冒険者ギルドのある世界 ～テンプレなろう小説の書き方～

第９部 タイトル類型論

１ テンプレ設定（２）

（２）登録
　登録手続は、通常、依頼に関する手続も行う受付で行う。
　通常は、登録料さえ支払えば登録できる。所持金がない場合は、後払いを認めるとする作品もある。
　住民票、戸籍、領主紹介状その他の本人確認書類や狩猟業免許その他の免許証の提出は求められない。
　作品によっては、役所の住民課に相当するかのような設定がされ、住民全員が登録していることもある。

登録するメリット
メンバー特典：入城税がかからない、解体料金・指定武具店購入金額・指定宿泊施設利用料が割り引きになる、買取金額が割増になる。
身分証明書が発行される
設定によっては冒険者ギルドが銀行業務を行っており、各支部で引出しができる。

登録するデメリット
低ランク冒険者は舐められる。
高ランク冒険者には、なぜか義務が課されるという設定がなされる。⇔それが嫌ならばどんなに最強でも昇級を断りB級等に止まったり離脱する者も出てくるのでは？

※重要なのは、冒険者登録をしなくても武器携行・狩猟・採集・素材売却等を禁止されないという点（名称独占資格でも、強制加入団体でもない）。これが禁止されない以上、デメリットとメリットを比較して前者が上回ると考える者は登録せずにフリーで冒険者活動を行うことを選ぶことが考えられる。
※入城税がかからなくなる理由は何か？冒険者ギルドの売上に法人税がかかっているのか？買取金額から天引きされるのか？課税されないなら誰でも登録するのでは？