異世界で孤児院はじめました。(異世界で、前世の資格と現世スキルの活用法)タイトル変更

健康になりたい

きつい、辛い、悲しい、悔しい……


体は幼い頃から弱かったが、体を動かすことは好きだし得意であった。ただ無理すると、次の日は寝込んでしまう。

体調の良い日は、大人の女性の体に変わるにつれて減っていった。

生理前から生理が終わるまで不調が続き、生理中は寝込むことがざらにあった。

それでも無理して学校や仕事をしていた。

幼稚園の時に先生に憧れて、その事を母に言うとピアノを習わせてくれた。夢を応援してくれた家族に感謝している。

長年無理していたせいか、心身が疲れてしまった。
仕事に行こうとすると涙が溢れ、仕事に行くのが怖くなった。天職と思える大好きな仕事だったのに、悲しくて辛くて悔しいと様々な感情があった。

仕事をやめて、寝込むなかファンタジー小説は現実逃避をさせてくれた。私も転生できたら、健康な体で孤児院の先生になって、身寄りのない子ども達を幸せにできたらと想像していた。
子ども達を守り育てる知力や武力、財力などがいる。魔法も使えたら嬉しい。生活魔法や、治癒魔法、後は、保育や教育関係の便利な魔法を使えたら楽しいでしょうね。
そのためにも、魔力は多めじゃないとかな？
忘れてた、収納魔法！
様々な魔法を子ども達に教えたら、実になり皆が使えたら良いな。

子ども達が、大人になって困らないように育てないと……


……


わりと本気で考えてしまった。異世界転生なんてファンタジーは現実に起こらない。

そう思っていると、頭の激痛に意識が朦朧とした。


気がつくと、朱色が綺麗な社に、美しい女性がいた。

「今日は小林さくらさん。私は女神の伊邪那美いざなみと言います。貴女の願いは私の願いでもあります。どうか異世界に転生しませんか？」

「今日は……女神様。これは夢ですか？」

「いいえ、夢ではありません。私は日本では神格としては…… 創造神、万物を生みだす女神、大地母神と伝えられています。 出世開運、商売繁盛、家内安全、縁結び、夫婦円満、安産 、子育て、 無病息災 、病気平癒、厄除け等、さくらさんの願いを叶える力がありますよ。」

「ちなみに、転生しなかったらどうなりますか？」

「貴女はすでに異世界か現世に、転生の道しかありません。」

あぁ、死んだのね……。親不孝をしてしまったのか……。

「分かりました。女神の願いは何ですか？何をすれば良いのか教えて頂けますか？」

「えぇ、日本とは別に管理している世界がありまして、そこに行って子どもの保護、保育や教育をしてほしいのです。そこは、貴女のよく読んでいるファンタジー小説のような場所です。剣や魔法の世界で、多種族もいます。食べ物は、以前転生してくれたかが地球の食べ物を広めてくれていますので、和食は勿論様々な食材や料理があります。最低限の衣食住は保証します。」

「先ほど言っていたように、私の願いでもあるのですね……。ありがとうございます。」

その後は様々な不明点を解消して、女神様と設定を楽しみながら考えた。


名前：サクラ・イザナミ
性別：女性
種族：人族(女神見習い)
年齢：15歳
レベル：1
体力：5,000/5,000
魔力：100,000/100,000

(体力)：C
(筋肉)：C
(知力)：A
(俊敏)：B
(器用)：A

属性魔法：火、水、風、土、光、木  

特殊魔法：生活魔法、治癒魔法、創造魔法

スキル：気配祭知、魔力察知、 魔力操作

特殊スキル：無限収納 、鑑定、全言語、隠蔽
　　　　　　保育士、幼稚園教諭、資格取得
　　　　　　赤子・幼児気持ち察知
　　　　　　女神のギフト

加護：創造神イザナミの加護
　　　創造神イザナミの愛娘



「なんとかできましたね！保育士と幼稚園教諭のスキルは貴女にとって役に立つはずです。資格取得は学べばスキルを取得出来ます。また、子ども達は貴女の保育や教育の影響を受けますので、成長しやすいです。」

「伊邪那美様の名前を頂きありがとうございます。容姿も伊邪那美様に似ていて、まるで娘のようで嬉しいです。それに、たくさん良くしていただきましたありがとうございます。」

「娘のようというか、さくらさんは私の娘として送りますよ。転生先のイザナミ家の者にはお伝えしていますので、安心して大丈夫です。日本のことは心配しないで、私に任せてくださいね。貴女は頑張りすぎですので、気を付けて下さい。それでは、何かありましたら、この日記帳に書いてください。返事を書いておきますよ。」

「えっ！？本当に女神の娘って書いてある。ふふっ、お母さんありがとう日記書きますね。日本の家族や、友人達をよろしくお願い致します。」