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はじめまして
しおりを挟む伊邪那美お母さんと別れを告げ、孤児院を作って良い場所に送られる。
「わぁ、広々として空気が美味しい!水場も近いし、街の門もここから見えるから近いみたい。見晴らし良いから1キロはないかな?一先ず目の前の家を鑑定するかな。」
[鑑定]
持ち主:イザナミ家。サクラ。
敷地範囲:日本で言うとドーム一つ分ほど。
範囲魔法で区切られている。
「広い……魔法の練習できるから良いかな?お母さんが言っていたけど……イザナミ家?」
[鑑定]
イザナミ家:転生者の一族で、この辺のアシハラ領地を領主として治めている。また、伊邪那美様より転生者の後見人する役目となっている。現在は転生者はサクラのみ。
「なるほど、次は鍵は無限収納かな?あった!」
凄い食料品や衣服、消耗品。マジックバックやマジックアイテムみたいなのがある!あぁ、赤ちゃん用品ありがたい!無添加なソープやローションやワセリン、粉ミルクも哺乳瓶もある。伊邪那美お母さんありがとうございます。もしもの赤ちゃんが来た時でも大丈夫ね。
あと無限収納にはカタログもあって、その中にあるものなら、特殊スキルの女神のギフトで欲しい物が購入出来るみたい。魔力次第で買える様でレベルが上がると買えるものや量が変わるのね。凄いスキルに感謝する。
お金もあった。
白金貨100枚、大金貨100枚、金貨100枚、大銀貨100枚、銀貨100枚、大銅貨100枚、銅貨100枚
ある。価値はどうかな?すでに怖い金額な予感がする。
[鑑定]
硬貨価値
銅貨(10円)
大銅貨1枚=銅貨10枚 (100円)
銀貨1枚=大銅貨10枚 (千円)
大銀貨1枚=銀貨10枚 (1万円)
金貨1枚=大銀貨10枚 (10万円)
大金貨1枚=金貨10枚 (100万円)
白金貨1枚=大金貨10枚 (1千万円)
「…………計算したくないなぁパッと見て100億越えてるよね?……見なかったことにしよう。ご飯食べて休憩しよう。」
おにぎりと水筒のお茶で空腹を満たした。
子ども達を迎えるために施設を作らない。まずは設計図を書くことにする。大きい子は一人で大丈夫だけど、小さい子は複数が良いわね。私も一緒に休むとして……。トイレは子どもサイズと大人サイズがいるし、お風呂は複数で入れる大きい物と個人サイズがほしい。すぐにシャワーで汚れたら洗えたら嬉しい。
キッチンは広く、子ども達が危なくないように見渡せるようにして、テーブルや椅子は2種類用意かな。ラグマットに、座って食べたりできるから部屋も作りましょう。子ども達によって食事のしやすさで選べば良いし。
しかし、創造魔法でトイレやお風呂にキッチン作れないかな?
図書室、保健室、娯楽室など様々な細かいところも考えてやっと終わった。小さい子でも安心な作りで明るく優しい感じになったはず。土足厳禁だから清潔にしやすい。砂や石等が上がりにくい。生活魔法のクリーンがあるから簡単に掃除出来る。
暫くすると、外から凄く大きい物音がした。窓から様子を見ると、私が創造した建物があった。
「えっ!?出来てる何故?っん?」
目の前に手紙が現れた。
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さくらさんへ
建物のイメージが分かりやすかったので、こちらで用意しました。冷蔵庫等の日本の家電は魔道具となっています。魔石にふれると魔力が補充されます。使い方は一緒ですので、もしも分からないことは日記に書いてください。
たまに手紙で連絡するかと思います。さくらさんの身分証明書は無限収納にあります。
明日ですが、孤児院の登録もあるので、商業ギルドの登録をお願いします。職員に2枚目の用紙を渡せばすぐ終わります。
その後は、イザナミ家から人が商業ギルドに迎えが来ますので、よろしくお願いしますね。今後について話し合いです。領主は相談役兼後見人なので、頼って上げて下さい。あと、サポートの神獣を一緒に送り忘れていました。名前をつけると会話が出来ます。可愛がってね。
貴女の母より
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手紙を読み終えると、足元になにか触れた感触があり、下を見ると……
「かっ!可愛い!」
私は子どもも好きだけど、動物も好きで中でも猫が大好き。
『はじめましてご主人様』
「あれっ?名前つけてないけど、言葉が分かる?」
『スキルのおかげと思いますよ。全言語理解し、読み書きも大丈夫になってます。女神様がうっかりしたのだと思います。』
「そうなんだ。教えくれてありがとう。名前は、ミコトにしようと思うけどどうかな?」
『はい!気に入りました。これからよろしくお願いしますね。』
[鑑定]
名前:ミコト
性別:雌
種族:大猫(神獣)
年齢:1才
レベル:1
体力:10,000/10,000
魔力:10,000/10,000
属性魔法:水、土、木、風
特殊魔法:守護魔法、生活魔法
スキル:ナビゲーション、学習、言語、隠蔽
加護:創造神イザナミの加護
称号:創造神イザナミの使い
サクラの守護獣
「わぁ…これまた…」
『しっかり、役に立ってみせますね!』
「ありがとう。ほどほどで良いからね。頑張りすぎると、疲れちゃうよ。ところで神獣は、なに食べるの?」
一生懸命なミコトの姿に、無理したら私みたいになるから気を付けて欲しいと思う。
『食事は魔力を吸収してます。漂っているものや食べ物からも吸収出来ますよ。ご主人様の魔法で水を出していただけると嬉しいです。』
「そうなんだ!もし食べれないものあれば教えてね。魔力の水ってこと?……魔法の使い方分かる?」
『はい、分かりました。教えられますよ。時間があるので、外で練習しましょうか?』
「うん。お願いしようかな。それにしても、健康な体って凄いね。いつも寝込んで筋力落ちていたのに、動いてもふらつかない。魔法の練習も出来てるなんて、お母さんに感謝ね。」
『私もご主人様に会えて、側に居れることに感謝です。』
二人でのほほんと会話しながら、外に出て安全な場所で練習することにした。
『それでは、分かりやすい水から練習しましょうか。体の中の魔力を感じて、どのような魔法を使いたいかイメージします。お花に水には滝のようではなく、雨のような水が良いですよね?魔力を適切な量を出せるように気を付けてみてください。』
ミコトはそう言って、お手本にシャワーのような水を出してくれた。
「わかった。やって見るね。」
集中して、体の中の魔力を感じた。両手のひらに水を集めるイメージにした。
『ご主人様!成功ですよ。』
「よかった。ミコト、お水飲む?」
しゃがんでミコトが飲みやすいようにする。ミコトは嬉しそうに飲み始めた。
『ご主人様の魔力水は美味しいです!』
ミコトはご機嫌で、その後も暫く属性魔法の練習を行い、魔物にあっても大丈夫な様に攻撃と、防御の練習も行った。
練習が落ち着いたら、夕食の準備に良い時間になった。新しい施設の確認後、料理に必要なものを無限収納から出した。ミコトと二人で食事後はお風呂や寝室の準備をした。
後は追々で、さすがに疲れたので休むことにした。
「ミコトおやすみなさい。」
『おやすみなさいご主人様。』
ミコトと布団に入り、一人じゃないことに安心して休めます。
応援ありがとうございます!
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