ポイ活で最強魔王目指します

いつも通り出勤していた筈なのに、突如異世界へと召喚させられてしまう主人公和丸涯。　

召喚先には、これから予言によって生まれる魔王に備えて勇者、聖女を探していたらしい国王とその配下達。

主人公の周りには、男子高校生1人と女子高校生1人が立っていた。

主人公はうっすらと巻きこまれ事故を思いながら宰相と呼ばれた男の指示でステータスを読み上げれば『ポイ活』と書かれていた。

使えねぇ…という雰囲気を漂わされ元の世界へ帰ることができないから、と手切れ金を渡され王城を去ることとなった主人公は、持ち前のなんとかなるの精神で異世界を旅する。


「ポイ活…ねぇ…」

長々と書かれる詳細文をあの宰相も俺も読みはしなかった。けれど、最後までスクロールしていたら多分俺は殺されていたし、世界には平和が訪れていたんだろうと思う。


『9999999P：魔王になる』


これは、無自覚に異世界を統べる魔王への道を辿る男の物語。

「あ〜、衣食住誰か保証してくれ〜」


多分…魔王になる……はず……の物語………。