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入学式って長くて面倒くさいよなぁ

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「(そっち見てもいいか?

どんなやつか見ないとわからん。)」


「(良いけど?)」


ニコラスはケントに許可を取り、知り合いということを疑われないように全員を見渡すようにケントに目を向けた。


「(あー。
本当に格好良いやつか。

話しかけたそうにしてるな?

ケントと友達になるには良さそうなタイプだが。
向けてる視線も特に熱がこもってるわけでも、恨みがこもってるわけでもないからなぁ。

やっぱり話したいんじゃないか?
後で話しかけてくるかもな。


それより、斜め前の前に座ってるみんなから熱い視線送られまくってる金髪いるだろ。
あれユリウスの息子。
ビッチ姫サリア様の弟。
年子でサリアは一個上だから魔法科二年。

この学校魔法科が一番成績優秀だが、薬学科と魔法学科もそれなりだからな。
医者なんかを目指している奴が多い光魔法持ちは、意外と薬学、魔法学にいたりする。
まあ光魔法でも戦闘強い奴は大抵魔法科だがな。




貴族のというか五大貴族いるだろ。
あれの子息・子女は空いてる帝に入れられているが、長男は後継ぎとしているから帝にはならない。と言うより弟に後継ぎ譲らない限りなれない。
たまにいるけどな帝になる人も。
まあ、だからちょうどケントの歳の人達があつまっているんだ。
と言ってもこんなの知ってるの帝か五大貴族と王族くらいしか知らない情報だけどな。
まあ要は五大貴族は五人の当主が張り合っていて、さっさと結婚して子供を作るからか、似たような歳の差の兄弟が多い。

丁度良く周期があって今は学生であったり、兄弟がこの学校に居るから会えば仲良くなっておくことを進める。貴族が鬱陶しいのは今に始まったことではないしな。

今日は当主しか来てないっぽいけど。


って、関係ない話になったな。


あ。そろそろ、ユナがと言うかお前らが騒いでる王道学園とやらの王道生徒会に当てはまる生徒会が出てくるぞ。
一応全員あいさつはするらしいからその挨拶だけでも聞いとけ。
そしてユナに伝えろ。
俺は、知らん。やらんからな。)」


ニコラスは興味ないと言わんばかりに託し、ユナの相手をするのが面倒なのか最後話しながら眉間にシワを寄せてステージの方に向いてしまった。
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