みんな大好き、中華料理

佐山ぴよ吉

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 結局私の前に積まれたお肉の半分以上は高蔵君の口に吸い込まれて行った。
 おじさんとおばさんにグラスが空になる寸前で次々とお酒を注がれてしまい、頭がぽんやりしてくる。

 その夜、どうしてもアパートに帰りたかったけれども酔ってふらついた拍子に焼肉のタレを服にぶちまけてしまい、服を洗濯している間にお風呂を借りて泊まることになってしまった。
 何たる失態だ。

 そしておばさん──真理恵さんに、寝間着を借りる事になってしまった。
 真理恵さんに借りた寝間着は、シルク素材の透け感のあるネグリジェで、ドレスのようでとても高級感がある。借りたと言っても新品で、真理恵さんは私に着せるつもりで買っていたのだと言っていた。
 だからサイズはぴったりで着心地もいい。
 でも問題は──

「はあっはあっ……琴子……可愛い……可愛い。綺麗だよ。琴子……今日は沢山ご褒美セックスしようね」

 酔っていて危ないから、と一緒にお風呂に入った後、高蔵君にまたお姫様抱っこされて高蔵君のお部屋に連れ込まれてしまった。
 その様子をおじさんとおばさんにも目撃されてしまった。

 また勘違いが増えていってしまう……

 高蔵君がするすると肩からネグリジェを下ろしていく。大きく胸元が開いているタイプで、おしりがぎりぎり隠れる位の丈だったので、上から下から高蔵君の手が入り込んできて、もう既におっぱいは赤くなるほど揉みしだかれていた。

「やっ……♡やっ♡あやとっ♡だめっ♡」
「何がダメ?ほら、琴子のここ、もうこんなにとろとろだよ?俺のちんぽに中出しされてもっととろとろにして欲しいって言ってるみたいだね?」

 高蔵君がショーツをずらしてそこに指を抜き差ししながら囁く。お酒でふわふわした頭と体で抵抗にならない力で高蔵君の腕を掴む。

「んっ♡やっ♡中で出されたら、気持ち良すぎて、あやとの言いなりになっちゃうから、だめっ」
「……どうしてそんなに可愛い事言うの。俺のちんぽで言いなりになっちゃう琴子の事、余計に見たくなるだけでしょ?」
「それに、佳奈としたほうがいいよ……」
「まだそんなこと言ってるの?俺の奥さんは琴子だけだよ。そんな事すぐに考えられなくなるくらい気持ち良くしてあげる」
「んんーっ♡やっ♡あやと♡あやとっ♡しょこ、やぁっ♡あーっ♡」

 指の抜き差しのスピードが早くなって、じゅぽじゅぽと卑猥な音が聞こえてくる。

「はぁっ♡はぁっ♡琴子……♡しっかり溜めた精液で、今からたっぷり種付けしてあげる♡あ、その前に……」

 高蔵君がベッドから降りて、机に置いてあった何かを持ってきた。

 あれ、高蔵君、ビデオカメラなんて持って、何するんだろう。
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