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08結局どちらも捨てるなんてダメダメだった
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これは未来の話になるが、この国はマリシアとその子を国から追放し永久に入国禁止とした。国がそんな判断を下したことに心底がっかり。
罪人とすると、経歴が残るので罪には問えず辛うじてできる追放にしたのだろうけれど。いち早く情報を得て親子をさくりと回収したイレーヌ。
その際、ボロボロな状態で涙を流したマリシアはひたすらイレーヌにごめんなさいとずっと謝り続けていた。反省以上の色がそこかしこにある。
マリシアたち親子は王家のようにもう、贅沢はできなかったが、それでも子供に笑顔を向けられるような生活は維持できた。
イレーヌたちが作った施設に入って、ずっとドミニクとイレーヌ達に感謝をしながら過ごせたのだという。よかったのではないだろうか。
再度やはり王家ごとダメだわねと、ミレーヌは父に見限っておいた方がいいと改めて言ったが、父は父なりになにかあるのか、薄く笑ってイレーヌの頭を撫でた。
もしかしたら王家だけは変化するかもしれない。うっすらそう感じた。
王太子はあまりのことをしでかして継承権こそ取り上げられなかったらしいが……。
「どうしてですか、父上、母上!?わたしは彼女との子どもを育てようとしたのです。なぜ取り上げられねばならないのですか!?」
王太子は到底納得できないと叫ぶが、元婚約者に現在の婚約者との子どもを二人の子どもと言い募る姿を見て、誰も王太子に押す派閥はいない。
「何を考えてお前は元婚約者のところに押しかけたんだ」
現実逃避にしても今も言い続けるのは、王族として幻滅されるばかりだというのに。王も王妃も冷めた瞳で笑っていない、かつての婚約者の女の態度を見て驚いたがこのような支離滅裂な真似をされたらああも言うだろうと、流石に再婚約は諦めた。
「なぜって、そんなの」
「やめてちょうだい。聞きたくなんてないわ。あんな女を選んだのはあなたよ」
母親の王妃が青白い顔で息子を非難するが、彼女とて今回の騒動を甘く見た一人だ。今回のことが知れわたるのは時間の問題。王家が笑われる存在になるのは最早避けられない。
王太子は項垂れて将来的に幽閉に近い扱いを受けながら、公務を淡々と送る日々に身をやつすことになる。
「ドミニク様」
イレーヌとドミニク様は現在、隣国へ引っ越しの最中。バラのコサージュを作っていた道中は話すことしかないので、それに隣国でも展示会をし各国に商品を売り込んでいくつもりなのだ。
「なんでしょう。イレーヌ様」
せっせと数を増やしていくコサージュを箱に入れて、ドミニク様に向けて笑う。彼は隣国で宣伝をし始めているといい、試作品をすでに配るという有能さを見せつけていた。
「ありがとうございます。赤子は少なくても直ぐには、どうにかされないでしょう。エゴというのは分かってますが」
「そのようなことをおっしゃられないでください。私は、あなたにわらっていてほしいだけなのですから」
「ドミニク様」
「ドミニクと。イレーヌ様」
「ドミニク様こそ、様付けではないですか」
「イレーヌ様は私の姫ですからね」
軽く笑うと彼はイレーヌの作った花の飾りを手にして、頭に飾る。
「やはり、なんでも似合うのですね。私の屋敷にたくさんイレーヌ様のためのものをご用意しています。ぜひ、手に取って私に見せてくださればと思います」
カァ、とほおが赤く染まる。
「ドミニク、もう、それくらいで」
「これはいいことを知りました。照れると私をそう呼んでくださるのですね。可愛い方だ」
指を絡めて、目線も絡まるがイレーヌはもう甘すぎて思わずドミニクの肩をぽんと叩いた。
「あまり意地悪を言うと、ドミニクが寝ている時に頭に同じものを付けますわよっ」
そう述べると彼は大きく笑う。
「そんな生活、夢のようではないですか。ひと足先に体験させてもらえるというのなら、好きなだけやっていただきたい」
会った時から予感はしていたがこの人には勝てる気がしないとイレーヌはドミニクを見つめ返す。
「ふう。これからのあなたとの生活は退屈しそうになくて、何よりです」
見つめる瞳は蜜のように甘いがそれだけではなく、しっかりと一人の人間として尊重してくれていることが何よりも嬉しい。
「ははは。イレーヌ様が品質にこだわるのですから、これからも維持に努めるとしましょう」
彼はおどけたように締め括った。
やがて隣国で咲くイレーヌのブランドであるジャルダン・ディレーヌ。
女性達の憧れの店として有名になるがそれを運営する夫婦も、国一番と謳われるほどにお互いを愛し。人々の暮らしをよくしたいという理念に沿い続け、やがて国からも認められることになるのだろう。
「お父様、お父様~」
子どもの小さな声が庭に響き渡る。
「どうしたのですか。小さな姫」
庭に面する場所でくつろいでいた父親に娘が駆け寄る。
「お母様がお化粧使っちゃだめだって」
ヒックヒックと泣く娘に父は優しく頬撫でた。
「おや、また途中で逃げてきましたね?まだ続きがあったはずですよ?」
「続きって?」
娘は丸い目を赤くしながら、知りたくて堪らない先を足す。
「確か、子供でも使える化粧を作ったとか言っていましたよ」
「えっ、えっ、お母様が!?でも、使っちゃダメってさっきは怒ったわ」
それは、大人用のものを使おうとしたからだろうと、笑う。
「ほら、お母様に謝ってきたら今度こそ最後まで話を聞くのですよ?」
「うん。お兄様は今日帰ってくる?」
「そうですね。明日を予定してましたね」
息子のことを思い出して、教えれば娘は母親のところに向かい、お母様、と呼ぶ声にまた笑う。
「イレーヌを慰めねばなりませんね」
そうは言うが、夫の顔は嬉しそうに綻んでいた。
*
殿下、と揺り起こされた男は悪夢を見ていた。愛した女が他の男の赤ん坊を産むという悪夢。しかし、夢から起きた現実に打ちのめされるのはすぐ。
夢ではなくただこの身に起こったことだった。
「もう着くのか」
「ええ」
赤ん坊を勝手に連れ出したり、無断で元婚約者のところへ行ったことに対して抗議があったらしく、王太子だった己の身は下に落とされた。継承権こそなくならなかったが順位は最下位。浮上する目はないとされている。
今現在は公務を細々と任されており、それを消化する日々。今日は隣国のセレモニーに呼ばれている。
王太子として謝らなくなってからは、好きに何を言っても願いを周りが叶えてくれることはなくなった。自業自得と周りは嗤う。
「ご招待いただき、誠にありがとうございます」
相手にへりくだって挨拶するのもまだまだ違和感がある。いままではへりくだられる方だったから。ジルベールは歯を噛み締めて知られなぁようになんとか表情を作り上げる。
会場は豪華絢爛というわけではないが綺麗な花々がどこかしこにも飾られていて、質素になるはずの要素は見受けられない。相当腕の良いデザイナーを使ったのだ。
羨ましい。ふと浮かんだ。羨ましいと。このような質の良い人材を隣国にはいるのかと。
「イレーヌ様……素晴らしいわぁ」
「ああ、特に」
「ふふ、これは新作……なのですよ」
貴婦人や紳士たちがなにかを手にしていた。それを見ていると彼らは楽しげに笑ったあと、周りに響く言葉が響き渡る。
「イレーヌ様!買いましてよ。新作のグラス」
「まあ、ありがとうございます」
どくりと胸が痛みに波打った。
「え、イレーヌ?」
思ってもいなかった存在。見えたのは昔見た時よりも美しくなった容姿。背も少し長くなった気がする。しかし、直ぐに人が集まり見えなくなる。
罪人とすると、経歴が残るので罪には問えず辛うじてできる追放にしたのだろうけれど。いち早く情報を得て親子をさくりと回収したイレーヌ。
その際、ボロボロな状態で涙を流したマリシアはひたすらイレーヌにごめんなさいとずっと謝り続けていた。反省以上の色がそこかしこにある。
マリシアたち親子は王家のようにもう、贅沢はできなかったが、それでも子供に笑顔を向けられるような生活は維持できた。
イレーヌたちが作った施設に入って、ずっとドミニクとイレーヌ達に感謝をしながら過ごせたのだという。よかったのではないだろうか。
再度やはり王家ごとダメだわねと、ミレーヌは父に見限っておいた方がいいと改めて言ったが、父は父なりになにかあるのか、薄く笑ってイレーヌの頭を撫でた。
もしかしたら王家だけは変化するかもしれない。うっすらそう感じた。
王太子はあまりのことをしでかして継承権こそ取り上げられなかったらしいが……。
「どうしてですか、父上、母上!?わたしは彼女との子どもを育てようとしたのです。なぜ取り上げられねばならないのですか!?」
王太子は到底納得できないと叫ぶが、元婚約者に現在の婚約者との子どもを二人の子どもと言い募る姿を見て、誰も王太子に押す派閥はいない。
「何を考えてお前は元婚約者のところに押しかけたんだ」
現実逃避にしても今も言い続けるのは、王族として幻滅されるばかりだというのに。王も王妃も冷めた瞳で笑っていない、かつての婚約者の女の態度を見て驚いたがこのような支離滅裂な真似をされたらああも言うだろうと、流石に再婚約は諦めた。
「なぜって、そんなの」
「やめてちょうだい。聞きたくなんてないわ。あんな女を選んだのはあなたよ」
母親の王妃が青白い顔で息子を非難するが、彼女とて今回の騒動を甘く見た一人だ。今回のことが知れわたるのは時間の問題。王家が笑われる存在になるのは最早避けられない。
王太子は項垂れて将来的に幽閉に近い扱いを受けながら、公務を淡々と送る日々に身をやつすことになる。
「ドミニク様」
イレーヌとドミニク様は現在、隣国へ引っ越しの最中。バラのコサージュを作っていた道中は話すことしかないので、それに隣国でも展示会をし各国に商品を売り込んでいくつもりなのだ。
「なんでしょう。イレーヌ様」
せっせと数を増やしていくコサージュを箱に入れて、ドミニク様に向けて笑う。彼は隣国で宣伝をし始めているといい、試作品をすでに配るという有能さを見せつけていた。
「ありがとうございます。赤子は少なくても直ぐには、どうにかされないでしょう。エゴというのは分かってますが」
「そのようなことをおっしゃられないでください。私は、あなたにわらっていてほしいだけなのですから」
「ドミニク様」
「ドミニクと。イレーヌ様」
「ドミニク様こそ、様付けではないですか」
「イレーヌ様は私の姫ですからね」
軽く笑うと彼はイレーヌの作った花の飾りを手にして、頭に飾る。
「やはり、なんでも似合うのですね。私の屋敷にたくさんイレーヌ様のためのものをご用意しています。ぜひ、手に取って私に見せてくださればと思います」
カァ、とほおが赤く染まる。
「ドミニク、もう、それくらいで」
「これはいいことを知りました。照れると私をそう呼んでくださるのですね。可愛い方だ」
指を絡めて、目線も絡まるがイレーヌはもう甘すぎて思わずドミニクの肩をぽんと叩いた。
「あまり意地悪を言うと、ドミニクが寝ている時に頭に同じものを付けますわよっ」
そう述べると彼は大きく笑う。
「そんな生活、夢のようではないですか。ひと足先に体験させてもらえるというのなら、好きなだけやっていただきたい」
会った時から予感はしていたがこの人には勝てる気がしないとイレーヌはドミニクを見つめ返す。
「ふう。これからのあなたとの生活は退屈しそうになくて、何よりです」
見つめる瞳は蜜のように甘いがそれだけではなく、しっかりと一人の人間として尊重してくれていることが何よりも嬉しい。
「ははは。イレーヌ様が品質にこだわるのですから、これからも維持に努めるとしましょう」
彼はおどけたように締め括った。
やがて隣国で咲くイレーヌのブランドであるジャルダン・ディレーヌ。
女性達の憧れの店として有名になるがそれを運営する夫婦も、国一番と謳われるほどにお互いを愛し。人々の暮らしをよくしたいという理念に沿い続け、やがて国からも認められることになるのだろう。
「お父様、お父様~」
子どもの小さな声が庭に響き渡る。
「どうしたのですか。小さな姫」
庭に面する場所でくつろいでいた父親に娘が駆け寄る。
「お母様がお化粧使っちゃだめだって」
ヒックヒックと泣く娘に父は優しく頬撫でた。
「おや、また途中で逃げてきましたね?まだ続きがあったはずですよ?」
「続きって?」
娘は丸い目を赤くしながら、知りたくて堪らない先を足す。
「確か、子供でも使える化粧を作ったとか言っていましたよ」
「えっ、えっ、お母様が!?でも、使っちゃダメってさっきは怒ったわ」
それは、大人用のものを使おうとしたからだろうと、笑う。
「ほら、お母様に謝ってきたら今度こそ最後まで話を聞くのですよ?」
「うん。お兄様は今日帰ってくる?」
「そうですね。明日を予定してましたね」
息子のことを思い出して、教えれば娘は母親のところに向かい、お母様、と呼ぶ声にまた笑う。
「イレーヌを慰めねばなりませんね」
そうは言うが、夫の顔は嬉しそうに綻んでいた。
*
殿下、と揺り起こされた男は悪夢を見ていた。愛した女が他の男の赤ん坊を産むという悪夢。しかし、夢から起きた現実に打ちのめされるのはすぐ。
夢ではなくただこの身に起こったことだった。
「もう着くのか」
「ええ」
赤ん坊を勝手に連れ出したり、無断で元婚約者のところへ行ったことに対して抗議があったらしく、王太子だった己の身は下に落とされた。継承権こそなくならなかったが順位は最下位。浮上する目はないとされている。
今現在は公務を細々と任されており、それを消化する日々。今日は隣国のセレモニーに呼ばれている。
王太子として謝らなくなってからは、好きに何を言っても願いを周りが叶えてくれることはなくなった。自業自得と周りは嗤う。
「ご招待いただき、誠にありがとうございます」
相手にへりくだって挨拶するのもまだまだ違和感がある。いままではへりくだられる方だったから。ジルベールは歯を噛み締めて知られなぁようになんとか表情を作り上げる。
会場は豪華絢爛というわけではないが綺麗な花々がどこかしこにも飾られていて、質素になるはずの要素は見受けられない。相当腕の良いデザイナーを使ったのだ。
羨ましい。ふと浮かんだ。羨ましいと。このような質の良い人材を隣国にはいるのかと。
「イレーヌ様……素晴らしいわぁ」
「ああ、特に」
「ふふ、これは新作……なのですよ」
貴婦人や紳士たちがなにかを手にしていた。それを見ていると彼らは楽しげに笑ったあと、周りに響く言葉が響き渡る。
「イレーヌ様!買いましてよ。新作のグラス」
「まあ、ありがとうございます」
どくりと胸が痛みに波打った。
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