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第一章
1-158 四人と一緒に素材探しと食料調達へ 3
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私達は再度話し合って森の中腹の入り口で二手に分かれて行動することにした。
私とブルーム兄さんが素材探しへ。
ラース兄さん、ローダン、フレアとあの四人で食材調達へ。
私とブルーム兄さんはラース兄さん達の姿がなくなるまで見送ってから目的地へとハイペースで歩みを進めた。
あの四人に合わせるため私達はかなりゆっくり進んできたが!今からは私とブルーム兄さんのみ。
気にする相手は他にいないため問答無用で進んでいった。
攻撃するものは全て返り討ちにして倒した魔物や動植物は全て魔法鞄の中へ。
後で冒険者ギルドへ持っていってお金に変えたりするためだ。
あの四人がいないと自分達のペースで進めるので気づいたらあっという間に目的地へと着いていたのだった。
"よし!いくか?"
"もちろんよ。あのおじさん元気かなぁ~?"
私とブルーム兄さんは笑顔で目的の洞窟へと向かった。
洞窟の中は真っ暗。
人間だったら明かりがないと一歩も進めないぐらい暗黒の世界だ。
しかし、私達はドラゴン族。
ドラゴン族は意外に夜目が効くため真っ暗でも昼間と変わらずはっきりと物が見えるのだ。
だから灯りとかは特に必要としないのだ。
ただ、灯りがあると綺麗だから使っているだけなのだ。
"しっかしあいかわらずここにはなんもいないなぁー。"
"あのおじさん、ああ見えて潔癖症よね。"
"誰が潔癖症だ。ワシの邪魔をするから消しているだけだ。"
私とブルーム兄さんが話していると別の声が会話に挟まって来た。
上を見上げると...この洞窟の主。
暗黒龍と人間に恐れられているドラゴンが私とブルーム兄さんを見下ろしていたのだった。
"よっ!おっさん!元気か?!"
"相変わらず人間臭いのう...。"
"おじさん、お邪魔するね。ちょっと探し物があるだけといい?"
"...はぁー。ダメといっても無駄なんだろう。好きにしろ。"
そういうと彼はねぐらへと戻っていった。
私とブルーム兄さんはおじさんを見送ってからキリル姐さんが描いてくれた素材の絵を見ながら洞窟内を探索した。
この洞窟は素材の宝庫で、オリハルコン、金やダイヤモンドなんかも豊富な上に、空気や水が綺麗なため珍しい植物や苔やキノコ類も多いのだった。
それを知っているのは私達家族だけっていうのがまたすごい事なんだろうけどね。
ドラゴン族は鉱石類にはいっさい興味がないため、周りにピカピカ光る石ころがあろうが見向きもしないのだ。
人間からしたら一財産どころか一生遊んで暮らせるだけの物がこの洞窟内には豊富にあるのだった。
それもこれも、この洞窟でこのおじさんが住んでいるからこそなんだろうけどね。
そんな事を考えながらも私とブルーム兄さんは目的のものをひたすら探していくのだった。
私とブルーム兄さんが素材探しへ。
ラース兄さん、ローダン、フレアとあの四人で食材調達へ。
私とブルーム兄さんはラース兄さん達の姿がなくなるまで見送ってから目的地へとハイペースで歩みを進めた。
あの四人に合わせるため私達はかなりゆっくり進んできたが!今からは私とブルーム兄さんのみ。
気にする相手は他にいないため問答無用で進んでいった。
攻撃するものは全て返り討ちにして倒した魔物や動植物は全て魔法鞄の中へ。
後で冒険者ギルドへ持っていってお金に変えたりするためだ。
あの四人がいないと自分達のペースで進めるので気づいたらあっという間に目的地へと着いていたのだった。
"よし!いくか?"
"もちろんよ。あのおじさん元気かなぁ~?"
私とブルーム兄さんは笑顔で目的の洞窟へと向かった。
洞窟の中は真っ暗。
人間だったら明かりがないと一歩も進めないぐらい暗黒の世界だ。
しかし、私達はドラゴン族。
ドラゴン族は意外に夜目が効くため真っ暗でも昼間と変わらずはっきりと物が見えるのだ。
だから灯りとかは特に必要としないのだ。
ただ、灯りがあると綺麗だから使っているだけなのだ。
"しっかしあいかわらずここにはなんもいないなぁー。"
"あのおじさん、ああ見えて潔癖症よね。"
"誰が潔癖症だ。ワシの邪魔をするから消しているだけだ。"
私とブルーム兄さんが話していると別の声が会話に挟まって来た。
上を見上げると...この洞窟の主。
暗黒龍と人間に恐れられているドラゴンが私とブルーム兄さんを見下ろしていたのだった。
"よっ!おっさん!元気か?!"
"相変わらず人間臭いのう...。"
"おじさん、お邪魔するね。ちょっと探し物があるだけといい?"
"...はぁー。ダメといっても無駄なんだろう。好きにしろ。"
そういうと彼はねぐらへと戻っていった。
私とブルーム兄さんはおじさんを見送ってからキリル姐さんが描いてくれた素材の絵を見ながら洞窟内を探索した。
この洞窟は素材の宝庫で、オリハルコン、金やダイヤモンドなんかも豊富な上に、空気や水が綺麗なため珍しい植物や苔やキノコ類も多いのだった。
それを知っているのは私達家族だけっていうのがまたすごい事なんだろうけどね。
ドラゴン族は鉱石類にはいっさい興味がないため、周りにピカピカ光る石ころがあろうが見向きもしないのだ。
人間からしたら一財産どころか一生遊んで暮らせるだけの物がこの洞窟内には豊富にあるのだった。
それもこれも、この洞窟でこのおじさんが住んでいるからこそなんだろうけどね。
そんな事を考えながらも私とブルーム兄さんは目的のものをひたすら探していくのだった。
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