お嬢様が風邪を引いた。公爵家が戦争になった
公爵令嬢エレオノーラが珍しく風邪を引いてしまう。
「お嬢様が苦しんでいる!」
その一言で、公爵家が大騒ぎ。
医者を十人呼ぶ。
最高級の薬を取り寄せる。
食事担当を増員。
寝室の警備を二十倍にする。
さらには「外部からの病原菌を防ぐ」と屋敷を封鎖。
そして――
「お見舞いに来た殿下です」
「帰っていただいて」
「父親です」
「お嬢様を疲れさせる可能性があります」
「私は父だぞ!?」
病人本人だけが一番冷静だった。
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