月の路で君と
家族は“視える・読める・当てられる”のに、自分だけ何の力もない——中二の観月凪。彼の砦はタロットカードと、商店街の占い店《月の路》。ある雨の日、シャッター前で泣いていたのは、同級生・菜々の弟、小六猿渡仁。ゴリラみたいに大きくなった“元・天使”は、優しくて泣き虫だった。菜々の提案で、仁と恋の勉強をすることになる。教え子から友達、そしてーー。いつしか二人の関係は変化する。
◼︎登場人物
観月 凪(みづき なぎ)
中2。占い一家に生まれたのに自分だけ特別な能力ゼロ。その劣等感を隠す“砦”として常にタロットカードを携帯。
猿渡 仁(さるわたり じん)
小6。身長170cm超の体格、“見た目は大人・中身は子ども”。素直で涙もろい。
猿渡 菜々(さるわたり なな)
凪の同級生で仁の姉。天使のように可愛かった弟がゴリラ化したのがきっかけで距離を取るようになる。
観月 朔子(さくこ)
凪の母。占いの館・月の路の店主。夢見・遠見に長けた“要石”。離婚後、四きょうだいを育てる。
観月 詠(うた)
凪の姉。大学生。サイコメトリー(触れた物の“記憶”を読む)。
観月 柚葉(ゆずは)
凪の妹。中1。予知夢。
観月 澪斗(れいと)
凪の弟。小5。ダウジングが得意(失せ物探しの天才)。
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