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謎の転校生
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教室の窓際の席でリリは外をつまらなさそうに眺めていた。
あの後、結果的に依頼を半ば強引に物で釣るようなかたちで引き受けて貰えるようになったのだが、あれから彼らの方から連絡など一切無かった。
一応彼らに訊ねられたままに自分の仕事のスケジュールはおおむね伝えた。
ストーカーに狙われている自分の護衛と、その犯人を炙り出し、捕まえる方法は依頼者であるリリ本人には全く持っていまだに伝えられてはいなかったのだ。
(護衛するとは言っていたけど……本当にするのかしら?しかも、なんだか少し頼りない男だったし……)
そう思いながらリリは短い溜め息をついた。
そして脳裏に二人の人物を思い描く。
それは昨日自ら依頼をした《クライニング・セクニッション》の運営者……種原悟と新垣莉乃と言う人物。
しかも一人はオタクで、もう一人は見るからに頭が弱そうな女子高生だった。
本当に彼らに依頼して大丈夫だったのだろうか……?
あの時は自分の直感に従い彼らに依頼をした。でないとこの状況から抜け出せない……。そう思っての行動であり、一つの焦りに似た感情だった。
そしてリリは机の上に置いていた携帯端末を一瞥し、小さく眉をひそめた。
(何も連絡一つして来ないとはどういうつもりなわけ? 普通連絡ぐらいするわよね? わたし依頼人なんだし……)
疑問と不安を感じながらも連絡をして来ない悟に対して多少の苛立ちを感じてしまう。
そんな時。
「りりーん」
可愛らしい幼いロリ声と共に急に突然後ろからガバッと抱きつかれたリリは、
「きゃっ……」
驚きの声を発し、後ろを振り向いた。
そこには短い金髪のツインテールに碧瞳、そして小柄で、幼い顔立ちの女子生徒……リリのクラスメートで友人の逢坂紫織(あいさかしおり)がいた。
「おはよーりりーん。今日も相変わらず可愛いね! でも、どうしたの? そんなに難しい顔と言うか……怖い顔しちゃって……」
「あははは。何でもないよ」
不思議そうな顔をしながら訊ねる紫織に対してリリは誤魔化すように笑った。そんなリリへと紫織は「聞いて! 聞いて!」と明るい声で話しかけた。
「今日転校生が来るんだって! どんな子なんだろうね。今から楽しみだよ」
「へぇ~そうなんだ」
「もう! リリってば反応がつまらなすぎっ!! もう少し驚くか、嬉しそうにしてくれたっていいじゃない!!」
掌を固く握り、それをパタパタと動かしながらまるで小さな子供が怒るかのような仕草をしながら不満を上げる紫織に対してリリは興味なさそうに平然とした口調で言った。
「そんな事言ったってライバルが一人増えるだけじゃない」
「そりゃぁそうだけどさ……」
リリの言葉に紫織はつまらなさそうに頬をぷくっと膨らませる。
リリ達が通うこの《私立青蘭学院》では芸能界で活動している生徒が多く在籍している。
芸能科に属している生徒の殆どがアイドル、役者、俳優などですでに活動している者、またはそれを目指す者が多く、学力自体も平均の学力以上を要していた。
基本この学院にも一般生徒は在籍はしてはいるがそれは数える程度でしかない。求める学力が以上に高く、入学試験に合格出来る者が僅かしか存在しないのだ。だから一般枠で入学した者は好奇の目にさらされる事が多い。
簡単な話。芸能界に流通しており尚且つ学力が異常に高い者、または天才に近い学力を持つ者しかこの学院には入学出来ない仕組となっていた。
当然リリの友人である紫織は女優で活動をしており、今はリリ程ではないが少しずつテレビの仕事をこなしていっていた。
芸能界と同様にこの学院では学力では勿論の事、生徒達のライバル意識は以上な高さを示していた。
「ねぇ~りりん……。あのね、実はお願いがあるんだけどぉ~」
先程とはうって変わって紫織はリリへと甘えた声を出しながら上目づかいでリリを見た。
それはもし男ならば、誰しもその彼女のお願いを聞いてあげたくなるような可愛らしくも愛らしい表情をおり、だがそれに若干演技が入り、作っている事をリリは知っていた。
それに残念ながらリリは女だ。
紫織のそんな手は一切彼女には通用せず、リリはにっこりと微笑みながら唇を動かした。
「ダメ!」
「えぇ~まだ何も言ってないのにぃ~」
「どうせ、また課題写させてとかでしょう。人ばっかり頼らないで自分でやりなさい」
「うぅ~。リリが頼みだったのに……だって忘れていたんだもん」
「自分でやらないと自分の為にならないでしょう」
まるで小さな子供にでも注意するかのように正論を告げるリリにそれでも紫織は未練たらしく食い下がりながら、リリへと必死に懇願するように言う。
「お願いリリ!! リリ様!」
「ダメです」
キッパリと言うリリの言葉の後にチャイムが鳴り、紫織はしぶしぶと諦めて自分の席へと戻っていった。
それを見、リリはまったく……と少しだけ呆れながら視線を前の方へと向けた。
すると同時に教室のドアがガラッと開き20代ぐらいの腰まで届く長い黒髪を三編みにし、眼鏡を掛けたおっとりとした担任の女性教師の栗原(くりはら)が教室の中へと入ってきた。
一見見るからにほんわりとした何処か頼りない大学生のような印象を受ける女性教師だった。そして教壇の前へと立ち、柔らかい表情を浮かべた。
「皆おはよう。実はHRを始める前に皆に紹介したい子がいるの。では入って来て」
栗原の言葉に応じるかのように教室のドアが開き、そして一人の学ラン姿のボサボサ頭の黒髪の少年が入ってきた。
少年は少しだけ気だるそうにしながら栗原の隣に立つ。その姿を見、リリは驚愕のあまりに目を大きく見開く。
彼女はその顔を知っていた。
それは紛れもなくあの“種原悟”本人だったのだ。
「じゃぁ種原君自己紹介をお願いします」
そう栗原に促されて悟は口を開こうとしたその瞬間。
「なっ、なんでアンタがここにいるのよぉぉぉぉ!!!」
ガタッと勢いよく席から立ち上がり、悟の方へとびしぃと指を指しながらリリの絶叫のような叫びが教室中に響き渡った。
「えっとぉ……種原君、星野さんと知り合いなのかしら?」
遠慮がちに訊ねる栗原に悟は一瞬だけ視線をリリへと向け、僅かに口の端を緩めると栗原に爽やかな笑顔でしれっとしながら答えた。
「いえ、知らない人です」
キッパリと言い切る悟に対してリリはわなわなと怒りで小さく体を奮わせる。
(こいつぅぅぅ)
「あのぅ……星野さん席に着いて貰えるかな?」
「あ、はい」
申し訳なさそうに言う栗原に対してリリは愛想笑いを浮かべながら彼女の言葉に従い大人しく席に着いた。
その時、悟と目が合い彼の目と口元がニヤリと意地の悪い笑みを浮かべたように見えた。それを見やりリリは不機嫌そうにパッと視線を逸らしたのだった。
あの後、結果的に依頼を半ば強引に物で釣るようなかたちで引き受けて貰えるようになったのだが、あれから彼らの方から連絡など一切無かった。
一応彼らに訊ねられたままに自分の仕事のスケジュールはおおむね伝えた。
ストーカーに狙われている自分の護衛と、その犯人を炙り出し、捕まえる方法は依頼者であるリリ本人には全く持っていまだに伝えられてはいなかったのだ。
(護衛するとは言っていたけど……本当にするのかしら?しかも、なんだか少し頼りない男だったし……)
そう思いながらリリは短い溜め息をついた。
そして脳裏に二人の人物を思い描く。
それは昨日自ら依頼をした《クライニング・セクニッション》の運営者……種原悟と新垣莉乃と言う人物。
しかも一人はオタクで、もう一人は見るからに頭が弱そうな女子高生だった。
本当に彼らに依頼して大丈夫だったのだろうか……?
あの時は自分の直感に従い彼らに依頼をした。でないとこの状況から抜け出せない……。そう思っての行動であり、一つの焦りに似た感情だった。
そしてリリは机の上に置いていた携帯端末を一瞥し、小さく眉をひそめた。
(何も連絡一つして来ないとはどういうつもりなわけ? 普通連絡ぐらいするわよね? わたし依頼人なんだし……)
疑問と不安を感じながらも連絡をして来ない悟に対して多少の苛立ちを感じてしまう。
そんな時。
「りりーん」
可愛らしい幼いロリ声と共に急に突然後ろからガバッと抱きつかれたリリは、
「きゃっ……」
驚きの声を発し、後ろを振り向いた。
そこには短い金髪のツインテールに碧瞳、そして小柄で、幼い顔立ちの女子生徒……リリのクラスメートで友人の逢坂紫織(あいさかしおり)がいた。
「おはよーりりーん。今日も相変わらず可愛いね! でも、どうしたの? そんなに難しい顔と言うか……怖い顔しちゃって……」
「あははは。何でもないよ」
不思議そうな顔をしながら訊ねる紫織に対してリリは誤魔化すように笑った。そんなリリへと紫織は「聞いて! 聞いて!」と明るい声で話しかけた。
「今日転校生が来るんだって! どんな子なんだろうね。今から楽しみだよ」
「へぇ~そうなんだ」
「もう! リリってば反応がつまらなすぎっ!! もう少し驚くか、嬉しそうにしてくれたっていいじゃない!!」
掌を固く握り、それをパタパタと動かしながらまるで小さな子供が怒るかのような仕草をしながら不満を上げる紫織に対してリリは興味なさそうに平然とした口調で言った。
「そんな事言ったってライバルが一人増えるだけじゃない」
「そりゃぁそうだけどさ……」
リリの言葉に紫織はつまらなさそうに頬をぷくっと膨らませる。
リリ達が通うこの《私立青蘭学院》では芸能界で活動している生徒が多く在籍している。
芸能科に属している生徒の殆どがアイドル、役者、俳優などですでに活動している者、またはそれを目指す者が多く、学力自体も平均の学力以上を要していた。
基本この学院にも一般生徒は在籍はしてはいるがそれは数える程度でしかない。求める学力が以上に高く、入学試験に合格出来る者が僅かしか存在しないのだ。だから一般枠で入学した者は好奇の目にさらされる事が多い。
簡単な話。芸能界に流通しており尚且つ学力が異常に高い者、または天才に近い学力を持つ者しかこの学院には入学出来ない仕組となっていた。
当然リリの友人である紫織は女優で活動をしており、今はリリ程ではないが少しずつテレビの仕事をこなしていっていた。
芸能界と同様にこの学院では学力では勿論の事、生徒達のライバル意識は以上な高さを示していた。
「ねぇ~りりん……。あのね、実はお願いがあるんだけどぉ~」
先程とはうって変わって紫織はリリへと甘えた声を出しながら上目づかいでリリを見た。
それはもし男ならば、誰しもその彼女のお願いを聞いてあげたくなるような可愛らしくも愛らしい表情をおり、だがそれに若干演技が入り、作っている事をリリは知っていた。
それに残念ながらリリは女だ。
紫織のそんな手は一切彼女には通用せず、リリはにっこりと微笑みながら唇を動かした。
「ダメ!」
「えぇ~まだ何も言ってないのにぃ~」
「どうせ、また課題写させてとかでしょう。人ばっかり頼らないで自分でやりなさい」
「うぅ~。リリが頼みだったのに……だって忘れていたんだもん」
「自分でやらないと自分の為にならないでしょう」
まるで小さな子供にでも注意するかのように正論を告げるリリにそれでも紫織は未練たらしく食い下がりながら、リリへと必死に懇願するように言う。
「お願いリリ!! リリ様!」
「ダメです」
キッパリと言うリリの言葉の後にチャイムが鳴り、紫織はしぶしぶと諦めて自分の席へと戻っていった。
それを見、リリはまったく……と少しだけ呆れながら視線を前の方へと向けた。
すると同時に教室のドアがガラッと開き20代ぐらいの腰まで届く長い黒髪を三編みにし、眼鏡を掛けたおっとりとした担任の女性教師の栗原(くりはら)が教室の中へと入ってきた。
一見見るからにほんわりとした何処か頼りない大学生のような印象を受ける女性教師だった。そして教壇の前へと立ち、柔らかい表情を浮かべた。
「皆おはよう。実はHRを始める前に皆に紹介したい子がいるの。では入って来て」
栗原の言葉に応じるかのように教室のドアが開き、そして一人の学ラン姿のボサボサ頭の黒髪の少年が入ってきた。
少年は少しだけ気だるそうにしながら栗原の隣に立つ。その姿を見、リリは驚愕のあまりに目を大きく見開く。
彼女はその顔を知っていた。
それは紛れもなくあの“種原悟”本人だったのだ。
「じゃぁ種原君自己紹介をお願いします」
そう栗原に促されて悟は口を開こうとしたその瞬間。
「なっ、なんでアンタがここにいるのよぉぉぉぉ!!!」
ガタッと勢いよく席から立ち上がり、悟の方へとびしぃと指を指しながらリリの絶叫のような叫びが教室中に響き渡った。
「えっとぉ……種原君、星野さんと知り合いなのかしら?」
遠慮がちに訊ねる栗原に悟は一瞬だけ視線をリリへと向け、僅かに口の端を緩めると栗原に爽やかな笑顔でしれっとしながら答えた。
「いえ、知らない人です」
キッパリと言い切る悟に対してリリはわなわなと怒りで小さく体を奮わせる。
(こいつぅぅぅ)
「あのぅ……星野さん席に着いて貰えるかな?」
「あ、はい」
申し訳なさそうに言う栗原に対してリリは愛想笑いを浮かべながら彼女の言葉に従い大人しく席に着いた。
その時、悟と目が合い彼の目と口元がニヤリと意地の悪い笑みを浮かべたように見えた。それを見やりリリは不機嫌そうにパッと視線を逸らしたのだった。
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