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金継ぎの青 下:ブルー編
大鬼の閨
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『先生のお家にお泊まりに行ってきます!魔界の植物をお土産にするので、楽しみにしててください。だごん』
羊皮紙に描かれた拙い文字がなんとも愛らしい。名前の横には、家人の似顔絵が笑顔を咲かせている。火を噴いているのはバルドだろう。笑っていると、後ろから大鬼が覗き込んできた。
「俺様の息子にしちゃ出来が良すぎる。つまらん」
「下手くそな褒め方だな……」
そうは言っても、二度三度と手紙を盗み見ているのは調べが付いている。この父親のわかりづらい愛情表現をダゴン本人は愉快に思っているようなので問題は無かった。
「ダゴンが悪戯する度に褒めてるんだって?ヴォイドさんが泣いてたぞ。教育に悪いからちゃんと叱ってくれないか」
「あれは良かったな!ヴォイドの角は脱色できたか」
「まだ蛍光ピンクが残ってるよ。駄目な親父だなあ……」
肉食草を煮出した汁がヴォイドの双角に塗りたくられたあの悲劇は大変な騒ぎに発展した。旦那と息子を清一が説教する横で、沈痛な顔のヴォイドが脱色剤を経費で落としていたのを思い出す。
青年はバルドの酒瓶を取りあげて、自分の杯に注いだ。お互い明日は休日を取ってある。二人きりの酒盛りなどいつぶりだろうか。瓶を床に置いて、バルドの上半身に身を凭れる。赤鬼は連勤明けで酒臭かったが、そのぶん欲の匂いも嗅ぎ取りやすかった。膝立ちになって大鬼の角先に軽く歯を立てると、感覚が鋭い角を囓られて、バルドの顔がいやらしく歪んだ。
「随分可愛く誘えるようになったじゃねえか」
「ヤリたい匂い晒してるのは、そっちだろ……」
「そりゃ溜まってるからなァア……」
悪どい顔に下腹がぞくぞく疼き始め、清一は熱い吐息をこぼした。
腰に触れる手が熱い。すり、とかさついた指の腹がブルーの腹筋をなぞる。寝台にあぐらをかいたバルドの頭を正面から抱き込んで、かりかりと外巻きの大角に催促をした。唾液をたっぷり含んだ舌先で、根元である角と皮膚のあわいを扱きあげる。
れり、ちゅるる……っ♡
腹にかかるバルドの息が乱れたので、清一は得意げに笑った。
「これ、好きだろ……っ♡ひ、ンッ……!」
青年の挑発に鬼の瞳が邪悪に歪んだ。大鬼の太い指が腰から尻を滑ってあらぬ場所を探る。角を吸い上げる強弱に合わせて、後孔を抉る動きが激しくなっていく。
じゅる♡ちゅうっ♡つちゅ、かりっ♡がりぃっ♡♡♡!!
「ん、んぐ♡ふっ♡ぁう、~~~ッ♡♡♡!!!」
「グ、ゥ゛ウ゛……っ~~!!」
感じやすいブルーの身体は簡単に射精へと導かれた。入り口付近の弱点をぐりぐり捏ねられて、震える臍の下を意地悪く舐め上げられる。大鬼の息も獣の如く荒かった。角は、彼らにとって最も敏感な急所でもある。雄の匂いが更に激しくなった。
「紋の色が濃いぞ、はしたねえなぁ♡」
「ぅウ、……っ♡……最近旦那が、抱いてくれないから……ッ♡」
「イイぜぇブルー!!苛めて欲しいんだろ?最近構ってやれなかったからなあ!!」
「ぁ、ゆ、指……ッ♡♡♡!!ぁ、ぁっあっ♡あゥっ♡ひンッ♡ヒィッ♡!!!」
じゅぱじゅぱ♡と蕩けた後孔を好き勝手に指で解されてしまう。支えてもらえない不安定な姿勢のまま淫紋を親指で指圧され、太い指で尻の穴をほじられて、ブルーは必死にバルドの頭にしがみついた。馬鹿になった息子は意味を成さない射精を繰り返す。ごりごりと浅めのしこりを苛められて幾度目かの放埒を放った頃、青年は腰の抜けた身体でずるずると男の巨躯にしなだれかかった。
吐息は荒く湿気っている。後孔がくぱくぱ開閉して、バルドの指に吸い付いていた。下の着物を手早く剥がされ、肩を掴まれて寝台に縫い付けられる。荒っぽい仕草がわざとらしいのに酷く興奮を煽られた。片足の腿を担ぎ上げられて、疼く下腹を反射的に抑え込む。青年の腹に這う妊娠線を、一筋の汗が伝っていった。
「ひぃっ……♡ぁ、ぅぐ、……♡♡♡」
仰向けの姿勢で覆い被さられてしまう。身体の全てのパーツが青年のそれとは比べものにならないほど大きくて、その熱さに圧倒される。皮膚から滲む魔力を含んだ精気だけでも酩酊状態だ。
番いの濃厚な魔素に酔っていると、カチャカチャとベルトのバックルを外す音が聞こえた。……これから起こることを知っている青年の下腹に、期待混じりの震えが走る。
「……今日はいつから準備してた?」
「……っ♡、ぁ、ぁ、う……♡」
「ちびを送り出して、ギレオを帰らせて。風呂に入ったろう。石鹸の匂いさせてよ」
「ぃ、ぁア……ふぐッ♡……」
「寝室に酒まで用意して……ッ♡」
天を突く巨大な大鬼の肉棒が後孔のふちを小突きまわす。獅子にのし掛かられた仔犬のように、青年はたくし上げられた服を噛んで声を殺した。いかにも野卑な一物の亀頭が、今から犯すぞと伝えてくる。ふちをなぞるだけだった動きは、次第に亀頭で入り口を弄ぶそれに変化していく。ぞくぞくと甘くもどかしい快楽が背骨を伝って脳を壊す。涎で湿気った服の襟で呼吸を必死に噛み殺しながら、ブルーは貪られる被虐の快楽に溺れ始めた。気持ちいい。もっと深くまで、腹の奥から食い散らかして欲しかった。
産褥期を経て筋肉の薄くそげた身体が、溜まり血の朱に染まる。艶やかな黒髪と、苦しげに寄せられた眉が大鬼の食欲を大いにそそった。おもむろに衣服から口が離され、擦れた声を囁いた。もっと、そう読み取った次の瞬間には、鱗の浮き出たペニスが清一の腹を抉りこんでいた。
「ァアアァアアアアッ♡♡♡!!!ひ、ぁめ、ぁついぃッ♡♡♡!!ぁ、ァ……っ」
ばたばたと暴れる手足は、激しい抽挿の度に弱々しく震え、やがてシーツに沈んで痙攣を繰り返すだけになった。
「ぁ、あっ♡ひ♡ぁうっ♡ひぅう……っ♡♡♡!!」
どちゅんっ♡ずっ…♡!ずちゅ、ずちゅん♡ごりごりごり♡
雄膣を鞣す動きで躾けていく。ようやくへこんだ下腹を肉棒の形に盛り上げて、無心のうちにオーガは番いを堪能した。獣の唸り声が喉から漏れるたび、至近で跳ねる青年妻の矮躯が震えにさざめく。
(帰りたいと言うものだと、思っていたが)
果たしてバルドの手をとったこの妻は、身を擦り寄せて己を受け入れている。大鬼の狂喜が伝わったのか、薄い腹を飾る紋が色を濃く染める。激しいピストンは身体を徐々に押し上げて、俯せに逃げを打つ姿勢になればまた腕の中へ引きずり戻された。
「しゅご、ァア、ンぐっ♡ふ、ふぅう……ッ♡♡♡!!ヒィッ!ァアアッ♡」
擬似子宮は胎児と共に産み落とされてしまったが、サキュバス化した結腸奥はバルドにそぐう位置で肉の輪を開閉していた。最奥まで執拗に愛液を刮ぎ落とされ、規格外の快楽がブルーを襲う。肩口と胸板が擦れ合うほど低い位置で腰を振られる。全ての音が遠くなって、揺すぶられる視界は液状に蕩けていった。とてつもない快感の波が、すぐそこまで押し寄せる。
「ァ、ぁあ♡!!ぁつい、こわいぃ♡♡♡らめ、奥は、よわ……ッ♡♡♡」
「フッ、……ゥウウ゛……ッ!!」
「ぁあぁああああ♡♡♡きちゃ、きたぁっ♡ぁっァ♡ぁ、ぁ、……♡!!」
膨れあがった楔が肉の輪をくぐり抜け、最奥への入り口を押し広げながら征服の証を放った。体重をかけて全身で番いを押さえつける。有無を言わさぬ種付けが行われた。ねっとりと濃厚な精を注ぎ込まれて、結腸奥が熱に満たされていく。震えが走るごとに体重で押さえつけられながら、ブルーは恍惚と息をついた。
長い射精を終え、二人の間にいささかの距離ができた。もっと欲しがってもらいたくて、夫の首に手を伸ばす。この人に、骨の随まで捧げたい。髪一本から爪の先まで平らげてほしい。狂ってしまったのは清一も同じだ。
「……ン、もっと……♡すき……いっぱい、おくに……♡」
「ぁあ糞……腹が膨れたって止まらねえからな」
収まりきらない精液が、後孔から零れてもたついた輪郭を描く。すき、だいすきと子どものように囁きかける。夫が笑う。舌を絡めて、互いの弱点を擽った。泥濘を暴いて、肉を溶かし合う。
「どうして」という疑問は胸の内にまだ存在している。明かされていない経緯は多く残されていたが、ただ、清一は今それを自分で解き明かしたくなっていた。切り取られた記憶もいずれ取り戻す。そうすればこの男が自分に固執する理由もわかるだろう。
……大戦が過去のものになるまで、自分たちの生活が揺るがされないほど遠くなるまで。元ヒーローは許される限り大鬼の傍らに。
羊皮紙に描かれた拙い文字がなんとも愛らしい。名前の横には、家人の似顔絵が笑顔を咲かせている。火を噴いているのはバルドだろう。笑っていると、後ろから大鬼が覗き込んできた。
「俺様の息子にしちゃ出来が良すぎる。つまらん」
「下手くそな褒め方だな……」
そうは言っても、二度三度と手紙を盗み見ているのは調べが付いている。この父親のわかりづらい愛情表現をダゴン本人は愉快に思っているようなので問題は無かった。
「ダゴンが悪戯する度に褒めてるんだって?ヴォイドさんが泣いてたぞ。教育に悪いからちゃんと叱ってくれないか」
「あれは良かったな!ヴォイドの角は脱色できたか」
「まだ蛍光ピンクが残ってるよ。駄目な親父だなあ……」
肉食草を煮出した汁がヴォイドの双角に塗りたくられたあの悲劇は大変な騒ぎに発展した。旦那と息子を清一が説教する横で、沈痛な顔のヴォイドが脱色剤を経費で落としていたのを思い出す。
青年はバルドの酒瓶を取りあげて、自分の杯に注いだ。お互い明日は休日を取ってある。二人きりの酒盛りなどいつぶりだろうか。瓶を床に置いて、バルドの上半身に身を凭れる。赤鬼は連勤明けで酒臭かったが、そのぶん欲の匂いも嗅ぎ取りやすかった。膝立ちになって大鬼の角先に軽く歯を立てると、感覚が鋭い角を囓られて、バルドの顔がいやらしく歪んだ。
「随分可愛く誘えるようになったじゃねえか」
「ヤリたい匂い晒してるのは、そっちだろ……」
「そりゃ溜まってるからなァア……」
悪どい顔に下腹がぞくぞく疼き始め、清一は熱い吐息をこぼした。
腰に触れる手が熱い。すり、とかさついた指の腹がブルーの腹筋をなぞる。寝台にあぐらをかいたバルドの頭を正面から抱き込んで、かりかりと外巻きの大角に催促をした。唾液をたっぷり含んだ舌先で、根元である角と皮膚のあわいを扱きあげる。
れり、ちゅるる……っ♡
腹にかかるバルドの息が乱れたので、清一は得意げに笑った。
「これ、好きだろ……っ♡ひ、ンッ……!」
青年の挑発に鬼の瞳が邪悪に歪んだ。大鬼の太い指が腰から尻を滑ってあらぬ場所を探る。角を吸い上げる強弱に合わせて、後孔を抉る動きが激しくなっていく。
じゅる♡ちゅうっ♡つちゅ、かりっ♡がりぃっ♡♡♡!!
「ん、んぐ♡ふっ♡ぁう、~~~ッ♡♡♡!!!」
「グ、ゥ゛ウ゛……っ~~!!」
感じやすいブルーの身体は簡単に射精へと導かれた。入り口付近の弱点をぐりぐり捏ねられて、震える臍の下を意地悪く舐め上げられる。大鬼の息も獣の如く荒かった。角は、彼らにとって最も敏感な急所でもある。雄の匂いが更に激しくなった。
「紋の色が濃いぞ、はしたねえなぁ♡」
「ぅウ、……っ♡……最近旦那が、抱いてくれないから……ッ♡」
「イイぜぇブルー!!苛めて欲しいんだろ?最近構ってやれなかったからなあ!!」
「ぁ、ゆ、指……ッ♡♡♡!!ぁ、ぁっあっ♡あゥっ♡ひンッ♡ヒィッ♡!!!」
じゅぱじゅぱ♡と蕩けた後孔を好き勝手に指で解されてしまう。支えてもらえない不安定な姿勢のまま淫紋を親指で指圧され、太い指で尻の穴をほじられて、ブルーは必死にバルドの頭にしがみついた。馬鹿になった息子は意味を成さない射精を繰り返す。ごりごりと浅めのしこりを苛められて幾度目かの放埒を放った頃、青年は腰の抜けた身体でずるずると男の巨躯にしなだれかかった。
吐息は荒く湿気っている。後孔がくぱくぱ開閉して、バルドの指に吸い付いていた。下の着物を手早く剥がされ、肩を掴まれて寝台に縫い付けられる。荒っぽい仕草がわざとらしいのに酷く興奮を煽られた。片足の腿を担ぎ上げられて、疼く下腹を反射的に抑え込む。青年の腹に這う妊娠線を、一筋の汗が伝っていった。
「ひぃっ……♡ぁ、ぅぐ、……♡♡♡」
仰向けの姿勢で覆い被さられてしまう。身体の全てのパーツが青年のそれとは比べものにならないほど大きくて、その熱さに圧倒される。皮膚から滲む魔力を含んだ精気だけでも酩酊状態だ。
番いの濃厚な魔素に酔っていると、カチャカチャとベルトのバックルを外す音が聞こえた。……これから起こることを知っている青年の下腹に、期待混じりの震えが走る。
「……今日はいつから準備してた?」
「……っ♡、ぁ、ぁ、う……♡」
「ちびを送り出して、ギレオを帰らせて。風呂に入ったろう。石鹸の匂いさせてよ」
「ぃ、ぁア……ふぐッ♡……」
「寝室に酒まで用意して……ッ♡」
天を突く巨大な大鬼の肉棒が後孔のふちを小突きまわす。獅子にのし掛かられた仔犬のように、青年はたくし上げられた服を噛んで声を殺した。いかにも野卑な一物の亀頭が、今から犯すぞと伝えてくる。ふちをなぞるだけだった動きは、次第に亀頭で入り口を弄ぶそれに変化していく。ぞくぞくと甘くもどかしい快楽が背骨を伝って脳を壊す。涎で湿気った服の襟で呼吸を必死に噛み殺しながら、ブルーは貪られる被虐の快楽に溺れ始めた。気持ちいい。もっと深くまで、腹の奥から食い散らかして欲しかった。
産褥期を経て筋肉の薄くそげた身体が、溜まり血の朱に染まる。艶やかな黒髪と、苦しげに寄せられた眉が大鬼の食欲を大いにそそった。おもむろに衣服から口が離され、擦れた声を囁いた。もっと、そう読み取った次の瞬間には、鱗の浮き出たペニスが清一の腹を抉りこんでいた。
「ァアアァアアアアッ♡♡♡!!!ひ、ぁめ、ぁついぃッ♡♡♡!!ぁ、ァ……っ」
ばたばたと暴れる手足は、激しい抽挿の度に弱々しく震え、やがてシーツに沈んで痙攣を繰り返すだけになった。
「ぁ、あっ♡ひ♡ぁうっ♡ひぅう……っ♡♡♡!!」
どちゅんっ♡ずっ…♡!ずちゅ、ずちゅん♡ごりごりごり♡
雄膣を鞣す動きで躾けていく。ようやくへこんだ下腹を肉棒の形に盛り上げて、無心のうちにオーガは番いを堪能した。獣の唸り声が喉から漏れるたび、至近で跳ねる青年妻の矮躯が震えにさざめく。
(帰りたいと言うものだと、思っていたが)
果たしてバルドの手をとったこの妻は、身を擦り寄せて己を受け入れている。大鬼の狂喜が伝わったのか、薄い腹を飾る紋が色を濃く染める。激しいピストンは身体を徐々に押し上げて、俯せに逃げを打つ姿勢になればまた腕の中へ引きずり戻された。
「しゅご、ァア、ンぐっ♡ふ、ふぅう……ッ♡♡♡!!ヒィッ!ァアアッ♡」
擬似子宮は胎児と共に産み落とされてしまったが、サキュバス化した結腸奥はバルドにそぐう位置で肉の輪を開閉していた。最奥まで執拗に愛液を刮ぎ落とされ、規格外の快楽がブルーを襲う。肩口と胸板が擦れ合うほど低い位置で腰を振られる。全ての音が遠くなって、揺すぶられる視界は液状に蕩けていった。とてつもない快感の波が、すぐそこまで押し寄せる。
「ァ、ぁあ♡!!ぁつい、こわいぃ♡♡♡らめ、奥は、よわ……ッ♡♡♡」
「フッ、……ゥウウ゛……ッ!!」
「ぁあぁああああ♡♡♡きちゃ、きたぁっ♡ぁっァ♡ぁ、ぁ、……♡!!」
膨れあがった楔が肉の輪をくぐり抜け、最奥への入り口を押し広げながら征服の証を放った。体重をかけて全身で番いを押さえつける。有無を言わさぬ種付けが行われた。ねっとりと濃厚な精を注ぎ込まれて、結腸奥が熱に満たされていく。震えが走るごとに体重で押さえつけられながら、ブルーは恍惚と息をついた。
長い射精を終え、二人の間にいささかの距離ができた。もっと欲しがってもらいたくて、夫の首に手を伸ばす。この人に、骨の随まで捧げたい。髪一本から爪の先まで平らげてほしい。狂ってしまったのは清一も同じだ。
「……ン、もっと……♡すき……いっぱい、おくに……♡」
「ぁあ糞……腹が膨れたって止まらねえからな」
収まりきらない精液が、後孔から零れてもたついた輪郭を描く。すき、だいすきと子どものように囁きかける。夫が笑う。舌を絡めて、互いの弱点を擽った。泥濘を暴いて、肉を溶かし合う。
「どうして」という疑問は胸の内にまだ存在している。明かされていない経緯は多く残されていたが、ただ、清一は今それを自分で解き明かしたくなっていた。切り取られた記憶もいずれ取り戻す。そうすればこの男が自分に固執する理由もわかるだろう。
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