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第9部 タイトル類型論
第9部 タイトル類型論
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1 作品名
テンプレとして批判の対象になりがちなのは、内容のみならずタイトルである。テンプレ批判者はタイトルを見ただけでも矛先を向ける。そこで、テンプレタイトルについて類型的分析を加える。
基本パターンは次の3つである。
パターンA:あらすじ型
作品全体又は序盤のおおざっぱなあらすじをタイトルにするもの。ネタバレしているようなタイトルも珍しくない。
パターンB:名詞型(体言型)
「〇〇な〇〇」「〇〇の〇〇」「〇〇と〇〇」というように、比較的短いタイトル付けをするもの。
パターンC:気持ち吐露型
作中のある時点での主人公の気持ちをタイトルにしているもの。
上記基本パターンの変形として次の2つのパターンが挙げられる。
パターンD:ストーリー類型明示型
パターンA(あらすじ型)の一種ではあるが、ストーリー類型(ストーリー類型論の項を参照)をタイトル中に意識的に盛り込み、各類型に興味のある読者が開きやすいようにしているもの。パターンA又はパターンBに多い。
パターンE:副題パターンA型
主題はパターンB又はパターンCだが、副題はパターンAないしパターンDであるもの。2時間ドラマのタイトルもこれに該当する。
なお、作品名は、書籍化に伴って変更されることもあり、また、初期に付けた作品名と内容が次第に乖離することもある。
2 各話タイトル
各話タイトルは、①端的な内容を表すもの、②話数の数字のみのもの、③話中の台詞の一つを抜き書きするもの、のいずれかであることが多い。
テンプレとして批判の対象になりがちなのは、内容のみならずタイトルである。テンプレ批判者はタイトルを見ただけでも矛先を向ける。そこで、テンプレタイトルについて類型的分析を加える。
基本パターンは次の3つである。
パターンA:あらすじ型
作品全体又は序盤のおおざっぱなあらすじをタイトルにするもの。ネタバレしているようなタイトルも珍しくない。
パターンB:名詞型(体言型)
「〇〇な〇〇」「〇〇の〇〇」「〇〇と〇〇」というように、比較的短いタイトル付けをするもの。
パターンC:気持ち吐露型
作中のある時点での主人公の気持ちをタイトルにしているもの。
上記基本パターンの変形として次の2つのパターンが挙げられる。
パターンD:ストーリー類型明示型
パターンA(あらすじ型)の一種ではあるが、ストーリー類型(ストーリー類型論の項を参照)をタイトル中に意識的に盛り込み、各類型に興味のある読者が開きやすいようにしているもの。パターンA又はパターンBに多い。
パターンE:副題パターンA型
主題はパターンB又はパターンCだが、副題はパターンAないしパターンDであるもの。2時間ドラマのタイトルもこれに該当する。
なお、作品名は、書籍化に伴って変更されることもあり、また、初期に付けた作品名と内容が次第に乖離することもある。
2 各話タイトル
各話タイトルは、①端的な内容を表すもの、②話数の数字のみのもの、③話中の台詞の一つを抜き書きするもの、のいずれかであることが多い。
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