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金継ぎの青 下:ブルー編
それからを
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「……見れば見るほどバルドにそっくり」
「フン……やりすぎだ。お前の要素も少しは入れろ」
「無茶言うなよな……」
膝の上で熟睡する仔オーガごと、大鬼はブルーを膝に抱えた。静かな夜だ。再建された邸内は整然と整えられ、薄い青を基調とした壁紙が貼り付けられていた。金地の家具は天井の四隅にのみ装飾として施されているが、その主張は控えめになっている。
———こうして二人で話すのは久しぶりだ。弾丸里帰りの後、魔界に戻されてすぐ陣痛がきて出産。その後は一ヶ月意識を失っていたというから感覚が時間に追いついてこない。
「家具の趣味、変わったのか」
何から切り出そうか悩んだ末、清一は改装された邸内について聞くことにした。
「……魔界の金鉱石は硬度が高い。ちびがそこかしこぶつかって泣くからな」
「……ふうん」
岩盤のような大鬼の胸に凭れて、ブルーは仔オーガと番いの鬣を交互に触る。結局寝間着に着替えたブルーは、努めて気にすることなどないふうに夫と我が子を観察する。
「怒ってんじゃねえのか」
低い声が少し不安げに聞こえて、それでブルーは可笑しくなってしまった。
「怒ってるよ。弟をいじめた」
「…………」
「一番はそれだな。あと、記憶をごっそり奪って俺を腑抜けにした。すごく独りよがりなことをたくさんされた……。それに、契約を全うできなかったって言ってたけど……その契約の記憶も、まだ返して貰ってない。俺が怒ったって、どうこうしてくれる気はないんだろ」
わざと意地悪な言い方をしてしまう。バルドは決まり悪そうに舌打ちをしたけれど、特に弁明はしなかった。金の瞳と目が合わない。
「……悪かったと思ってない?」
「それは違う。わ、わ……」
「悪いってわかっててやった?最悪だな」
バルドの顔色が悪くなっていく。渋面を通り越して皺つく表情に青年もため息をつき、その髭を指で巻いて引っ張る。
「……怒ってることも多いけど。感謝してることもいっぱいある」
「あ?」
「それで全部チャラにはならないけど……故郷に帰って、兄弟と話した。バルドの差配でやってもらったこと、たくさんあったのがわかったよ」
食料の支給から進学就職の援助に始まり、兄弟姉妹の生活に障りが出ない範囲での護衛まで、町を出た青井の縁者にも支援は行われていた。
「だからそれは、ありがとう。みんな病気もなくて元気だった」
バルドの喉が鳴る。ひび割れた胴間声が、少し間を置いて返された。
「…………お袋さんのことは……こっちの不手際のせいだ。警備が至らなかった……俺様が、不用意に……」
「…………。それは違う。バルド、俺のほうを見て」
———それはいずれ起きる事件だった。魔女がいなくても、鬱憤を晴らすために教会の孤児やシスターに当たる町人は何人かいて、小火は過去何回か起きていたそうだ。
「リリスさんが唆した魔族も倒してくれたって聞いたよ。だからそこだけは、バルドのせいじゃない」
向こうに行くのを許してくれてありがとうと、清一は礼を言いさえした。
「そんなわけねえだろ……くそ、責めてくれよ、葬儀代ぐれえ受け取ってくれ!」
「金を持ち出す方が感覚狂ってるぞ。お前がやったんじゃないだろ、迂闊だったにしてもそれは違う。……みんな同じ意見だったよ。俺たちの故郷は、ちょっとおかしかった」
だからみんな出て行った。喜一だけがシスターの生活を気にして残ったが、雪乃自身が皆に巣立ちを勧めていたそうだ。
バルドは唇を噛み締めて落ち着きなく貧乏ゆすりをしていたが、やがて大木のような腕を回して後ろから抱きついてきた。
「……変わった婆さんだった」
「……会ったの?」
「押しかけて行ったら茶を出された。説教の後に祈られた……長生きしろってよ。責任を取れと」
「責任って」
「お前の……今後をだな……」
しどろもどろと言葉が途切れる。清一は大鬼のふさふさと豊かな髭を撫でて、続きを待つ。
「お、お前は、嫌になってねえか……俺様のこと」
いつになく自信のなくなったバルドの首に頭を擦り付けて僅かに距離を取り、向き直ると———清一はバルドの頬にキスをした。
「人を手篭めにした奴の言うことじゃないな」
「……どっちだ!ほ、本当に愛想尽かしてねえな!?」
「一緒にやっていくんだろ。ダメな時は言うからさ……一緒に、足並み合わせていこう」
青年から口を啄むように、伺うようなキスが繰り返される。ぼんやりとした幸福感が舌に久しい。息子ごと抱えてキスをされる。
「———バルドはちょっと抜けてる俺のほうが好みだった?」
「ぐ……今それ言うかぁ?」
どういう絡繰りなのかはわからないが、切り取られた記憶と連動して、当人の精神年齢も後退するらしい。伴って感覚も鈍磨していくけれど、その代償として魂はぬるま湯につけられたような安楽を享受することができる。馬鹿でいられた虜囚の時間はとかくふわふわと幸福感に満ちていた。捕虜にそこまで回りくどい術をかけた理由は未だ判然としない。清一の思うに、この男なりの懐柔法だったのではないだろうか。
「従順なほうが好み?努力してやってもいいけど」
「な、ばっ……!!この、糞!跳ねっ返りが!」
「変態くさいこと言わせて喜んでたな。パパとか、旦那様だっけ」
「ぐ、ぐ、……っ!!」
大鬼は牙をガチガチ言わせて言葉を探すが、その通りなので言い返すことができない。虚仮にされ慣れていないためか伸ばした手は迷子になって、陽色の鬣を掻き毟る。
そうだ、ブルーは昔こういう奴だった。骨抜きにした頃のあまえたが切実に懐かしい。
なおも青年は迫ってくる。面白がっていることを隠すには、あまりに雄弁な表情だ。
「お伺いを立ててくる機会ももう無いぞ。抱っこなんて強請らせて、楽しかったよな?そういう趣向が好みなんだろ?」
「てめえ~ッ……!!お前だって盛り上がってたろうが!」
「変態に合わせてやってただけだ」
このすれっからし具合はどうだ、バルドは目眩がする思いだった。出会った頃は軽口ひとつ言い返せない坊主だったくせに、バルドの煽りで完全に鍛えられてしまっていたらしい。
「ああ悪かった!悪かったって言ってんだろ!!詫びに何でも買ってやるからねちねち言うのを止めろ!!」
「言ったことない。謝らないの、バルドの良くないところだからな。……あと、氷雨への必要以上の資金援助も、もういいから」
「あぁ!?」
「みんなで話し合ったんだ。母さんの葬儀の後に」
義母の葬儀には、大勢の兄弟姉妹が参列した。リリスの幻視魔法で膨れた腹を隠した清一も、喜一に連れられて話し合いに加わることができた。散り散りになっていた青井家は全員が集い、お互いのその後について夜通し話し合ったのである。ヒーロー協会は清一に提示していた保険金の半分しか雪乃の口座に振り込んではいなかったが、家族全員で割っても数年食うに困らない額にはなった。それが雪乃の遺言でもあったから、各々が働き口のある大きな町に移住することになった。氷雨にいたところで先は見えないからだ。町人にとって孤児はいつまでも孤児だったし、嫌がらせを受けて金を強請られる弟妹さえいた。今となっては、成長した我が子を町の外へと送り出していた母の心情が理解できる。
「喜一な、役場辞めるんだって。別の兄弟と一緒に大きな市街に移るんだ」
あんたが苛めた弟だぞ。妻の声はいっとう冷えていた。バルドは怒りの起点を察して頬を引き攣らせる。
喜一はベッドに横たわったまま、清一に聞いてきた。
『兄貴は、あいつについてくの』
新緑の瞳に映るのは心配の色だった。頷く兄の手を、大きく成長した弟のそれが掴む。
『あいつのこと好き?』
『……嫌いじゃないよ。』
『殴られたりしてない?』
『それはない。あいつ、身内には優しいんだ』
清一が大事にしていたものは、青井の家族だけだった。ヒーローとして必要だった大義というものが、結局清一には無かったのだ。その宝物ごと大事にしてやると言われて簡単にこの鬼を好いてしまった。バルドは今まで一言だって———家族を思う清一の独りよがりを、馬鹿にしたりはしなかった。
膝の上で眠る子どもは可愛い。釈然としない顔で己を覗き込む強面なんて、言うまでもない。どこか清々しい気分だった。氷雨町に青井の家はなくなってしまったけれど、今度こそ兄弟全員が、自分の人生を歩き始めている。
「……手間をかけさせてごめん。もう大丈夫だから」
「別にかまやしねえよ。郷里がなくたって、お互い生きてりゃ会えるだろうしな」
「…………」
「なンだ」
「もう人間界には行かない。俺が行くと危険だ」
息を呑む音が、胸板の分厚い筋肉を伝って届いた。
オーガの鼓動が耳に響く。脈動が温かく、皮膚を伝う。
「子どもも、産まれたし。従順でもなくなっちゃったし……人間にしても魔族にしても半人前で、剣の相手も、満足にいかないと思う。そのうちバルドは別の奥さんが欲しくなるかもしれないけど」
ここにいていいだろうか。そう聞く前に大鬼の顔が降ってきた。やはり製鉄所の煤と共に、番いの匂いが肺を満たす。赤子ごと抱き込まれて、もう一度久しぶりのキスをした。
「フン……やりすぎだ。お前の要素も少しは入れろ」
「無茶言うなよな……」
膝の上で熟睡する仔オーガごと、大鬼はブルーを膝に抱えた。静かな夜だ。再建された邸内は整然と整えられ、薄い青を基調とした壁紙が貼り付けられていた。金地の家具は天井の四隅にのみ装飾として施されているが、その主張は控えめになっている。
———こうして二人で話すのは久しぶりだ。弾丸里帰りの後、魔界に戻されてすぐ陣痛がきて出産。その後は一ヶ月意識を失っていたというから感覚が時間に追いついてこない。
「家具の趣味、変わったのか」
何から切り出そうか悩んだ末、清一は改装された邸内について聞くことにした。
「……魔界の金鉱石は硬度が高い。ちびがそこかしこぶつかって泣くからな」
「……ふうん」
岩盤のような大鬼の胸に凭れて、ブルーは仔オーガと番いの鬣を交互に触る。結局寝間着に着替えたブルーは、努めて気にすることなどないふうに夫と我が子を観察する。
「怒ってんじゃねえのか」
低い声が少し不安げに聞こえて、それでブルーは可笑しくなってしまった。
「怒ってるよ。弟をいじめた」
「…………」
「一番はそれだな。あと、記憶をごっそり奪って俺を腑抜けにした。すごく独りよがりなことをたくさんされた……。それに、契約を全うできなかったって言ってたけど……その契約の記憶も、まだ返して貰ってない。俺が怒ったって、どうこうしてくれる気はないんだろ」
わざと意地悪な言い方をしてしまう。バルドは決まり悪そうに舌打ちをしたけれど、特に弁明はしなかった。金の瞳と目が合わない。
「……悪かったと思ってない?」
「それは違う。わ、わ……」
「悪いってわかっててやった?最悪だな」
バルドの顔色が悪くなっていく。渋面を通り越して皺つく表情に青年もため息をつき、その髭を指で巻いて引っ張る。
「……怒ってることも多いけど。感謝してることもいっぱいある」
「あ?」
「それで全部チャラにはならないけど……故郷に帰って、兄弟と話した。バルドの差配でやってもらったこと、たくさんあったのがわかったよ」
食料の支給から進学就職の援助に始まり、兄弟姉妹の生活に障りが出ない範囲での護衛まで、町を出た青井の縁者にも支援は行われていた。
「だからそれは、ありがとう。みんな病気もなくて元気だった」
バルドの喉が鳴る。ひび割れた胴間声が、少し間を置いて返された。
「…………お袋さんのことは……こっちの不手際のせいだ。警備が至らなかった……俺様が、不用意に……」
「…………。それは違う。バルド、俺のほうを見て」
———それはいずれ起きる事件だった。魔女がいなくても、鬱憤を晴らすために教会の孤児やシスターに当たる町人は何人かいて、小火は過去何回か起きていたそうだ。
「リリスさんが唆した魔族も倒してくれたって聞いたよ。だからそこだけは、バルドのせいじゃない」
向こうに行くのを許してくれてありがとうと、清一は礼を言いさえした。
「そんなわけねえだろ……くそ、責めてくれよ、葬儀代ぐれえ受け取ってくれ!」
「金を持ち出す方が感覚狂ってるぞ。お前がやったんじゃないだろ、迂闊だったにしてもそれは違う。……みんな同じ意見だったよ。俺たちの故郷は、ちょっとおかしかった」
だからみんな出て行った。喜一だけがシスターの生活を気にして残ったが、雪乃自身が皆に巣立ちを勧めていたそうだ。
バルドは唇を噛み締めて落ち着きなく貧乏ゆすりをしていたが、やがて大木のような腕を回して後ろから抱きついてきた。
「……変わった婆さんだった」
「……会ったの?」
「押しかけて行ったら茶を出された。説教の後に祈られた……長生きしろってよ。責任を取れと」
「責任って」
「お前の……今後をだな……」
しどろもどろと言葉が途切れる。清一は大鬼のふさふさと豊かな髭を撫でて、続きを待つ。
「お、お前は、嫌になってねえか……俺様のこと」
いつになく自信のなくなったバルドの首に頭を擦り付けて僅かに距離を取り、向き直ると———清一はバルドの頬にキスをした。
「人を手篭めにした奴の言うことじゃないな」
「……どっちだ!ほ、本当に愛想尽かしてねえな!?」
「一緒にやっていくんだろ。ダメな時は言うからさ……一緒に、足並み合わせていこう」
青年から口を啄むように、伺うようなキスが繰り返される。ぼんやりとした幸福感が舌に久しい。息子ごと抱えてキスをされる。
「———バルドはちょっと抜けてる俺のほうが好みだった?」
「ぐ……今それ言うかぁ?」
どういう絡繰りなのかはわからないが、切り取られた記憶と連動して、当人の精神年齢も後退するらしい。伴って感覚も鈍磨していくけれど、その代償として魂はぬるま湯につけられたような安楽を享受することができる。馬鹿でいられた虜囚の時間はとかくふわふわと幸福感に満ちていた。捕虜にそこまで回りくどい術をかけた理由は未だ判然としない。清一の思うに、この男なりの懐柔法だったのではないだろうか。
「従順なほうが好み?努力してやってもいいけど」
「な、ばっ……!!この、糞!跳ねっ返りが!」
「変態くさいこと言わせて喜んでたな。パパとか、旦那様だっけ」
「ぐ、ぐ、……っ!!」
大鬼は牙をガチガチ言わせて言葉を探すが、その通りなので言い返すことができない。虚仮にされ慣れていないためか伸ばした手は迷子になって、陽色の鬣を掻き毟る。
そうだ、ブルーは昔こういう奴だった。骨抜きにした頃のあまえたが切実に懐かしい。
なおも青年は迫ってくる。面白がっていることを隠すには、あまりに雄弁な表情だ。
「お伺いを立ててくる機会ももう無いぞ。抱っこなんて強請らせて、楽しかったよな?そういう趣向が好みなんだろ?」
「てめえ~ッ……!!お前だって盛り上がってたろうが!」
「変態に合わせてやってただけだ」
このすれっからし具合はどうだ、バルドは目眩がする思いだった。出会った頃は軽口ひとつ言い返せない坊主だったくせに、バルドの煽りで完全に鍛えられてしまっていたらしい。
「ああ悪かった!悪かったって言ってんだろ!!詫びに何でも買ってやるからねちねち言うのを止めろ!!」
「言ったことない。謝らないの、バルドの良くないところだからな。……あと、氷雨への必要以上の資金援助も、もういいから」
「あぁ!?」
「みんなで話し合ったんだ。母さんの葬儀の後に」
義母の葬儀には、大勢の兄弟姉妹が参列した。リリスの幻視魔法で膨れた腹を隠した清一も、喜一に連れられて話し合いに加わることができた。散り散りになっていた青井家は全員が集い、お互いのその後について夜通し話し合ったのである。ヒーロー協会は清一に提示していた保険金の半分しか雪乃の口座に振り込んではいなかったが、家族全員で割っても数年食うに困らない額にはなった。それが雪乃の遺言でもあったから、各々が働き口のある大きな町に移住することになった。氷雨にいたところで先は見えないからだ。町人にとって孤児はいつまでも孤児だったし、嫌がらせを受けて金を強請られる弟妹さえいた。今となっては、成長した我が子を町の外へと送り出していた母の心情が理解できる。
「喜一な、役場辞めるんだって。別の兄弟と一緒に大きな市街に移るんだ」
あんたが苛めた弟だぞ。妻の声はいっとう冷えていた。バルドは怒りの起点を察して頬を引き攣らせる。
喜一はベッドに横たわったまま、清一に聞いてきた。
『兄貴は、あいつについてくの』
新緑の瞳に映るのは心配の色だった。頷く兄の手を、大きく成長した弟のそれが掴む。
『あいつのこと好き?』
『……嫌いじゃないよ。』
『殴られたりしてない?』
『それはない。あいつ、身内には優しいんだ』
清一が大事にしていたものは、青井の家族だけだった。ヒーローとして必要だった大義というものが、結局清一には無かったのだ。その宝物ごと大事にしてやると言われて簡単にこの鬼を好いてしまった。バルドは今まで一言だって———家族を思う清一の独りよがりを、馬鹿にしたりはしなかった。
膝の上で眠る子どもは可愛い。釈然としない顔で己を覗き込む強面なんて、言うまでもない。どこか清々しい気分だった。氷雨町に青井の家はなくなってしまったけれど、今度こそ兄弟全員が、自分の人生を歩き始めている。
「……手間をかけさせてごめん。もう大丈夫だから」
「別にかまやしねえよ。郷里がなくたって、お互い生きてりゃ会えるだろうしな」
「…………」
「なンだ」
「もう人間界には行かない。俺が行くと危険だ」
息を呑む音が、胸板の分厚い筋肉を伝って届いた。
オーガの鼓動が耳に響く。脈動が温かく、皮膚を伝う。
「子どもも、産まれたし。従順でもなくなっちゃったし……人間にしても魔族にしても半人前で、剣の相手も、満足にいかないと思う。そのうちバルドは別の奥さんが欲しくなるかもしれないけど」
ここにいていいだろうか。そう聞く前に大鬼の顔が降ってきた。やはり製鉄所の煤と共に、番いの匂いが肺を満たす。赤子ごと抱き込まれて、もう一度久しぶりのキスをした。
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