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最終話、我が怒り思い知るが良い! その2

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side:ジェニファー・フロイツェン公爵令嬢




『ぎゅる、ぐぎゅるる~、、、ブッ』

「あっ、、、、、、、」

「イレーネさん?」



「、、、なさい」

「ん?聞こえかったのでもう一度仰って下さい」

「ごめんなさい!」

「はて?イレーネさんに謝罪されるような事が何かあったでしょうか?」

「ごめ゛ん゛な゛ざい゛、ジェニファー様がここまでする方だと思わなかったんです、どうせ泣き寝入りして何も出来ないだろうと

ジェニファー様を完全に舐めてたんです、その上でライルに婚約破棄をするように仕向けたのは私です!だからお願いします、ここを開げで下さ゛い゛ぃぃ~(泣)」

「正直に話してくれて嬉しいわ♪」

「じゃあ今すぐ扉を」

「どうしようかしら」

「え?」


「だってそうでしょ、今ここでイレーネさんを助けても助けなくても私は貴女に一生恨まれるのでしょう?

それなら助けないで見て居た方が得じゃない♪」

「本当にごめんなさい、ライルとは別れるし領地に戻って2度とあなたの前に現れないと誓います!あなたを敵にまわしたら私には全く手に負えない事は充分に分かりましたから

お願いします、もうちょっと出ちゃってますの!!このままでは人としての尊厳がぁ(泣)」

『ぐぎゅる、ぎゅる、ぎゅるる、、ブビッ、ブプッ』


そろそろ限界かしら


「ねぇ、今のイレーネさんの姿を写真に撮っても良いかしら?」

「もう何でも良いですからぁ~(泣)このままじゃ全部、ヒック、出ちゃうよぉ、、エッグ(泣)」

「それじゃあ『パンパン』」


『ガチャ』

「お嬢様カメラをお持ち致しました。」

「ありがとう、、、じゃあイレーネさん撮りますよぉ~『カシャ』さあさあ、全部出る前にトイレに行って下さいませ」

「あ゛り゛がヒックと゛う゛エックございます(泣)」



あらあら、お尻を押さえながらゆっくりトイレに向うイレーネさんを見ていたら

やり過ぎたという感情が、、、


全く沸いて来ませんわね♪

むしろ新年を迎えた朝のような清々しい最高の気分です!


『ぐるる~』

うっ!

「お嬢様!急いでトイレに!」

「大丈夫よ、出る物なんてほとんど無いんだから」


ほっ

昨日から絶食した上で下痢止めの薬を飲んでいたとはいえギリギリでした(汗)


イレーネもまさかお茶に使う水に薬を入れて、私が一緒に飲むとは考えてもみなかったでしょうね(笑)


う゛っ!

しかしこれは、歩く度に振動がお腹に、、、

イレーネは無事トイレに辿り着けたでしょうか?

万が一にも無事では無かった場合、今イレーネから何かをされると今度は私の尊厳の危機!


ふっふっふっ

良いでしょう、2回戦はどちらが先に無事にトイレに辿り着くかです!

でも、急ぎ過ぎると振動で危険なので、ゆーっくり、ゆーっくり

そろり、そろり、、、、、、






おしまい。
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