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04王太子という高貴な血統書付き
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嫌だと一度断り、二度目にあの契約書を作成したことでわかるというものなのにあれで察せない王家の者達に呆れた顔をしたのだと、教えてもらったりしていた。
なるほど。それにしても、王様達が今更になってこんなにも焦り出すなど王宮でなにか異変が起こりつつある予兆なのかもと、そこもお父様に聞いておこう。知らないよりも、知っておかないととてつもなく嫌な予感を覚えるのだ。
数日後、別邸に父からの手紙とドミニクが同じくらいの日程で届いた。
「あなたのお父上からのお手紙を届けにきました。イレーヌ様」
「まあ。生まれて初めて、こんなに嬉しい手紙と配達人に会うことができるなんて。幸せ者ですわ」
「おや。随分と嬉しいことを言ってくださる。どうやら、不遜なものにでも会ってしまったのでしょうか」
ドミニクは恐らく父から殿下のことを聞き及んだのだろうか、それともドミニクもなにか情報を知る方法を持っているということなのか。他国の王太子の元婚約者のことを早くに知れるくらいの、太いパイプを持つのかもしれない。
「確かに、会ってしまいました。口を開けばワンワンと言い続ける、私の自慢の庭に勝手に入ってくる犬が」
「それはそれは。大変でしたね。相手は粗相をしたりしませんでしたか?犬というのは相手が焦ったり怒ったりしても、遊んでもらっていると思って。いつまでも、逃げ回りなかなか捕まえられないのです」
詳しいなと目を丸くする。
「お詳しいのですね。経験が?」
「ええ。私の見た犬は純粋な心を持つ穢れのないものでしたが」
可愛いわ、と和む。犬と戯れるドミニク様を見てみたいものだ。
「ドミニク様の知る犬は随分と賢いのですね?うちに迷い込んで侵入してきた犬は、血統書付きなのですが。躾がどうやらうまくいかなかったらしく……粗相というよりも鳴き声がずーっと捕らえるまで聞こえましたの。今も思い出すだけで頭痛がしそうなのです。おまけに、高貴な者の犬なので下手に扱えず。次回また迷い込んでこられてもうまく追い払えるか」
王太子を犬に例えて、息を吐く。手綱を親達は握る気もないのに放し飼いも大概にしてほしいわ、とドミニク様に打ち明ける。
「そうでしたか。そのような時に近くにいられなかったのが、悔しいです。耳を塞ぐくらいはしてあげられたのに」
不甲斐ないと嘆く。
「そんなことはありません。確かに耳障りな遠吠えがあり、今も思い出すだけで胸がざわつきますが。問題は来ることよりも。その犬が本当に首輪を引きちぎって自由を得たときです。お相手を放って、こちらにこられるのはいけないことなのですよと言ったのに……この家を避難所代わりにするどころか。私を他所の犬と勘違いして、襲ってくるかもしれないことなのですよ」
マリシア様を犬に例えてまた頭を揉む。見当違いなことをされては、たまったものではない。
「困ったものですね。犬笛でも購入しておきましょう。それと、護衛や兵も多く配置しましょう。イレーヌ様のお父上からも許可を得ていますので。詳しくは手紙にあると思われます」
「ドミニク様。ありがとうございます」
こちらにもたっぷり涙を溜めて、彼へ送る嬉しい心とこちらの涙は本物だ。偽物と違う部分は気持ちの問題。元婚約者というだけのジルベール様に、家に訪問されて血圧が上がっていたけれど下がっていく感覚に、涙を拭う。
「イレーヌ様。安心してください。お父上のお眼鏡に適ったようです。こうやってお手紙を託してもらえました。隣国への避難もちゃんと伝わってます」
「では、行けると?」
「はい」
ドミニクは心得ていると目を細めると、潤む瞳をそのままに笑う。
「早く行きたいです。ジルベール様の顔を見てしまい、恐ろしくて仕方ありませんの。あの人、何食わぬ顔で慰謝料を払わせすぎだというので、今までの分と言いましたら。王子妃にも王妃にもならなかったのだからと、素知らぬ様子で言いましたのよ?」
あまりにも酷い言葉だと怒る。妃教育は厳しいというのにならなかったから、なんだというのだ。
「困った方ですね。いや、犬ですね。自分から無理矢理下ろしたというのに。いうことかいて、ならなかっただろうとは。ならなかったのではなく。ならせる気をなくした、または、ならせる気をなくさせたの大間違いが見受けられます」
「そうなのです」
同意者ができて、こくりと頷く。
「わざわざ、目の前で好きな者ができたと言われて、他になにを言えたでしょう。破棄か解消を選べと。継続を最初から提示しなかったのは向こうなのに。告げる前から嫌だと、無理だと言わせる気など、ない証ではないのかしら?」
今思い出しても一方的な通達だ。相談の前段階なし、各方面への根回しもしてない。
「酷いですね。お慰めしに来て正解でした。過去の自分の英断に感謝してますよ。そんなことを言っておいていざ、結婚前のこととは言え元婚約者であるあなたに次の婚約者の愚痴を言うなんて、男の風上にも置けない。ああ。犬でしたね」
そうなのである。ジルベールはよりにもよって、追い出した元婚約に原因となった庶民の悪口を告げにきたのだ。
「ま、まさかとは思いますが。私がおうた、いえ、ワンワンと共に吠えてくれると思って。共感して欲しくて愚痴を述べにきたのかもしれません。慰謝料のことは後付けに聞こえましたので。どちらかというと、前半の為に我が家の門を通ったのだと思います」
庶民の次なる、婚約者であるマリシアの悪口を言えば。好機に見ていなかったイレーヌならばわかってくれる、とでも思っていたのか?
単に気安い仲だと自己申告していたので、言いに来たのか?
もう夫婦になる予定もないのに、夫になることもない男の愚痴なんて魚のエサにもならない。
「そこまで、今まで近くにいたのならその関係がまだ続いていると思い込めるのかもしれません。なまじ、嫌われるような肩書きではなく、その人の周りに必ず集まるようにと教育を受けている方達ばかり。嫌いなどと、態度には絶対に出されませんからね。自分が嫌われるという可能性すら頭にないのかもしれませんよ」
その例えに、ぞくりとするほどの的確さを感じ心理分析が優秀過ぎる。
「ドミニク様。さすがです。私はあの犬の思考回路まではわかりませんが、特権を今まで浴びるほど甘受してきた血統は伊達ではありませんもの。大体、当たっていると思います。もしかしたら、本当にそのままの真理かもしれません」
「好かれて当たり前。なにをしても許される。ですね」
「まあ、マリシア様の件で、成功体験をしてしまいましたし」
いくら王族でも許されない婚前のことなのに、しかし、王と王妃が許してしまい躾ける機会を悠然と失ったわけだ。二人で会話し、その日は終わるが、問題はすでに水面下で音もなく迫ってきていたことをイレーヌはまだ気付いてなかった。
父からの手紙を受け取り、隣国に行く準備をしている最中、また厄災が我が城の門を無作法に叩いてみせた。
「イレーヌ様。また例の王太子様が来られたようで」
「なんですって?あれだけ抗議をしたのに?王家はなにしているのっ」
イラつきながら口元を引き結ぶ。ドミニクはまだ滞在しているので、鉢合わせしないように伝えてもらう。
いくら、口説かれているとはいえ、隣国の貴族とこの国の王太子を出会わせたりすることは憚られたが、決してジルベールの心配ではなくドミニクの身の安全のためであって、死んでもジルベールの為にひと肌だって脱ぎはしない。
「王家に早文を。早く引き取りに来てと!すぐに」
伝えると屋敷の者達がサッと動く。護衛をたくさん引き連れて王太子のいる部屋に向かう途中、父の手紙を浮かべた内容によると、王子の妃にも候補にもなってないマリシア様に動きありとのこと。
なるほど。それにしても、王様達が今更になってこんなにも焦り出すなど王宮でなにか異変が起こりつつある予兆なのかもと、そこもお父様に聞いておこう。知らないよりも、知っておかないととてつもなく嫌な予感を覚えるのだ。
数日後、別邸に父からの手紙とドミニクが同じくらいの日程で届いた。
「あなたのお父上からのお手紙を届けにきました。イレーヌ様」
「まあ。生まれて初めて、こんなに嬉しい手紙と配達人に会うことができるなんて。幸せ者ですわ」
「おや。随分と嬉しいことを言ってくださる。どうやら、不遜なものにでも会ってしまったのでしょうか」
ドミニクは恐らく父から殿下のことを聞き及んだのだろうか、それともドミニクもなにか情報を知る方法を持っているということなのか。他国の王太子の元婚約者のことを早くに知れるくらいの、太いパイプを持つのかもしれない。
「確かに、会ってしまいました。口を開けばワンワンと言い続ける、私の自慢の庭に勝手に入ってくる犬が」
「それはそれは。大変でしたね。相手は粗相をしたりしませんでしたか?犬というのは相手が焦ったり怒ったりしても、遊んでもらっていると思って。いつまでも、逃げ回りなかなか捕まえられないのです」
詳しいなと目を丸くする。
「お詳しいのですね。経験が?」
「ええ。私の見た犬は純粋な心を持つ穢れのないものでしたが」
可愛いわ、と和む。犬と戯れるドミニク様を見てみたいものだ。
「ドミニク様の知る犬は随分と賢いのですね?うちに迷い込んで侵入してきた犬は、血統書付きなのですが。躾がどうやらうまくいかなかったらしく……粗相というよりも鳴き声がずーっと捕らえるまで聞こえましたの。今も思い出すだけで頭痛がしそうなのです。おまけに、高貴な者の犬なので下手に扱えず。次回また迷い込んでこられてもうまく追い払えるか」
王太子を犬に例えて、息を吐く。手綱を親達は握る気もないのに放し飼いも大概にしてほしいわ、とドミニク様に打ち明ける。
「そうでしたか。そのような時に近くにいられなかったのが、悔しいです。耳を塞ぐくらいはしてあげられたのに」
不甲斐ないと嘆く。
「そんなことはありません。確かに耳障りな遠吠えがあり、今も思い出すだけで胸がざわつきますが。問題は来ることよりも。その犬が本当に首輪を引きちぎって自由を得たときです。お相手を放って、こちらにこられるのはいけないことなのですよと言ったのに……この家を避難所代わりにするどころか。私を他所の犬と勘違いして、襲ってくるかもしれないことなのですよ」
マリシア様を犬に例えてまた頭を揉む。見当違いなことをされては、たまったものではない。
「困ったものですね。犬笛でも購入しておきましょう。それと、護衛や兵も多く配置しましょう。イレーヌ様のお父上からも許可を得ていますので。詳しくは手紙にあると思われます」
「ドミニク様。ありがとうございます」
こちらにもたっぷり涙を溜めて、彼へ送る嬉しい心とこちらの涙は本物だ。偽物と違う部分は気持ちの問題。元婚約者というだけのジルベール様に、家に訪問されて血圧が上がっていたけれど下がっていく感覚に、涙を拭う。
「イレーヌ様。安心してください。お父上のお眼鏡に適ったようです。こうやってお手紙を託してもらえました。隣国への避難もちゃんと伝わってます」
「では、行けると?」
「はい」
ドミニクは心得ていると目を細めると、潤む瞳をそのままに笑う。
「早く行きたいです。ジルベール様の顔を見てしまい、恐ろしくて仕方ありませんの。あの人、何食わぬ顔で慰謝料を払わせすぎだというので、今までの分と言いましたら。王子妃にも王妃にもならなかったのだからと、素知らぬ様子で言いましたのよ?」
あまりにも酷い言葉だと怒る。妃教育は厳しいというのにならなかったから、なんだというのだ。
「困った方ですね。いや、犬ですね。自分から無理矢理下ろしたというのに。いうことかいて、ならなかっただろうとは。ならなかったのではなく。ならせる気をなくした、または、ならせる気をなくさせたの大間違いが見受けられます」
「そうなのです」
同意者ができて、こくりと頷く。
「わざわざ、目の前で好きな者ができたと言われて、他になにを言えたでしょう。破棄か解消を選べと。継続を最初から提示しなかったのは向こうなのに。告げる前から嫌だと、無理だと言わせる気など、ない証ではないのかしら?」
今思い出しても一方的な通達だ。相談の前段階なし、各方面への根回しもしてない。
「酷いですね。お慰めしに来て正解でした。過去の自分の英断に感謝してますよ。そんなことを言っておいていざ、結婚前のこととは言え元婚約者であるあなたに次の婚約者の愚痴を言うなんて、男の風上にも置けない。ああ。犬でしたね」
そうなのである。ジルベールはよりにもよって、追い出した元婚約に原因となった庶民の悪口を告げにきたのだ。
「ま、まさかとは思いますが。私がおうた、いえ、ワンワンと共に吠えてくれると思って。共感して欲しくて愚痴を述べにきたのかもしれません。慰謝料のことは後付けに聞こえましたので。どちらかというと、前半の為に我が家の門を通ったのだと思います」
庶民の次なる、婚約者であるマリシアの悪口を言えば。好機に見ていなかったイレーヌならばわかってくれる、とでも思っていたのか?
単に気安い仲だと自己申告していたので、言いに来たのか?
もう夫婦になる予定もないのに、夫になることもない男の愚痴なんて魚のエサにもならない。
「そこまで、今まで近くにいたのならその関係がまだ続いていると思い込めるのかもしれません。なまじ、嫌われるような肩書きではなく、その人の周りに必ず集まるようにと教育を受けている方達ばかり。嫌いなどと、態度には絶対に出されませんからね。自分が嫌われるという可能性すら頭にないのかもしれませんよ」
その例えに、ぞくりとするほどの的確さを感じ心理分析が優秀過ぎる。
「ドミニク様。さすがです。私はあの犬の思考回路まではわかりませんが、特権を今まで浴びるほど甘受してきた血統は伊達ではありませんもの。大体、当たっていると思います。もしかしたら、本当にそのままの真理かもしれません」
「好かれて当たり前。なにをしても許される。ですね」
「まあ、マリシア様の件で、成功体験をしてしまいましたし」
いくら王族でも許されない婚前のことなのに、しかし、王と王妃が許してしまい躾ける機会を悠然と失ったわけだ。二人で会話し、その日は終わるが、問題はすでに水面下で音もなく迫ってきていたことをイレーヌはまだ気付いてなかった。
父からの手紙を受け取り、隣国に行く準備をしている最中、また厄災が我が城の門を無作法に叩いてみせた。
「イレーヌ様。また例の王太子様が来られたようで」
「なんですって?あれだけ抗議をしたのに?王家はなにしているのっ」
イラつきながら口元を引き結ぶ。ドミニクはまだ滞在しているので、鉢合わせしないように伝えてもらう。
いくら、口説かれているとはいえ、隣国の貴族とこの国の王太子を出会わせたりすることは憚られたが、決してジルベールの心配ではなくドミニクの身の安全のためであって、死んでもジルベールの為にひと肌だって脱ぎはしない。
「王家に早文を。早く引き取りに来てと!すぐに」
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