異世界で創造の料理人してます

シン/舞風 慎 (まいかぜ しん)

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第3章 女性陣はデザートがお好き

44.シュークリーム(2)

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薄力粉とコーンスターチを混ぜてふるいで2回かける。
ソースパンに牛乳を入れてバニラビーンズを半分開き中の粒を牛乳の中に入れる。
このほとんどの人がバニラビーンズを見たことがないという人が多いかもしれない。中を開けるとバニラの香りが一気にしてくる。
バニラビーンズを入れたらグラニュー糖を入れて中火にかけておく。

中火にかけている間にボウルを用意する。
ボウルの中に卵黄とグラニュー糖を入れて白っぽくなるまで混ぜる。これを西洋料理ではブランシールという。
その後、ふるいにかけていた物を入れる。

中火にかけていた物を見る。
周りから湯気が出てきているか確認したらボウルの中に入れて混ぜる。
混ぜたらもう1度ソースパンに入れ直して中火にかけ混ぜていく。
混ぜている間に1度固まってくるが時間が経つと柔らかくなるのでそこまで火を通す。
柔らかくなったらバターを入れて全部溶かす。

バットを用意。
バットに生地を入れてラップを密着させて氷水で冷やす。ラップをするのは空気に触れさせないためである。

冷えてきたらパッセをする。
パッセとはこすことのことである。
少しづつ入れてパッセするとやりやすい。

生クリームを立てる。
生クリームを立てたら生クリーム3分の1を生地に入れて軽く混ぜる。
混ぜたら残りの生クリームを入れてゴムベラで混ぜる。

あとは絞り袋に入れてシューパフの中に詰めたら完成だ。

詰める作業の時にエリにやらせるととても喜んだ。
楽しそうにシューパフの中にクリームを入れている。
やっぱり女性はお菓子作りが好きなのだろうか。いっそのことデザートはエリに一任しようかと思う。
繁盛してきたので後2人ぐらい雇ってもやっていけるような気がする。
奴隷でもいいが今回は雇いたいものだ。
それは後々考えよう。

「出来ました」

すべてのシューパフの中にクリームが詰められた。
後は食べるだけだ。味見をする。

外はカリッとちゃんと焼けている。
中のクリームは少しバニラが強いような気がする。もう少しバニラビーンズを減らすとしよう。
やっぱり少し胃にくるな。どっペリした感じになる。俺はどちらかというと甘い物が苦手なので好き好んで食べない。食べれないことはないが1つで十分だ。

各自3つづつ食べることになっていたが2つ残った。エリはいつの間にか3つ全部食べている。少し小さめに作ったが食べるペースが早いだろ。後、俺の方をチラチラ見るな。
視線がシュークリームにいっているのがわかる。

「いるか?」
「はい!!」
「ほらよ」
「ありがとうございます」

残ったシュークリームを渡した。
エリは美味しいです。美味しいですと早いペースで食べている。

エリよ…俺が心配することじゃないが太るなよ。
エリの将来のことが心配になる俺だった。
せっかくの可愛さが無くなるのはもったいないからな。
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