【R18】睡姦から始まる恋。僕の性癖と可愛い彼女の楽しい(?)日々

たたら

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愛は変態を助長させる

46:旅行は苦行【真翔SIDE】

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 綾子女神と出会ってから
俺と先輩が休暇を取れたのは
一か月後だった。

 その一か月の間に
綾子さんと悠子ちゃんは
メッセージアプリで交友を
深めていたようで、
悠子ちゃんは旅行で
綾子さんと遊べることを
とても楽しみにしているようだった。

最初はホテルにあるプールも
人が多いから、と
行くのを嫌がっていたけれど、
綾子さんが、貸し切りにできる
時間帯があるから大丈夫だ、と
言ったらしい。

温泉旅館の家族風呂じゃなくて
プールだぞ?

そんなの、あるのか?

俺は悠子ちゃんの話に
ツッコミと不安と疑問しか
なかったが、もちろん、
俺が否定的な言葉を言えるはずもない。

悠子ちゃんは水着を持っていないので
現地でレンタルをするので
俺に選んで欲しいと言う。

もちろん、よろこんで!だ。

悠子ちゃんは修学旅行前の
子どものように、
小さめのトランクに
持っていく物を詰めている。

しかも、持っていく物は
すべて綾子さんから
指示があり、それを詰める
トランクは先輩経由で
綾子さんからプレゼントされていた。

悠子ちゃんは驚いていたが
綾子さんが使っていたお古らしく
それなら、と受け取ったのだ。

綾子さん曰く、
「傷がついたから捨てるだけ」
らしいが、
その傷は、トランクの金具のところが
少しどこかに当たって
小さな傷がついているだけだった。

悠子ちゃんに渡すために
わざと「捨てるだけ」と
言っているのか、
それとも本当に捨てる物なのか
判断はつかないが、
このトランクも有名な
高級ブランドのもので、
俺は遠い目をしてしまった。

悠子ちゃんはブランドなど
知らないようなので
「綾子さんはもったいないですよね」
なんて笑ってトランクを
受け取っていたが。

しかし、ここまで悠子ちゃんの
ことを気に入ってしまった
綾子さんと一緒に旅行か。

正直、気が重い。

先輩は綾子さんに対しては
何の役にも立たないしな。

もし綾子さんに
悠子ちゃんが取られてしまったら
俺は先輩とホテルで
何をすればいいのだろう。

「真翔さん!」

悠子ちゃんが俺にトランクを見せる。

「準備できました」

「良かった」

俺も旅行の準備は終わっていて、
荷物も悠子ちゃんの
アパートに持って来ている。

今日はこのまま悠子ちゃんの
家に泊って、
明日は一緒に待ち合わせの場所に
行くことにしていた。

最近ずっと忙しかったから
悠子ちゃんの家に
泊まるのは久しぶりだった。

もちろん、
ずっと抱いていない。

今日はいいかな?

でも、明日は早起きだし、
やはりだめか。

でも一緒のベットに寝て
俺は我慢できるだろうか。

そういえば、俺の家に泊ってから
悠子ちゃんを抱いていない。

あの日。
この部屋にあるエロの女神の
加護が無い状態で
悠子ちゃんを抱いたとき、
確かに悠子ちゃんは処女だった……と思う。

体の下に敷いていたタオルに
血が付いていたし。

やっぱりこの部屋は
エロの女神の加護があって
どんなに悠子ちゃんを抱いても
彼女の身体に負担は
無いのかもしれない。

ん?
となると、今夜俺が
悠子ちゃんを抱いても
問題ないってことか。

なるほど、なるほど。

「どうしたんですか?」

俺が一人納得しているからか
悠子ちゃんが首を傾げている。

「うん。いや。
今夜は外に夕飯を食べに
行かないかと思って」

俺も悠子ちゃんも
今日は仕事終わりだ。

明日は旅行だし、
悠子ちゃんに今から
作ってもらうのは申し訳ない。

それに食材が残ったら
もったいないしな。

俺がそう言うと、
悠子ちゃんは、うなずいた。

本当ならここで
悠子ちゃんがバイトをしている
居酒屋に行きたいところだが
旅行があるので
バイトを休ませてもらっている手前、
やはり行きにくい。

そこで俺は悠子ちゃんを
誘って近くの定食屋に行くことにした。

悠子ちゃんは、
食券を買って席に座る定食屋は
初めてらしくて、
食券を買う俺を目を輝かせて見る。

たったこれだけのことで
尊敬のまなざしで見られるのだ。

たいしたことでは無いのに
俺はまるでヒーローのように
悠子ちゃんを席に座らせて
水をグラスに注ぐ。

嬉しい。
可愛い。

こんなことで俺を
素敵♪と言わんばかりの目で
見てくれる悠子ちゃんが
好きすぎて、壊れそうだ。

悠子ちゃんは明日からのことを
楽しそうに話すけれど、
俺はみそ汁を飲んでも、
白飯を食べても
悠子ちゃんの身体に釘付けだ。

何故かというと、
悠子ちゃんの身体付きが、
どこか女性らしく、
今まで以上に魅力的に見えたのだ。

早く食べて、悠子ちゃんを抱きたい。

「真翔さん?」

目の前の座る悠子ちゃんに
声を掛けられて、
俺は慌てて、返事をした。

「大丈夫ですか?」

「え?っと、うん」

心配そうな顔に
何が?とは言えなかった。

「僕の話、うるさかったですか?」

「ち、違う!」

そんなわけない。
そんなわけないんだが。

悲しそうな顔の悠子ちゃんに
俺は思わず言ってしまった。

「悠子ちゃんが
急に魅力的に見えて……
目を奪われてた」

俺がそう言うと、
悠子ちゃんは顔を真っ赤にする。

そして小さな声で
こっそりと俺に教えてくれた。

「綾子さんにプレゼントを
してもらった下着を付けてたら
体付きが変わってきたみたいなんです。

それは工場のおばさんたちや
バイト先の店長さんも
OLさんからも言われていて……」

なんだと!
俺が忙しくしていた1か月の間に
そんな変化があったとはっ!

「お、俺も、あとで確かめて良い?」

何を確かめるんだ?!
って言ってから俺は自分で
自分にツッコンだ。

が。

「……はい」

って悠子ちゃんが
顔を真っ赤にして頷いたので
俺はまた心の中で
綾子女神に感謝を捧げた。

俺、綾子女神に一生ついて行こう。



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