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第9話、我が怒り思い知るが良い!
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side:ジェニファー・フロイツェン公爵令嬢
「ジェニファー様お待たせしました。」
「ありがとうイレーネさん、ではさっそく頂くわね、、、あら♪このお茶凄く美味しい」
「気に入って頂けて何よりです。」
「私もねイレーネさんに食べて欲しくてクッキーを作ったの、勿論砂糖を入れた甘いクッキーよ♪」
「そっ、そうですか(汗)」
ふふっ
分かりやすく動揺しているけれど、私が嘘をついてまた塩入りのクッキーだと思っているのかしら?
それとも毒でも盛られてると思っているのかしらね(笑)
「さあ遠慮せずに食べてちょうだい、本当に甘いクッキーだし私も食べるから安心して良いわよ。もぐもぐもぐもぐ、、、甘くて美味しい♪」
「いっ、頂きます。もぐもぐ、、、あっ?!本当に美味しい♪」
「それでね、今日イレーネさんを招待したのはきちんと伝えておかないといけない事があるからなの
私がライル様に婚約破棄をされたのはご存知でしょうけど、結婚の約束自体は家どうしが決めた事だから婚約破棄をされても私は何も思う所が無いのよ
ライル様に嫌われてしまったのは人として悲しい事なのだけど、自業自得だから仕方ないわ
まぁイレーネさんからしたらただの強がりにしか見えないんでしょうけど(笑)」
「いっ、いえ、そんな事は(汗)」
あら?
なんだかイレーネさんの顔色が悪いわね、もう少しかしら?
「それでね、私クッキー以外も美味しく作れるようにお料理教室に通う事にしたの、婚約破棄をされてしまったからしばらくはそういうお話も来ないだろうし
時間は有効に使わないといけないものね♪
良ければイレーネさんも一緒にどうかしら?」
「、、、え?何か仰いました?」
「一緒にお料理教室に通いませんか?と言ったのですけど」
「そっ、それは良いわね!『ぎゅるるぅ~』ぐっ!、、、まっ、前向きに考えておきます(汗)」
「イレーネさんにも都合がありますものね。今度はリリアナさん達も誘って5人でお茶会をしましょうよ♪私達は色々と誤解があったかもしれないけれど仲良くなれると思うの」
『ぐきゅるるぅ~』
「う゛っ、、、それは良いわね!申し訳ありませんけどそろそろ失礼させて頂きます。」
「もっとゆっくりお話がしたかったのだけど」
「それは後日改めてゆっくり話しましょう!では失礼します!」
『ガチャ、、、ガチャッガチャッガチャッガチャッ!』
「ジェニファー様、扉が開きませんわ!」
「そうなの?どれどれ『ガチャガチャ』確かに開かないわねぇ」
「そんな悠長な事を言ってないで今すぐ開けて下さい!」
「イレーネさん、今すぐと言われましても直にメイドが様子を見に来るでしょうからお茶でも飲んでゆっくり待っていましょうよ♪」
『ぎゅる、ぐるぐるぐる』
「あぁぁぁっ!、、、はぁ、、はぁ、、、ジェニファー(怒)お茶に何を入れたぁー!」
ふっふっふっ
だいぶ効いて来たみたいね♪
「突然訳の分からない事を言わないでちょうだい、お茶はイレーネさんが持って来た物でしょう」
「くっ!、、じゃあカップよ、カップに何か薬を塗ったのね!」
「ティーセットは全部イレーネさんが持って来た物を使ったでしょう。先程からイレーネさんのお腹の調子が悪いようですけど
証拠も無いのに私が何かしたような事を言われてはこちらも黙っていられなくなるわよ
私のお腹が何とも無いのが無実を証明していると思いますけど」
『ぎゅる、ぐぎゅるる、ぎゅるるる』
「う゛っ!、、、疑った事は謝罪するから今すぐ扉を開けてちょうだい!」
「先程も言いましたけど直に誰か来ますよ、それに私の力ではこの扉はどうにも出来ませんから」
「ぐぎぎぎぎっ!!」
あら恐い(笑)
鬼の形相というのは今のイレーネさんの事を言うのねぇ
イレーネさん自ら色々とお話したくなるまでもう少し時間を稼がなくっちゃ♪
つづく。
「ジェニファー様お待たせしました。」
「ありがとうイレーネさん、ではさっそく頂くわね、、、あら♪このお茶凄く美味しい」
「気に入って頂けて何よりです。」
「私もねイレーネさんに食べて欲しくてクッキーを作ったの、勿論砂糖を入れた甘いクッキーよ♪」
「そっ、そうですか(汗)」
ふふっ
分かりやすく動揺しているけれど、私が嘘をついてまた塩入りのクッキーだと思っているのかしら?
それとも毒でも盛られてると思っているのかしらね(笑)
「さあ遠慮せずに食べてちょうだい、本当に甘いクッキーだし私も食べるから安心して良いわよ。もぐもぐもぐもぐ、、、甘くて美味しい♪」
「いっ、頂きます。もぐもぐ、、、あっ?!本当に美味しい♪」
「それでね、今日イレーネさんを招待したのはきちんと伝えておかないといけない事があるからなの
私がライル様に婚約破棄をされたのはご存知でしょうけど、結婚の約束自体は家どうしが決めた事だから婚約破棄をされても私は何も思う所が無いのよ
ライル様に嫌われてしまったのは人として悲しい事なのだけど、自業自得だから仕方ないわ
まぁイレーネさんからしたらただの強がりにしか見えないんでしょうけど(笑)」
「いっ、いえ、そんな事は(汗)」
あら?
なんだかイレーネさんの顔色が悪いわね、もう少しかしら?
「それでね、私クッキー以外も美味しく作れるようにお料理教室に通う事にしたの、婚約破棄をされてしまったからしばらくはそういうお話も来ないだろうし
時間は有効に使わないといけないものね♪
良ければイレーネさんも一緒にどうかしら?」
「、、、え?何か仰いました?」
「一緒にお料理教室に通いませんか?と言ったのですけど」
「そっ、それは良いわね!『ぎゅるるぅ~』ぐっ!、、、まっ、前向きに考えておきます(汗)」
「イレーネさんにも都合がありますものね。今度はリリアナさん達も誘って5人でお茶会をしましょうよ♪私達は色々と誤解があったかもしれないけれど仲良くなれると思うの」
『ぐきゅるるぅ~』
「う゛っ、、、それは良いわね!申し訳ありませんけどそろそろ失礼させて頂きます。」
「もっとゆっくりお話がしたかったのだけど」
「それは後日改めてゆっくり話しましょう!では失礼します!」
『ガチャ、、、ガチャッガチャッガチャッガチャッ!』
「ジェニファー様、扉が開きませんわ!」
「そうなの?どれどれ『ガチャガチャ』確かに開かないわねぇ」
「そんな悠長な事を言ってないで今すぐ開けて下さい!」
「イレーネさん、今すぐと言われましても直にメイドが様子を見に来るでしょうからお茶でも飲んでゆっくり待っていましょうよ♪」
『ぎゅる、ぐるぐるぐる』
「あぁぁぁっ!、、、はぁ、、はぁ、、、ジェニファー(怒)お茶に何を入れたぁー!」
ふっふっふっ
だいぶ効いて来たみたいね♪
「突然訳の分からない事を言わないでちょうだい、お茶はイレーネさんが持って来た物でしょう」
「くっ!、、じゃあカップよ、カップに何か薬を塗ったのね!」
「ティーセットは全部イレーネさんが持って来た物を使ったでしょう。先程からイレーネさんのお腹の調子が悪いようですけど
証拠も無いのに私が何かしたような事を言われてはこちらも黙っていられなくなるわよ
私のお腹が何とも無いのが無実を証明していると思いますけど」
『ぎゅる、ぐぎゅるる、ぎゅるるる』
「う゛っ!、、、疑った事は謝罪するから今すぐ扉を開けてちょうだい!」
「先程も言いましたけど直に誰か来ますよ、それに私の力ではこの扉はどうにも出来ませんから」
「ぐぎぎぎぎっ!!」
あら恐い(笑)
鬼の形相というのは今のイレーネさんの事を言うのねぇ
イレーネさん自ら色々とお話したくなるまでもう少し時間を稼がなくっちゃ♪
つづく。
応援ありがとうございます!
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