ペンは剣より強くて軽い─異世界人を戦争の道具にしようとする計画を潰した結果、異世界にてとり残されましたが頑張って生きてます─

 漫画家になると言う夢を諦めて十年以上社会の底辺で働いている一人の男がいた。
 男はたまたま若い人間達を対象にした勇者召喚に巻き込まれてしまう。

 しかし他の日本人達とは違い、男は一人だけ奇妙な空間に転移する。そこには異世界を管理する神を名乗る女性がいた。

 女神は語る、勇者召喚を行った国は異世界から呼び出された人間達を魔法で戦闘人形にして戦争の道具にしようとしていると。

 それをどうにかして欲しいと頼まれた男、しかしその勇者召喚を邪魔すれば結果として男だけが異世界に取り残される事になるらしい。


 しかし男は女神からの頼みを受諾した、理由は『自分みたいなオッサンはともかく、少子高齢化のこの時代に若者を大量に異世界に流出させる訳にもいかんでしょ』だそうだ。

 女神は男の言葉を受けてチートスキルとチートアイテムとチート従者を用意してくれた。
 男は思った、これ俺が何かする必要あるの?。

 結果から言うとなかった。

 かくしてとある王国の邪悪な計画を秒で潰した男の異世界漫遊記が始まる。
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