて、ないんじゃないかな。
「王家は貴族の家に勝手に来て勝手に上がっていいという、そんなための肩書きではないのですよ。そんなこともわからない方が、権威を主張しないでくださいませ。王家の信頼をこんなことで失落させたいのですか?」
故に、あまり変わらない。結婚するか、移住するかの違い。そうだ、ドミニク様にも相談しよう。
ジルベール様が外に出たと聞き、馬車をお見送りするところまで見たと報告を受けようやく肩の荷が降りた気分。
全くもう何の関係もないというのに幼馴染だとか、恐らくそれだけではなく姉か妹のような感覚で距離感を誤って認識しているのではないかしら?
でないと、気楽に金を返せなどと言わないはず。それどころか最初は愚痴を吐いていた。
誰もお悩みならば言ってください、なんて一言も述べてないというのに勝手に来たと思えば開口一番に「助けてくれ」とはイレーヌを格下に思っていることが嫌でも理解できる。早速、王家宛に抗議文をしたため送りつけよう。
「はぁ。疲れたわ……紅茶をお願い。濃いのをね」
「かしこまりました」
手渡すとようやく肩の荷が降りそうだ。
「あと、これを。王家とドミニク様へ送ってちょうだい」
「了解しました」
執事へ預けて、ソファに体を沈み込ませる。王太子妃教育を受けたがそんなものを殴り捨ててしまうくらい憔悴した。
「隣国に行きたいわ……ドミニク様に、会いたい」
王家とは、慰謝料の他に契約で王家からの不干渉を得ているのにそれを破ったのだから、抗議できるのだ。王家としては、王太子はそのことを知らなかったということにするつもりなのが透けて見える。吐き気がしそうだ。
「頭痛もしてきそう」
無性に恋心が出来始めている相手の名をつぶやく。多分、王家はドミニクのことでイレーヌを取られるかもしれないと焦っていてこのような、無謀な真似をしたのかもしれない。
「王家がこんなことを容認するなんて、余程切羽詰まってるのかしら」
あの王太子には荷が重い気がするし、もっと別の人にイレーヌを口説かせた方が脈のあり方が変わる気がしてきた。
「第二王子……」
どう見ても、聞いても人選ミス。手紙には王子妃にならなかったのだから、慰謝料を返せと言われたと猛抗議の文を書いておいた。お父様にも猛抗議してもらおう。
流石に当主からも怒りの手紙を貰えば、王家も二度目という軽率なことはしまいと思いたいが、あのポンコツ王太子を生み出した製造元だから不安になる。
王家には王弟や第二王子がいて、王位継承権を持つので息子に継がせたい王と王妃は焦るのだろう。
別に第二王子でもそれなら構わない気がするのでジルベール様よりかは、マシ。マリシアを選ぶという素晴らしいの反対を行く、先見の明。
「ぜひ、第二王子になってほしい」
首を振り、ぶるりとなる。あの第一王子であり暫定王太子の男が下手に王になった場合もしや、イレーヌを王命で第二妃にする、なんてことを言い出しかねない。
イレーヌ、悪いけど……の後に、婚約解消をなかったことにしてくれないかい?と恥もなく言いそう。
「あの、ジルベール様ならやりそう」
貴族院が許さないと思うし、父も認めるわけがないのだがあのポンコツが兵を動かしたら流石のイレーヌも無理矢理連れて行かれるやも。
「あの人が王になったら誰も止められない」
震えがいつまでも止まりそうにない。紅茶がサーブされ、ようやく一息つけるまでその想像は未来なのではと恐ろしくなってきた。この家は別邸といえ、公爵家の持ち物なのにそこへずかずかと来てずかずかと返せだの、マリシアは酷いだの言い出す程の愚か者。脳の病気の疑いのあるジルベールに人としての普通を求めるのは些か、楽観的過ぎるのかもしれない。
「こうしちゃいられない。お父様に報告しなきゃ。早馬は……」
父にも手紙を出そう、そうしよう。こちらは化粧品やクリームなどの企画、製造について考えたいというのに余計な手間を増やす王家には愛想が尽きた。元々、忠誠も敬愛も尊敬もしてなかったがそんなものはイレーヌにジルベール様を押し付けた時点で、湖水湖に沈めた。
二度と浮上することはないほど、深く深く。お父様もあの王家はと溜め息を吐き、出来の悪い方の息子を勧めてきたことに憤っていた。
この婚約は一人娘しかいない公爵家に対する直系への干渉を行った王家の罪であり本来、許されることではないのになぜイレーヌ達は大人しく王宮へ馳せ参じたのか。
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