異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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??~復活編

第5話 冒険者ギルド『イルド』では

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私はこのイルドの冒険者ギルドのギルドマスターのドルックと申します。
現在、私は左遷の危機に陥っております。

・・・誰か助けて!!

事の始まりはグロンドロス帝国に強大な魔獣が現れてウチに所属していたAクラスの冒険者、『テティ=ペルディーダ』が戦い死んだという情報が入ったという物だったが、聞いた当初は私はあまり気にしていなかった。
Aクラスに上がったところで冒険者は冒険者でしかない。
危険を伴う仕事であるのは変わらない。
実力があっても死ぬ時は簡単に死ぬもんだと。
私はギルドから歩いて五分ほどの場所に自宅を持っている。近いのは出勤やら便利だが緊急の要件からも逃げられない。
その日も仕事を終わらせ、自宅に帰って酒を飲んでいるとギルドの職員が駆け込んできた。
要件はテティ=ペルディーダに関する物だった。
はっきり言って緊急性があるとは思えなかった。
明日にしてくれと言いたかったが職員の慌てようが尋常でなかった為にギルドに向かった。
ギルドに行くと私の机に大量の書類の山が形成されていた。
書類の1枚を見る。
そこに書かれていた物は『冒険者テティ=ペルディーダに関する記録』。その問い合わせの相手がドワーフ国カザドヒムだった。
ドワーフ国だけではなくその他の国からも情報開示を求める物が大量に来ていた。
冒険者記録だけではなく、今まで彼女が持ち込んで来た素材は手に入らないのか?彼女の代わりに誰が高難度のクエストをやるのか?何故あれほどの実力を持つ彼女がAランクの冒険者なのか?どう考えてもSクラス、もしくはそれ以上の実力だろう?彼女をSクラスに上げろと言う冒険者の嘆願書?もしかして私が何か不正をしているのではないか?何故死んだ人間のランクを上げる必要がある?
他にもあるがこれ等が主だった。
冒険者記録はまあ、良いだろう。書類作成は職員に押し付ければいい。
彼女の持ち込んで来た素材?そんな物他のAクラスの冒険者にやらせれば良いじゃないか?

「無理です」

こう答えたのは、我がギルドのサブマスターのクラリネットさんだ。はっきり言って彼女は仕事ができる。コネでギルドマスターになった私と違って。

「ペルディーダさんが持ち込む物はどれもが超が付く一級品です。その為にかなり深層に潜らなくてはなりません。Aクラスの冒険者でも実力不足かと」

「じゃあ、なんで彼女はAランクなんだ!」

「ギルドマスターである貴方が何故把握していないんですか?はあ、彼女は『素行不良』が目立ち過ぎですから」

まず、強制依頼を平気ですっぽかす。
最近あったのが数千匹のモンスターがイルドに接近した時、彼女に強制依頼をしたが、当日戦場には現れず、モンスターはなんとか撃退したがその日彼女は近くの酒場で半裸でワイン樽を抱き締め酔い潰れていた。

次に依頼人に平気で暴力をふるう。
最近あったのが高位貴族の指名依頼を受けたのだが、貴族が胸を触ってきたので、『キャメロクラッチ』?をくらわせ背骨、腰、喉を痛め慰謝料要求される。

次に、とある高位冒険者が新人イビりをしている現場に割り込む。その高位冒険者に『お前らが新人イビりをする資格はない・・・ひゃっはーしていいのはモヒカンかスキンヘッドだろうが!』とキレてボコって、その冒険者を全員をモヒカンかスキンヘッドに刈り上げる。
その冒険者は大人しくなるが、『なんで相応しい姿にしてやったのに、ひゃっはーしてないんだよ』と逆に絡まれボコられ泣かされる。

次に取引相場を守らない。
彼女は『マッスル価格』『マッスル割引』等、勝手に取引を繰り返していた。酷い時には筋肉触らせてくれたらタダでクエストを受けたり素材をタダで渡していた。

次に競馬場や競船場の賭博場に幼少の頃から通っていて、昔は賭けをするだけでなく選手として出場したり今では馬主として荒稼ぎをしていた。

「・・・いや、ダメだろコレ!」

「それを見逃しても我がギルドに莫大な利益をもたらしているんですよ。勿論ギルドマスターはご存知ですよね?彼女はギルドの利益の『7割』以上の貢献していた事に?」

はあ?

「最近持ち込まれた希少物・超希少物・新発見された物はその9割はペルディーダさんが持ち込んだ物です。それにギルド発売している品質の良いポーション類が格安で提供できるのはペルディーダさんがタダ同然の価格で提供してくれるからですよ。これからは適正価格で販売しないといけませんね」

「それは、凄まじいな」

「ああ、それと明日以降に直接ギルドにやってくる来客の方々の対応はお任せしますよ」

「なら君は書類の方をやってくれるのか?」

私の問いに彼女は首を傾げる。

「私は今日でギルドを辞めますよ?」

「はああああああああ!!」

彼女の爆弾発言に私は夜の町に響き渡るほどの大声を出してしまった。

「いやいや、困るよ君突然辞めるなんて!!」

「突然?3ヶ月前に辞表出しましたよね?その後ずるずると仕事を押し付けられて3ヶ月経っちゃいましたけど」

そういえばそうだった!
彼女は責任感が物凄いので、仕事を押し付け、辞めるに辞めれない状況にすれば辞表を出したのを取り消すかもと思ってそのままにしてた。

忘れてた!!

「なら、もう少し手伝ってくれても」

「私・・・今度、結婚するんです」

ええええええええええ!!

「だったら、そうだ!今時、共働きなんて珍しくないだろう?なんだったらお祝い金とか出しちゃうし、結婚なんていうと出費が多くて大変だろ」

「ご心配なく、彼が一生面倒をみるよって言ってくれましたから」

「いやあ、分かんないよ。今は良くても年月経てば」

「では、定時はとっくに過ぎているのでこれで失礼します」

彼女は私の話を一方的に終わらせ、挨拶すると早々と部屋を出て行った。

「くそっ!こうなったらテキトーにでっち上げて各所に出してやる!」

次の日、私が目を覚ますと・・・ギルドの門前に断頭台に設置されていた。

一体これは・・・誰の仕業だ?こんなイタズラを、

「やっと起きたな・・・貴様がギルドマスターで間違いないな?」

分からないのに断頭台に固定したんですか!!違ってたらどうするんですか!!

ん?ぶっふううううう!

ガガガガ、ガウリィ王子!何故ここに!!

しかも、顔が真っ赤に染まって血管が浮き出ている。相当お怒りのようだ。

「昨日!!!王宮に!!!こんなものが!!!届いたんだが!!!」

『テティ=ペルディーダの今までの功績は股を開き、淫乱な行為を褒美に男達にやらせていて、彼女の功績は偽りの物でした』

「こんな!!!物を!!!各国に!!!流して!!!おいて!!!この俺の嫁を!!!侮辱して!!!おいて!!!何があっただあああああ!!!」

「あれ?寝惚けてたのかな?ははは、ヤダなあ、冗談ですよ、ははは。(偽りの功績にすれば騒ぎが止むかと思ったが、これは失策だったな。しかも嫁だと!確かこいつは平民だったはず!間違ってますよ王子!)」

「よし、遺言は聞いた!死刑!!!!」

ダメだった!!!
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