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再び街へ

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子ども達と暮らし初めて1週間が達、施設もだいぶ整ってきたした。

子ども達に学習や魔法の練習を一緒にしていましたが、3人共自分の属性魔法や生活魔法を慣れてきました。私が持ってないものは、ミコトが教えてくれています。クゥンちゃんは特に遊びを優先させていますが、カイリ君やリーク君は魔法の練習が遊びの延長のようです。皆でする遊び以外の自由時間は魔法の練習をしています。

畑を耕す土魔法を使用後、野菜の苗を植えたり、種を撒いた。その後、水魔法で全体に水やりをする。
はじめは見学し教えた後に、実際にやってみているが、魔力操作の練習の影響で上手くいっている。

魔力水の影響か私のスキルの影響かは分からないけど、野菜の成長が早い。食事に使っても余っている。無限収納に一部入れてもどんどん出来ている。

カイリ君と薬草を育てる約束をした。今のところ、敷地内で薬草を見つけ次第、魔法で作った薬草園に植えている。今のところ簡単な薬が作れるくらいの薬草の種類はある。種があれば良いけど……。その他にも敷地内探索したら日本の植物もあり、なんと桜並木もあった!咲く時期はここでお花見するのが楽しみ。

野菜や薬草、薬類、マジックアイテムを街へ売りに行くことにした。

カイリ君とミコトで薬類を作成した。ミコトのナビゲーションスキルで、カイリ君は失敗しながら頑張った。薬師見習いの称号が増えて、より効率よくなった様だ。傷薬に、痛み止、初級のHPとMPポーションができた。

リーク君と私がマジックアイテム作成した。御守り各種は二人で付与した。後、マジックバックは私が作り、マジック袋をリーク君が練習で作った。マジック袋はハンドタオルくらいの大きさの袋が45㍑のごみ袋くらいの内容量入る。のんびり屋さんだが、好きなことは熱中するようで、失敗しても気にせず、袋に付与魔法をかけていた。私が袋を作るのが追い付かなくなったくらいだ。

クゥンちゃんはその間、沢山絵を描いてもらった。くるくると丸を沢山描き、カラフルで可愛い絵なので、部屋に飾るとクゥンちゃんは嬉しそうにしていた。


「はーい!皆聞いてー!」

各自くつろいでいた所に明日の街へ行く説明をする。

「明日は皆で作った野菜や薬草、薬やアイテムを売りに行きます。早めに出るので、今日は早く寝るよ!」


「「「はーい!」」」


次の日は少し早めにご飯を食べて、馬車で出発する。街まであっという間に着く。
商業ギルドに行き、買い取りと露店販売について説明をきく。

「こんにちは、商品の買い取りや、露店について伺いたいのですが…。個室で対応可能ですか?」

「はい、個室ですか…、少々お待ちください。確認して参ります。」

しばらく待つと、個室が空いており対応可能だった。皆で移動し、椅子座り説明を聞く為に商品の見本を出す。

「これらは、どこで売るのが良いですか?」

「っ!?えっ?ちょっと…少々お待ちください!」

対応してくれた職員は慌て、席を離れどこかに行った。

「どうしたのかなぁ?」

「さぁ?トイレ?」

「二人共静かに待つよ。」

カイリ君が弟妹の世話をしっかりしてくれて助かっている。微笑ましくやり取りを眺めていると、先ほどの職員が、商業ギルド長をつれて戻ってきた。

「大変お待たせ致しました。貴重な商品があると判断し、ギルド長にも来ていただきました。」

「はじめまして、ギルド長のマルクスです。まず、ポーションや薬、マジックアイテムはギルドで買い取りさせて頂きたいです。野菜はギルドでも買い取りかのですが、値段を考えると露店の方が良いかもしれません。薬草は冒険者ギルドで依頼がある場合があるため確認された方が良いですよ。」

「分かりました。ポーション、薬、マジックアイテムをお売り致しましょう。」

話は無事に終えたが、作成したものが品質が良好なため高く買取りしてもらえた。マジック袋は特に喜んでいた。入手先をきかれたが、秘密を貫いた。

いつかバレるまでは……


「そういえば、孤児院に興味ある方が来てますよ?丁度良いので会われますか?」


「お願いします。」


どんな子達かなぁ?と思ったら、同世代の女性と0才の二人組だった。


「はじめまして、サクラです。」

「はじめまして、私はラーラで娘のリサです。あの……」

不安で、何を聞いて良いか分からない様子なため、私から孤児院について説明した。
すると、落ち込んでいるように見え、ラーラさんに聞くと……

「私は主人が亡くなって、働かないといけません。しかし、幼いリサがいては難しく、私は身寄りが居ないため頼れる方が居ません。孤児院に保護をと思いましたが、子ども達だけなので、私は……リサと離れ離れには……でも……」

ラーラさんはリサちゃんを愛しているからこそ悩んでいた。

「よろしければ、孤児院で住み込みで働きませんか?成人は私一人で、一緒に働いて頂けると助かります。もちろんリサちゃんも一緒ですよ。」

「っ!よろしいのですか?」

「はい、今後子ども達が増えても安心です。何より子どもへの愛情が伝わりました。いつから可能ですか?」

「ありがと…ござい、ます…」

今は一時的に教会にお世話になっているようで、明日なら準備が整うようだ。

「今から露店で商品を売りますが、一緒にしますか?勿論給金支払いますよ?」

「是非お願いします。」


こうして、ラーラさんにリサちゃんを新たに増えた仲間とともに、野菜と御守り各種を完売させるのでした。なんと、クゥンちゃんの呼び込みで人気になった。

皆でやりきった後は、足りないものの買い出しを行い、ラーラさん達に明日の再会の約束を行い孤児院に帰りました。







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