メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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ガリア帝国編

愛妻との情事(オリヴィア編1)

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 愛妻との密事(オリヴィア編1~3)が終了しましたら、またメリアリアちゃんとのエッチが待っています(申し訳御座いません。本当は一旦は“物語を先に進めようか”とも思ったのですが←そして皆様方にお知らせしました通りに次の機会にメリアリアちゃんとの“分身エッチ”をキチンとした形で完結させようと思っていたのですが、皆様方に忘れられない内にと申しますか、やはりなるべく急いだ方が良いと思い直しましてそう言う流れになりました。どうぞ御了承下さいませ)。

 そう言う訳で御座いまして、暫くはエッチ、エッチ、エッチ、エッチになってしまうのですが、どうかもう暫くお付き合い下さいませ。

                  敬具。

            ハイパーキャノン。
ーーーーーーーーーーーーーー
 メリアリアとの目眩(めくらめ)く愛欲の交わりは、その後五日間程続いたモノのその時点で愛妻淑女(メリアリア)の持っていた“時の涙滴”の発動時間が残り四日前後となってしまったために、時間が切れるまでの日数を蒼太は余り激しい責め立ては行わずに彼女との間に後戯がピロートークを展開させる様にして肉体的な事以上に愛情や精神的な繋がりをより一層、強化する事に費やしていった、正直に言って彼自身にはまだまだ、心身共に余裕があったのであるモノの、それでも敢えてそうしたのには、ある二つの理由があったからだったのだが、それというのは。

 至極当然と言うべきか、非常にシンプルな答だったのだが要するに蒼太がそれでもメリアリアの体調を気に掛けたのともう一つ、この後すぐにオリヴィアとの結合が待っていた為に、力を温存しておくための方策であったのである。

 もっとも。

 この時既に、蒼太自身もノエルから貰った“時の涙滴”を所持しており、しかもそれは未使用のまま秘されていたのであってだから、オリヴィアとの事が終わればそれを用いて再び、メリアリアの事を抱きに来る運びとなっていたからどっちみち焦る必要等はサラサラ無かったし、しかもそれはメリアリアにもキチンと伝わっていたから彼女も別段、気を揉む事無く夫の判断にその身を委ねて二人でのんびりとした日々を送り続けていたのであった(ただし猛烈に残念がられはしていたが)。

(それにしても)

 蒼太は思った、“現実の時間に直してみても、全員合わせて八時間以内か。凄いモノだな・・・!!!”と独りごちて。

(今日はまだ、実質三連休の初日だと言うのに。この僅か半日足らずの間に僕は愛妻達を全員、残らず抱くことが出来るんだもの。メリーには勿論だけどもノエルさんにも感謝しなくちゃ・・・!!!)

 と恐らくはこの事を見越してだろう、自身に四個目の“時の涙滴”を持つように進言してくれた花嫁(メリアリア)に対してのみならず、あのゆるフワピンクな髪の毛を持った、無邪気な異性の友人に、内心で感謝の意を表すモノの、そんな事を考えつつも最愛の女性(ひと)とまったりとした時間を過ごしている内に、遂に“時の涙滴”の発動限界を迎えてしまった蒼太はメリアリアと共に協力しつつも自分達の身体と周囲の空間とを念入りに洗浄して行き、やがて支度を調えつつも彼女に見送られながらもう一度、男性寮にある自身の部屋へと戻っていった。

 そこでリュックに各種お茶菓子を補充すると同時に水筒に、“マリアージュ・フレール”の最高級品である“マルコ・ポーロ”をなみなみと注いで入れるとそれを持って今度はオリヴィアの部屋へと向かう為に、再び女子寮へと潜入を果たしていった。

 一方で。

「・・・・・っ!!!」

「・・・・・・・っっ!!!!!」

「・・・・・・・・・っっっ!!!!!!!」

 ちょうどその頃。

 オリヴィアは自身の部屋の目の前をあっちへウロウロ、こっちにウロウロして行ったり来たりしていた、理由は至って簡単であり“蒼太が来てくれるかも知れない”と言う漠然としてはいるモノの、しかし不思議な予感があって、その事だけを念頭に置いて彼の来訪を心待ちにしていたからであったのだ。

 ところが。

(・・・・・っ。ま、まだかっ。まだ来ないのか!!?)

 最初の一時間を過ぎても、蒼太は現れなかった、それから二時間、三時間、四時間が経過しようとしているのにも関わらず、彼は未だに来てくれる気配を見せてはおらずに正直に言って些か待ち草臥れてヤキモキしながらも、それでも夫が自分の元を訪れてくれるのを信じて首を長くして待ち続けていたのであった。

 するとー。

「・・・ヴィア、オリヴィア!!!」

「・・・・・っ!!!!?」

 漸くにして青年の気配が近付いて来るのを感じて辺りをキョロキョロと見渡していると、何処からか彼の呼ぶ声が聞こえて来て其方へと目をやった、途端に。

「オリヴィア!!!」

「・・・・・っ。ああ、蒼太!!!」

 建物の物陰から、影が一筋スウゥーッと伸びて来たかと思うとそれが段々と人型になって行き、やがてはそこから、待ちに待った彼女の夫が漸く、その姿を現した。

「思った通りだったな、蒼太。来る様な予感がしてたんだ!!!」

「オリヴィア、有り難う。・・・って言うかひょっとして、ずっと待っていてくれたのか?」

 すると蒼太のその呑気な、と言うべきか、意外そうな反応と問い掛けとに最初はホッとした笑顔を見せて出迎えてくれていたオリヴィアも、徐々に心の中の鬱屈が噴出して来ては立ち所に不機嫌になってしまって思わず“フンッ!!!”と外方(そっぽ)を向いてしまうのだった。

「“待っていたのか!!?”だと?当たり前だ、こっちはずっと待っていたんだぞ?その・・・っ。ひょっとしたなら君が来てくれるんじゃないかと、そんな気がしていたからな!!!それなのに君と来たら、随分と遅かったじゃないか。一体どこで何をやっていたんだっ!!?」

「い、いや。ごめんごめん・・・っ!!!」

 そう言って憤る“氷炎の大騎士”の事を、蒼太は何とか宥め収めようとして謝罪の言葉を口にするモノの、ハッキリと厳密に言うのならば今回の件は別段、青年の責任等では決して無かった、何故ならばそもそも論的な話としては蒼太は最初の段階で、メリアリアやアウロラ、オリヴィアに対して“今日中に君達全員を抱きに行くから待っていてね?”とは伝えていなかったからである。

 それというのも。

 ミラベルの上役であるポールから、“明明後日からハウシェプスト協会の調査に加わって欲しい”、“今日、明日、明後日と休んでくれて構わないから”との辞令を受けたのが午前11時前後であり、その後四人は連れ立って行き着けのレストランで食事を摂り、そのまま揃って帰宅をして行ったのであるモノのその途次(みちすがら)、蒼太はこの時“ちょうど一日ずつの時間があるから順番に君達を抱きたい”と言い始めて“今日がアウロラで明日がオリヴィア。明後日がメリーだね?”と申し送っていたのであった(もっとも自身の予定とメリアリア達の気持ちを鑑みた結果、やはり今日中に全員を抱く事に途中で変更したのだが)。

 ところが。

 寮にある自らの部屋へと戻ったオリヴィアは“この時間、自分の夫が他の女を抱いているんだ”と言う事実になんだか悶々としてしまい、終いには我慢がならなくなって一旦は、機を見計らって男性寮にある彼の部屋まで押し掛けようとしたモノの、流石に異性の寮内には入れずに管理人や警備員、挙げ句に寮監達に押し返されて舞い戻って来た、と言う次第であったのである。

 けれどもしかし、やはり落ち着いては居られずに齷齪(あくせく)としていた折に、何となく蒼太が自分の元にまでやって来てくれる様な気がしてどうにも止まらなくなってしまい、結果部屋の前で彷徨(うろつ)いていた所、果たして彼本人が本当にやって来てくれた、と言う訳であったのだ。

「・・・とにかく。一旦部屋に入って!!!」

「う、うん。じゃあお邪魔します・・・!!!」

 そう言って蒼太を自室へと招き入れた後で施錠を二重にしてドアロックを掛け、それらが一段落してからオリヴィアは腰に手を当てては夫に対して改めて厳しく詰問し始めたのである、“今まで何処にいたのか”と、“何をやっていたのか”と。

「四時間だぞ?四時間。私はずっと君を待ち焦がれていた、と言うのに。それなのに君ときたら・・・!!!」

「う、うん。ごめんよオリヴィア。アウロラとの事が済んだ後で、ちょっとチョコレートやお茶菓子なんかを買いに行ってたんだ。二人で一緒に食べようと思って、それに後は水筒に紅茶なんかを入れて来たんだよ。その準備の為に遅くなってしまったんだ・・・!!!」

 状況的にもまさか“メリアリアと会っていた”等とは口が裂けても決して言えずにしどろもどろになりつつもそう答える青年であったがこの時、彼の頭の中はフル稼働し続けていた、それと言うのは。

 オリヴィアの怒りの根源に付いてであるモノのハッキリと言って彼は今日、“オリヴィアを抱きに行く”とは一言も発していないのであり、にも関わらずに彼女は非常に真剣な眼差しと並々ならぬ気迫で以て自らに相対していたのである、これは先程接触した際の受け答えの仕方が悪かったと内心で反省すると同時に“それだけではない”、“何かあるな?”と思い立ちもう一回、オリヴィアと言う人物の本質と性格とを鑑みて見た、その結果。

(もしかしてオリヴィア、寂しかったのかな。だとしたならやっぱり僕が悪かった、考えてみれば当たり前だ!!!メリーの時もそうだったけれども、僕が他の子達を抱いている時間と言うのは、彼女達にとっては凡そ堪えられなかったに違いない。それに本心から僕の事を待っていてくれたのに、僕が間の抜けた事を言っちゃったから。だけど・・・!!!)

 “やっぱり、それだけじゃあ無いぞ?”と蒼太は尚もこの年上の愛妻へと向けて意識を向けるがなんだか今のオリヴィアの全身からは非常に落ち着かない様子と言うか、焦りの様なモノを感じると同時に凄いムキになっている気がしてならなかったのである。

「全く。人の気も知らないでいい気なモノだな!!?私はずっと君を待っていたんだぞ?それなのに、君は・・・っ。ん、んむむむっ!!!!!?」

 その事に行き当たった青年はだから、思い切ってある行動に出る事にした、オリヴィアが何事か言い掛けた瞬間、くぐもった様な嗚咽が口から周囲に漏れ聞こえるが蒼太がいきなり彼女を抱き寄せてはその唇に唇を重ねてそのまま舌を絡ませ合う、濃厚なキスをし始めたのだ。

“ん、んちゅっ!!?くちゅ、ちゅぷっ。ちゅるちゅるちゅるちゅる~っ!!!ちゅぷ、レロ。クチュクチュ、レロレロッ。じゅるじゅるじゅるじゅる、じゅぷじゅぷっ。ちゅううぅぅぅっ♪♪♪♪♪ぷはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ん、んむっ!!?ちゅる、じゅぱっ。ちゅる、じゅぱっ。レロ、クチュ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!ちゅるちゅるちゅるちゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”

“んむ、んちゅっ。じゅるじゅるじゅるじゅる・・・っ!!!レロ、クチュ。レロレロ、じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ。クチュクチュ、じゅるるるっ。レロ、クチュ。レロレロレロレロッ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!じゅるじゅるじゅるじゅるっ、ちゅるるるっ。じゅるるるるるるっ!!!!!”

 その口付けに、最初は戸惑っていたオリヴィアはしかし、すぐに夢中になっていった、そうなのだ、彼女は温もりを求めていたのだ、それも単なる暖かさをではない、愛しい愛しい思い人の温もりを、であった。

 本当は彼女はちゃんと解っていたのであった、蒼太が悪いのでは無い事も、自分の元へと可能な限りに早く来てくれたのであろう事も、みんなみんな理解できていたのであった、あったがしかし。

“んっむぅ、んむちゅるっ。じゅるじゅるっ、レロレロッ。ちゅるちゅるちゅるちゅるっ、じゅぷじゅぷっ。じゅるるる~っ♪♪♪♪♪かはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ん、んむむむっ!!?んぷちゅるっ、じゅるるるるるる~っ。レロ、クチュッ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!ちゅるちゅるちゅるちゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”

 それでも尚も、“何でもっと早く自分の元へと来てくれなかったのか”、“なんで早く抱いてくれなかったのか”と言うその点だけが不満だったのであり、また非常に寂しくもあったのであってその上。

“じゅる、ちゅぱっ。じゅるじゅる~っ、ちゅるるるるるるっ。レロレロ、クチュクチュッ。ちゅぷ、ちゅぱっ。ちゅううぅぅぅっ!!!じゅるじゅぱっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるっ!!!!!”

 自身の年齢や蒼太との関係性、または立場的な事柄等からも他の二人の花嫁に対しては相当な迄に、嫉妬や焦燥と言ったモノを感じていた彼女はだから、思わず蒼太に八つ当たりと言うべきか、自分でもどうにもならない程の泣きじゃくりたくなる様な何か、否、もっと言ってしまえば“解って欲しい”と訴えたくなる思いの丈を抱えてしまっており、それを正直にぶつけてみせたのである。

 果たして結果はー。

「んぶじゅるっ。じゅぷぷぷっ!!!くはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ヒ、ヒック、ヒック。グス、うえぇぇ・・・っ!!!」

 蒼太は見事にそれらを受け止めてくれたのであり、こんなにも激しい接吻を行うのみならず、その最中に優しく何度も背中を擦ってくれていたのであって、そんな彼の自分に対する愛情と優しさとに触れた瞬間、感極まったオリヴィアの、青空色の双眸から思わず一筋の涙が零れ落ち、頬を伝って滴って行った。

「えええっ!!?オ、オリヴィアどうしたのっ?ひょっとして泣くほどキスが嫌だった、とか・・・?」

(あれ、おかしいな。オリヴィアの事だから、何処にもぶち当てられない憤懣を抱えて怒っていたのだと思っていたのだけれども・・・!!!)

 そう考えていた蒼太であったがしかし、直後に彼女自身の態度と口から自身への本心を知る事となった、即ち。

 蒼太とのキスが嫌で泣いているのでは無い、と言う事と、これこそが真に自分が待ち望んでいた事象である、と言う事を。

「ヒッグ、グス・・・ッ。ち、違うんだ。その・・・っ!!!う、嬉しくなってしまって。君が、私の事をそんなにまで思ってくれて、受け止めてくれていたなんて・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!!」

「だって。ずっと心配していたんだ、私はメリアリアやアウロラの様に幼馴染では無いし、年齢だって相当に上だ。君の寵愛がもし、他の二人に移っていって、捨てられたらどうしようかと。それを考えるのが怖くて仕方なかったんだ!!!」

「オリヴィア・・・!!!」

「本当は、解っていたんだ、君が出来る限りに急いで来てくれたんだって事は、誰よりも私が解っていたんだ。でも私は素直じゃないから、それをちゃんと君に伝える事が出来なくて・・・っ。ごめん、ごめんね?蒼太、蒼太ぁ・・・っ!!!」

 そこまで言い終えた時にはもう、オリヴィアは慟哭しつつも両手で顔を覆いながら号泣してしまっていた、涙は後から後から溢れ出て来て堪える事などとてもの事、どうしたって出来よう筈も無かったのであるモノの、そんな彼女を。

 蒼太はソッと静かに抱き寄せると、先程までと同じように背中を何度も何度も擦り、彼女を宥めようとする。

 “知らなかった”と、蒼太は思った、彼女が鬱屈を抱えているのは感じ取ってはいたモノの、ここまで色々な事を感じて考え倦ねていたなんて、流石の彼も本人から話を聞くまでは露ほども気付かなかったのである。

「ごめんねオリヴィア。僕が悪かったよ、君をずっと一人にさせてしまったね。怒っているよね?ごめん、ごめんよ・・・!!!」

「ヒック、グスッ。お、怒ってなどいない、よ・・・っ。わ、私はただ・・・。君に会いたくて、その一心で・・・っ!!!ん、んむむむむむっ!!!!!?」

 そう言って尚も言葉を紡ごうとしたオリヴィアの唇を奪うと蒼太は、今度は先程よりももっと情熱的でネットリとしたキスを交わして彼女の意識を蕩けさせる。

 自身の愛しい人から為される、その口から口への究極の愛撫にオリヴィアはすっかりメロメロになってしまい、終いには自身から彼へとしがみ付いては接吻に接吻を返し始めた、途中で何度も辿々しい息継ぎを挟みながら、それでも舌先同時を摺り合わせつつも奥歯の付け根や上顎等を刺激しては溢れ出て来た唾液を啜る。

 しかし。

“んぶちゅるっ、ちゅぷぷぷ~っ!!?レロ、クチュッ。ちゅるちゅるっ、じゅるるるっ。ぢゅううぅぅぅ~っ♪♪♪♪♪うはああぁぁぁっ!!!はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ん、んちゅるぶっ。ちゅるじゅぶっ、ぢゅるるるるるる~っ♪♪♪♪♪ちゅぴ、ちゅるっ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤んぱああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤あ、ああ・・・っ!!!”

 この年になるまでの間、男女の付き合い等全く経験して来なかったオリヴィアと、小さな頃からメリアリアとの間に愛を育むと同時に行為も何度となく重ね続けて来ている挙げ句に、彼女やオリヴィア自身をも含めた三人もの美女を虜にしている蒼太とではキスやセックス、そして何より伴侶そのものに対するコミュニケーション能力や理解力、手練手管の成熟の度合いが余りにも違いすぎた、最初こそは夢中で彼を貪っていた愛妻だったが段々とそのテクニックに押され気味となり、遂には完全に受け身に回ってすっかり“出来上がって”しまったのである。

 一方で。

「・・・・・」

(オリヴィア、濡れてる・・・?)

「ああっ!!?な、何を・・・っ!!!」

 その事に気付いた蒼太は一度唇を離して接吻を解くと、彼女の穿いていた“アクネのデニム”の股間のチャックを素早く降ろしてその僅かな隙間の中にへと手を捻じ込んだ、そうしておいてー。

 指を花嫁の割れ目へと這わせて弄くろうと試みるが、するとそんな事をするまでも無くて、その辺り一帯は生暖かな体液でグッチョリと濡れていた、余りの量の多さにショーツのクロッチも用を為さぬ程にビチョビチョになっており、愛妻が感じて昂ぶっている事をハッキリと確認出来た蒼太はそのままデニムを擦り降ろさせると自らは彼女を横から抱き寄せるようにして寄り添いつつも、秘裂の中へと一本、二本と指を入れて中で鈎状にし、ザラザラとした天井部分を“トントントントンッ!!!”と連続して押すようにした。

 すると。

「ひゃあああぁぁぁぁぁー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 まるで少女のような嬌声を発してオリヴィアが身悶えつつも、ビクビクとその身を痙攣させるが待ち焦がれていた夫との口付けで、すっかりその気にさせられてしまったオリヴィアの肢体は快楽に目覚め始めて女性器全体が芯から熱く疼きっ放しとなってしまっていた、そこへ持ってきて。

「うっはあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

「・・・・・」

 刺激の仕方を心得た蒼太が巧みな動きで次々と愛撫を行うために花嫁は自分でも自分が抑え切れなくなってしまい、与えられる愉悦に合わせて喘ぎに喘ぐが、一方の蒼太は一頻り、軽い手マンを終えたその後でー。

 “オリヴィア”と彼女の耳元で静かに告げた、“お風呂に行こう?”とそう言って。

 そしてー。

 まずはメリアリアやアウロラの時と同じように彼女の部屋の境界面に“時空間断絶用”と“侵入者探知用”の結界を張り巡らせては、オリヴィアから彼女に渡してあった“時の涙滴”を借り受けて発動させると自ら、その場で着ていた衣服を脱ぎ捨てては全裸になって静かに、愛妻の身に纏っているモノにも手を掛けていった。

 やがてー。

「あ、あううう・・・っ!!!!!」

 すっかり彼によって生まれたままの姿を曝け出されたオリヴィアが恥じらいつつも胸や股間を手で覆い、モジモジしながらチラチラと視線を蒼太に向けようとするモノの、既に彼との間で“結合”は済ませていたにも関わらずに彼女はどうしても“それ”を直視出来なかった。

 言わずもがな蒼太の男性器をであったが勃起した際の長さが24・5cmもあるそれはいっそ痛々しい位にまで宙を向いてそそり立っており、周囲に血管を浮かび上がらせつつもピクピクと震え続けていたのだ。

 しかもー。

「・・・・・っ!!!!!」

(あああっ!!?く、臭くて痺れるっ。堪んないいいぃぃぃぃぃっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤アレの匂いが漂って来るっ、奥がジンジンと来てしまうううぅぅぅぅぅっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

 オリヴィアが密かに悶絶するモノのただでさえ、自分の大好きな男の匂いと言うのは心地が好くて、何時までも何時までも嗅いでいたくなる、と言うのにそこへ持ってきてその肉体を常時大活性化させている蒼太の新陳代謝は人一倍以上のモノを誇っていたから、余計に体臭が強かったのだ、それに加えて。

 青年の玉袋や腋の下、股間や亀頭部分からは性的発情フェロモン物質である“アポクリン・アンドロステノン”が多量に分泌されている関係上、尚更オリヴィアは惹き付けられてしまうと同時に重度の興奮状態に打ち昇らされてしまっていて、それが故に彼のちょっとした前戯にも感じまくってもよおしてしまう、一つの要因となっていたのだ。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤」

「・・・・・」

 既にしてオリヴィアの身体は蒼太を迎え入れる準備が全面的に整ってしまっていた、奥はカアァッと火照って収縮し、アソコはヒクヒクとヒク付き始めて愛液と子宮内液とが膣口からダラダラと溢れ出して来る。

 それはちょっとした“飢餓状態”にも似た感覚であり、その上相手が“最愛の男性(ひと)”である事も手伝って、この目の前の青年の事が欲しくて欲しくてどうにもならなくなってしまうが、一方で。

 そんな愛妻の様子から“その事”を感じ取った蒼太は再びソッと彼女に呼び掛けた、“オリヴィア”と、“バスルームに行くよ?”とそう言って。

「僕、君を早く抱きたいよ。君はどう?僕じゃ嫌かい?」

「・・・・・っ。そ、そんな事はないっ。私だってその、君に!!!」

「・・・・・」

「その・・・っ。な、なんというか。あれだ、だから・・・っ!!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 顔を真っ赤に染め上げつつも、しどろもどろになってそれでも、何事かを伝えようとする愛妻の姿に蒼太は思わず“ぷっくくく・・・っ!!!”と吹き出してしまっていた、今の彼にはオリヴィアの本心が解りすぎる位にまで良く理解できており、そしてそれ故に嬉しかったし、またそんな花嫁の気持ちや仕草が“可愛い”と感じられてどうしようもなくなってしまっていたのである。

「ぷっくくくくくく・・・っ。オリヴィア・・・!!!」

「・・・・・?」

「可愛い!!!」

「・・・・・っ!!!!!!な、何をっ!!?」

「おいでよ、オリヴィア・・・ッ!!!」

「・・・・・っ!!!!!あ、あうううっ!!?」

 含羞と照れ臭さを覚えて視線を下に落としたまま、モジモジとしてしまう“氷炎の大騎士”にそう声を掛けると蒼太は半ば無理矢理に彼女の腕を掴み取って一緒に浴室へと向けて、歩を進めて行った、そこでー。

 分厚い高級バスマットレスを床に敷き詰めると同時に発情しつつも困惑している花嫁をそこに座らせ、自らは蓋のしてある浴槽の上に腰掛けては股間を開いて彼女へと向き直った。

「・・・・・っ!!!!!」

(あ、ああっ。あ・・・っ❤❤❤❤❤)

 そこには青年の肉棒が曝け出されていたモノの、改めて見る“夫の男根”にオリヴィアは思わず言葉を失ってしまうがそれは先程までのモノより更に太く大きく膨張していて黒光りしており、強い性臭が辺り一面に充満していた、先端部分はズル剥けになっていて海綿組織が露出しており、鈴口が愛妻の方を向いて突き出されていたのである。

「ゴクリ・・・・・ッッッ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

(し、信じられん。私は確かに蒼太によって抱かれたのだが・・・っ。本当に私の中に、こんな巨大なモノが入っていたのか?こんなにも猛々しくて剛凄なモノが・・・っ!!!)

「触ってよ、オリヴィア・・・」

「・・・・・っ。さ、触るって、この物凄いのにか!!?」

 尚も戸惑う愛妻に対して彼はとんでもない言葉を投げ掛けて来るモノのしかし、この時の彼は至って冷静かつ全く以て本気であった、“うん、そう”と彼女の質問に短く応えると己が陰茎をズイィッと彼女の目前に晒す。

「両手で包み込むようにして握って・・・。ゆっくりと扱き立ててみてごらん?」

「・・・・・っ。う、うあああっ!!?」

 蒼太に詰め寄られてしまい、逃げようにも逃げられなくなってしまったオリヴィアは、それでも尚も恥じらいつつも自らも“触ってみたい”、“蒼太のだったら良い”と言う思いも加わって、恐る恐る手を伸ばし、まずはそれに触れてみた。

 すると。

「・・・・・っ!!!!!」

(あ、熱いぃ・・・っ!!!)

 “そして硬い”、“重い”とオリヴィアは思った、自身の掌に漸く収まり切ったそれは見た目以上にずっと熱くて硬くて大きくて、かつ重かった、それだけではない、奥深くからドクドクと分厚い血管が脈を打ち、その凄まじさを言葉よりも何よりも明瞭に伝えていたのだ。

「そのまま、手で持ってゆっくり、ゆっくりと前後させるんだ。あまり思いっ切り引っ張らないでね?流石に痛いから・・・」

「ううっ。こ、こう、か?こうか・・・?」

 蒼太に導かれるままに、オリヴィアは自身でも初めてとなる手コキを始めて夫の剛直を扱き立てて行く。

 その手つきは未だにぎこちないモノであったモノのそれでも、蒼太の男性器を確実に刺激して少しずつではあったが青年の事を昂ぶらせて行った。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

(んほおおおぉぉぉぉぉっ!!!!!?あ、熱いぃ、臭いっ。頭痺れりゅうううぅぅぅぅぅっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

「オリヴィア・・・ッ!!!」

 自身の最愛の夫によって、早くも大騎士としての尊厳も矜持も蕩かされてしまったオリヴィアは内心でよがりつつも彼の肉棒を必死で愛撫して行くモノの、遂には蒼太はそれだけでは満足できなくなってしまい、次の要求を突き付けて来た、その内容とは。

「口でして欲しいんだよ、解る?口で、だよ?」

「・・・・・っ。ま、まさかっ!!?そんなことをっ!!!!!」

「・・・“フェラチオ”を知らないんだね?オリヴィア。女性は愛する男性の性器を、口で咥えて扱く事が出来るんだけれども・・・。それをやってくれないか?」

「・・・・・っ。ほ、本気で言っているのか!!?」

(く、咥えるだと?この私がっ!!?如何に愛する夫のそれだとは言えども、こんなにも熱くて臭くてぶっ太いモノを・・・!!!)

 オリヴィアが尚も逡巡していると、蒼太が“オリヴィア、早く!!!”と急かして来た、先のメリアリアとの性交でまた一つ、女心の理解が進んだ青年はそれをオリヴィアとの行為にも活用させて、彼女に詰め寄るようにしていたのであるモノの、それと言うのは。

(メリーもアウロラもオリヴィアも。みんなとっても純情で、それでいて僕だけのモノなんだ。そして僕の前でだけは被虐心が働いて真性のドMになって行くんだ!!!)

 “何故ならば”と蒼太は思った、“メリー達を開発して来たのが他ならぬ僕自身だったからだ”と、“そう言う風に過激なプレイを彼女達へと半ば無理矢理に強要させて、散々やらかして来たのが僕だったからだ”、“僕は知らず知らずの内に、彼女達に自分というモノを押し付けて叩き付けて、徹底的に僕色に染め上げて来たんだ!!!”とそう直感して。

 勿論、そこにはメリアリア達自身の頭や心、そして何より魂の根底から迸(ほとばし)り出(いず)る、蒼太に対する熱い気持ちが、“この人にだったら色々な事をやってあげたい”、“この人の為ならば自分が変わってしまっても良い、染め上げられても悔いは無い!!!”と言う程の深くて確かな思いの丈があったればこそなのであったモノの、要するに彼女達は自分との無辜純烈たる愛のある、激しくて淫らでいやらしくて、そして何より変態的な性交が大好きなのだと言う事を、それも本人達が思い描くよりも、更にもう一歩踏み込んだ“凄絶極まる責め立てエッチ”を行うようにした方が良いのだと言う事を、何よりかによりそれをこそ、本人達が待ち望んでいるのだ、と言う事を、蒼太は今までの彼女達との営みの中から学んで感じ、思い知ったのであった。

 だから。

「口でしてくれよ、オリヴィア。僕のこれを咥えるんだよ?口で僕に奉仕するんだ・・・!!!」

「・・・・・!!!」

 そこまで思考を整理した所で蒼太は改めて花嫁へと向き直り、口淫をするようにと要求するモノの果たして、この蒼太の閃きはほぼほぼ完全な形で的を得ていた、と言って良かったが、それと言うのは。

 これは一途なメリアリアは勿論の事、内向的なアウロラも、そして気高き騎士であるオリヴィアもまた同様であったが、彼女達は誰もが皆、“蒼太ともっとグチョグチョになりたい、もう戻れない所まで行ってしまいたい”、“もっと犯して求めて貪って、ぶっ壊して欲しい。滅茶苦茶にして欲しい!!!”とまでも渇望し続けていた為に、エッチの最中はこれ以上無いほどにまで乱れて悦び、咽び泣くようになってしまっていたのである。

 そして今の所、それが最も顕著に、かつ強く出ているのがメリアリアであったモノの、ここ最近ではアウロラも負けてはおらずに交わりの最中に尋常ならざる勢いで以てよがり狂い、青年を抱き締めては腰を振るようになっていたのであったがしかし、蒼太の見立てではオリヴィアもまた、そんな彼女達に勝るとも劣らぬ程の深い愛情と性欲、そして変態性を秘めている筈であって、それが故に彼女は今回、必ずやフェラチオをしてくれる筈だと確信していたのであった。

 果たしてー。

「わ、解った・・・!!!」

 オリヴィアは躊躇いがちになりながらも、それでもコクンと頷いてみせた、“君がそう言うのなら・・・!!!”とそう告げて。

(・・・・・っ。やっぱりな!!!)

 そんな彼女の態度を見るに付け、蒼太は内心で自分の感性が正しかった事に、そして彼女達が自分に対してそれだけの、想像を絶する迄に比類無き愛慕と情欲とを抱いてくれていた事に満足すると同時に感謝すると、それと共に思わず全身が引き締まる様な思いがした。

 “自分は幸せ者だ!!!”と感じると同時に“何があってもこの子達を守ってあげたい”、“大切にしたい!!!”とも思っていた、これ程までに確かな気持ちを自分へと向けて抱いてくれている花嫁達に出会う事はもう、後にも先にも無いであろう、本当に掛け替えの無い存在達なのである。

(この子達は何があっても守り抜く。例え自分の命に換えても身体に換えてもこの子達だけは・・・っ!!!)

 そう思い立って決意と覚悟とを新たにするモノの、それだけではない、そうなのだ、敵と戦う場面以外にも彼女達の身を案じなければならない事柄は山ほどあって、その一つが“愛欲の営み”である事を、蒼太は決して否めなかった。

 彼女達が本当に、“死んでも良いから抱いて欲しい”と魂の底から希っていたのだとしても、本当に危険な事をさせる訳には絶対に行かない、今まで以上にエッチの最中は、否、それ以外でも色々と気を揉まなくてはならないな、等と蒼太はこの時、考えていた。

(戦闘時は勿論の事、普段の時の“意識探査”を一層、先鋭化しなくてはならないな・・・。それに後は、やっぱりエッチの最中の事だけれどもこれは今の所、メリー達の身体の様子や体力、そして生命力にだけ気を付けていれば良い。そしてこれらは“根源波動分与法”によってクリアーする事が出来る。あれは自分の気と生命エネルギーとを相手のそれらと混ぜ合わせつつ、二人の全身を循環させるモノだから、極端な話で僕が生きている限りに於いてはどんなに激しく責め立てたとしても、この子達が危険な状態に陥る事はまずない、と言って良い!!!)

 そこまで思い至った青年は。

 後はもう、無言のままに愛妻に向けて腰を突き出し、言葉よりも何よりも、態度と気迫で訴える様にしていったのである。
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